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ラメルノエリキサ
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ラメルノエリキサの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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登場人物の性格が軒並み悪く、特に主人公に至ってはあまりにも自己中心的で独善的なためキャラクターを好きになることが全くできませんでした。最初の数ぺージで主人公のキツすぎる性格が出ていますが、試し読みなどでその部分が合わないな、と思ったら方は読まないほうがいいと思います。 タイトルの「ラメルノエリキサ」の意味もそもそも主人公の聞き漏らしがあったり、そんな風に呼ばないだろ、と思う部分があり読者の推理は完全に置いてきぼりになっています。犯人の推理もパッとせず爽快感もありません。 登場人物の性格に辟易しながらも読みきりましたが、これが新人賞受賞作とはとても思えないような内容でした。正直買って後悔しています。 | ||||
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本書は復讐がテーマになっているようだ。何故、ようだ、かと言えばパラパラと部分的にしか読む気が起こらなかったから全てを把握していない。 さて、個人的な評価は、良く言えば文体は柔らかく、センテンスも短くて読みやすい。悪く言えば、稚拙、と言うのが印象だ。ラノベは読