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ラメルノエリキサ
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ラメルノエリキサの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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痛快です 姉のキャラが好きです 200ページもなく軽く読めるので読者が苦手な人にもお勧め。クスりと笑えるシーンもあると思います 我慢が美徳とされる現代 この作品の主人公の生き方はとても新鮮で面白く大事にしないといけない気持ちだと思いました、またいつか読み返したい | ||||
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主人公は、やられたらやり返すことを信条とする女の子です。自分が傷つけられたら、傷つけ返さないとすっきりしません。相手に食らいついて復讐する様子は、悪く言えば「陰険」とも言えてしまいそう。 でも、主人公のことは憎めないし、嫌いにもなれませんでした。だって、年相応に向こう見ずで、不安定で、純粋で、真剣で、好きな人たちと自分自身とに誠実であろうとして頑張っているんだもの。 お話としては少し強引なところもありますが、読み終わって、「このお話、気に入っちゃったなあ」という気持ちです。 薄めの文庫本でサクサク読めるので、女子高生(の心を持つひと)に読んでもらいたいな、と思います。 | ||||
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(若干ネタバレ) 事件の顛末は単純かもしれませんが いまだかつて読んだことがないような 徹底的な復習心に燃える主人公というのが面白かった 受けた傷(心身問わず)は仕返ししないと次に進めない主人公が一歩たりとて休まず邁進する姿に痛快さを感じます だからといって、中二病のような流れかと思えば 意外と乙女な理論だったり、肝心な時に普通のリアクションだたっり 書き方が上手いです 立て板に水の流れで本当に面白かった 個人的には ラストがサイコな展開で実は◯◯◯◯がそこでハンドルを切って・・・ てなるとホラーになる一歩寸前なところがもやもやどころか非常に楽しいところでした | ||||
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私はめっちゃ気に入りました。 面白い。 何がいいって、主人公もだが、 個人的にはラストスパートにかかっていくにつれて姉がよかった。 犯人もほどよくナルホドな人物。 ひさびさにワクワク楽しみながら 時にはニヤリとさせられながら 爽快感を感じるまでの作品と出会った。 | ||||
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キャラに癖があってとても面白かった。 荒木先生の描くジョジョの女版の様な感じ。 古本屋で見かけてびびびっと来た感覚は 間違ってなかった。笑 女子高生が夜道に通り魔に刺されて 犯人が逃げていく際に放った言葉 「お前絶対ぶっ殺すからな!」ですよ。 そんで警察より先に本当に犯人を見つけるのです。 おすすめです。 | ||||
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青春系小説が好きで最近特に色々読み漁ってますが、この作品の良さはその超個性的な性格のクッソ悪い女子高生の主人公「りなちゃん」にあるんじゃないですかね。今まで読んできた作品の中にも主人公としては、まずいないタイプであろう破天荒キャラクターなので、同じ年代向けの青春ノベルに飽いている人には、いい刺激があるかも。 この作品のリスクとしては、逆にこのすっきりするくらい下種の極みのヒロインに嫌悪感を覚じた場合、駄作として評価されるかもしれません。 あと、黒幕の犯行に対する動機とか、動き方とか、それに対する事件解決後の主人公の処理とか、説明として色々雑な部分も多いのですが、主人公のキャラクターがインパクトありすぎてレビュー書こうという時まで気にならなかったです^^; 私個人的にはこういう勢いで読ませる作品はホント好きです。 | ||||
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この意志を貫徹する主人公がとても清々しいです。 客観的な倫理など介在しません。 どこまでも主観的な感情に基づいて行動します。 彼女にとって復讐は、損害を被ってマイナスになった自分をゼロ地点に戻す行為です。 プラスに持っていくほどやり過ぎる事はありません。 周囲がやり過ぎと受け取る場合でも、周囲の反応など全く重要ではありません。 自身が「すっきり」するかどうかが最重要なのです。 通り魔に対して「お前絶対ぶっ殺すからな!」と叫ぶ表紙の女の子にビビッと来たなら、試しにページをめくってみて下さい。 軽快で痛快で爽快な物語がそこにあります。 私個人としては、「復讐」に対してひとつの「解」を提示してもらったような感慨深い気持ちになりました。 そして渡辺優という今後の活躍が楽しみな作家さんにも出逢えました。 とても大切で大好きな作品です。 | ||||
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登場人物の性格が軒並み悪く、特に主人公に至ってはあまりにも自己中心的で独善的なためキャラクターを好きになることが全くできませんでした。最初の数ぺージで主人公のキツすぎる性格が出ていますが、試し読みなどでその部分が合わないな、と思ったら方は読まないほうがいいと思います。 タイトルの「ラメルノエリキサ」の意味もそもそも主人公の聞き漏らしがあったり、そんな風に呼ばないだろ、と思う部分があり読者の推理は完全に置いてきぼりになっています。犯人の推理もパッとせず爽快感もありません。 登場人物の性格に辟易しながらも読みきりましたが、これが新人賞受賞作とはとても思えないような内容でした。正直買って後悔しています。 | ||||
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ラメルノエリキサ? 意味のわからないタイトルに興味を持ち購入。 復讐とは他の人のためではなく、あくまで自分がスッキリするためにするものだ。というなかなか尖っている女子高生のりなは、とある夜道、突然後ろから刃物で背中を刺される。 そのときに犯人が言った言葉が「ラメルノエリキサのためなんです!」……うん、意味がわからない笑 とにかく、復讐をしないと気が済まないりなはその言葉を手掛かりに犯人を探すというのが主なストーリー。 ミステリーのようにも思うのだが、わたしはあまりそういう読み方はしなかった。というか途中で「コイツ犯人じゃね?」と、わかってしまったからだ。 この小説の面白いところは、彼女の生い立ちや、全てが完璧な母親に対するコンプレックス(劣等感など)など、彼女の考え方の根元となったできごとを掘り下げていくところにあると思う。 彼女の二面性の怖さが読み進めるときの疾走感となって止まらなくなる。このぶっ飛んだキャラクター性はおそらく誰もが少しは心のなかに持っているものであり、彼女はそれを倫理観など一切無視して病的なまでに表に出すので「ホントにヤベェ奴だ!」と何度も思った。 りなに比べ、ちゃんとした倫理観を持っている姉なども重要な役として登場するのだが、彼女の真意を知ったときにやはり彼女らは姉妹であると納得せざるを得なかった。 最初から最後まで面白い小説ではあったのだが、わたしは終わり方に少し不満がのこる形となってしまったので☆4にさせてもらった。 もちろん、これがベストな終わり方だという日ともいるだろうが、意見が別れそうな終わり方であるのは違いない。 | ||||
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すごくすごく面白かったです! レビューを書いたのは 初めて! | ||||
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復讐することにかけて情熱を燃やす主人公が、大変魅力的な作品です。謎めいたタイトルにきちんと落ちをつけているあたりも素敵だと感じました。ここ数年の新人の作品では最も好きな部類に入ります。今後も楽しみな作家です。 | ||||
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主人公の衝動的な行動に共感出来たこと、自我と重ね合わせながら読むことが出来た。 主人公が犯人の情報収集し追い詰めるまでの執念深さが感動した。 最後お姉ちゃんが妹を守るため、死体遺棄しようとしていてこれも衝動的で短絡的で好きな人物。 | ||||
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とりあえず良かったのは読みやすかったこと。 はっきり言って内容が薄いですが、変にそれをカバーするような感じがなかったからだと思います。 ミステリーの要素を、主人公のガキっぽいところが危なっかしく引き立てています。 主人公のりなちゃんの好き嫌いは分かれると思いますが、好きになれば、ライトな読み口とスリルを存分に楽しめる作品です。 | ||||
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本書は復讐がテーマになっているようだ。何故、ようだ、かと言えばパラパラと部分的にしか読む気が起こらなかったから全てを把握していない。 さて、個人的な評価は、良く言えば文体は柔らかく、センテンスも短くて読みやすい。悪く言えば、稚拙、と言うのが印象だ。ラノベは読まないが、そういう部類の完成度では無いかと想像する。つまり、子供向けだと感じた。例えば、クソガキ、という表現が散見されるが、これだけで著者への知性に、信頼も共感も失せて気持ちが萎えてしまった。 挙句に結末は、うん。すっきりした。という完結では内容への好奇心などまともな成人には起こらない。要するに、この本は作品として作り込んだものでは無く、子供の暴言と妄想で織り成した自身が身置く環境への足掻きのゴミ溜め、だと言えば恐らく全てを語れる様な気がしたので読むのを止めた。 | ||||
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なんていうか これが新人賞? 人生経験が求められない 新人賞として定着しそう。 うすっぺらな子供たちの書いた文章が評価される新人賞なのか。 読みやすさは必要だろうけれど、 漫画本と同じ編集部なのか。んなわけないか。 なんでこれをこの作家が書くのか分からない小説が多過ぎる。 多勢に習って平凡にこそ頷くサラリーマン編集員の排泄物 | ||||
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「復讐癖」を自認する主人公が、ある日夜道で自身に切り傷を追わせた犯人を追いかけながら、母親や姉に対するアンビバレンツな感情に向き合っていくお話。 「理不尽な暴力を受けて、右腰には傷が残った。いろいろな不便を強いられたし、夜道で音楽を聴くときには不安を覚えるようになった。とても不快で、許せない。傷は消せないし、時間は戻せない。でも、こんな風に害された状態のまま生きていったら、私は歪んでしまう。歪んでしまった私を、私は愛せるだろうか。自分自身にすら愛されなくなるなんて、耐えられない。私はすっきりする必要がある。」(155ペ) ──というわけで、主人公の「私」は護身用のスタンガンと犯人が落としたバタフライナイフを鞄に潜ませ、容疑者宅に乗り込んでいくわけです。 その「復讐」は文字通り概念的には前近代におけるそれで、焦点が氏族や家族でなくて個人だという違いはあるにしても、目指されるものは物理的・経済的・社会的といった明確な区別のない「ある損なわれた状態」に対する回復としての「復讐」。ある害悪に対する、ひたすらにプライベートな(非・公的な)、防衛・賠償措置です。 そして「復讐」は当然個別の事案に対してのものなのですが、そのような「復讐」を条件反射的に企てる「復讐癖」は主人公の置かれた(置かれていると認識している)状況に対する反応、不断の「復讐」過程として描写されます。 「私はいつか、ママの愛する「ママの娘」という像の前に立ちはだかりたい。これが復讐欲求なのか、ユングさんの言う精神的母殺しなのか、ただのいじわるなのかはわからない。けれどとにかく、これまで完璧なママの完璧な娘だと信じて愛を注いできた対象が、復讐癖と腐った根性と肥大した自己愛を持ち合わせた、この私だったと教えてあげたい。ママの作る完璧な家族をぶち壊したい。そのときのママの顔が見たい。」(119ペ) つまり、主人公が真に対峙しているのは近代的な刑事罰概念などではなく、「完璧なママ」や「ママにそっくりの姉」が体現する近代的な「母性」や家族観──主人公が心からの安らぎを得られない原因のすべて。 こうした、半ば以上に自覚的で、何層にも偽装を施された本音の裏側で、いつもモヤモヤとした感覚のなかで葛藤する主人公、その主人公の視点で語られる事件の顛末、そのいずれにも重たさはなく抵抗なく読める内容。面白かったです。 | ||||
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主人公の一人称小説で、爽快なイラっと感で読み進めました。このクソガキ、半殺しにしてやりたい。最後に酷い目に合わないかな。そう思って読み進めました。たまに誰が何を言ってるか分からない台詞運びがあり、戻って読み返しましたが、読んでて疲れない作風でした。まあ、感動はないかな。普通にエンタメ、ライトな青春ミステリ。面白かったです。オチは、憎たらしい主人公が可愛く見えたので、良いんじゃないでしょうか。ちょっとした暇つぶしに、スナック菓子みたいにペロッと食べられる。そんな良い作品でした。 | ||||
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本文を読める書店にて冒頭を確認。肌に合いそうなので購入しました。復讐に固執する主人公は異常に思えますが、やられたら同じ報いを味わわせたいという気持ちは大なり小なり誰にでもあるので不快ではありません。が、あまりにも自己中心だし一貫性がありません。母親のことを「完璧なママ」「絶対的なヒロイン」と崇拝しつつ、通り魔に襲われ病院に運ばれた自分を心配した母親が額に手を乗せた瞬間、「手をどけろ、クソババア」と心の中で嫌悪します。普通、この設定の場合、嬉しい、もしくは安堵するんじゃないの? と困惑。母親は美しい。それに対して父親似の自分は美しさに欠ける。だから日常的に父親をいじめる。帯に印刷されていますが、作家の宮部みゆきさんはこの主人公のファンになったそうです。冷静に考えてください。いじめ問題の深刻化が叫ばれている現代で、「母親の美貌が遺伝しなかったから腹いせに父親をいじめる」「人形の髪を姉に切られたから、姉の人形の四肢を切断する」これが主人公の個性なんですか? 十代の娘が父親を嫌悪し邪魔者扱いするのはよくあること。でも「避ける」「嫌がる」ではなく「いじめ」ですよ。かたやCMを使ってまでいじめは駄目だと呼びかけ、文壇の世界ではいじめるという行為が気軽に個性付けとして扱われる。そしてそんな主人公を面白いと読者は歓迎する。いじめなんて減少するわけないよね。表面上は悪いことだと言いながら、心の底ではこの突き抜けた性格が最高と思っている人が多いんでしょうから。少なくとも小説すばるの新人賞を受賞している以上、玄人の支持を得ているわけです。 読書がもたらす影響をなめていませんか? 作者は現代の読者層にうける、と思ったから「りな」という主人公を設定したのでしょう。そして作者の予想通り多くの読者が違和感なく受け入れているのだとしたら、とても怖いことだと思います。三人称の脇役なら私もここまで気にしませんでした。でも一人称の主人公ですよ。読者は無意識のうちに主人公との共通点を探すものです。共感することで作品に没頭しようとするからです。冒頭の「復讐」という考えには共感できましたが、それ以降は駄目でした。もう少し読み進めてから判断すればよかったと後悔しています。主人公の心中は読んでいて胸糞悪いです。 追記:誤ってKindle版に投稿してしまいましたが、実際には単行本での購入です。削除しての再投稿が可能か分からないのでこのままにしておきます。申し訳ありませんでした。 | ||||
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これは凄い新人が出て来たもんだ。最初に読んだ編集者に嫉妬するほどの出来映え。まだ年が明けたばかりだが、今年 NO.1の収穫じゃなかろうか。ネタバレになるので詳しく書けないが、とにかく主人公(+意外な人物)の魅力がハンパない。こんな女子高生がいたらやだなと思わせた時点で作者の勝ち。同じ主人公の続編はもとより、違うテーマの作品もどんどん世に送り出して欲しい。それにしても出て来る男どもの情けなさはいったい... | ||||
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この作品が小説すばる新人賞の受賞作ということに、驚いた。 文章は軽く、復讐魔の主人公というのもキャラクターとして立っている。 だが、小説すばる新人賞の受賞作としては、文章もストーリーも品がなく期待外れという印象を持たずにはいられない。 五十歩くらい譲って、地の文の一人称は主人公のキャラクターだから、と言えないことはない。 でもこの作者の本来の文章力はどの程度なのだろう。 ライトノベルの賞を取った作品のように感じた。 | ||||
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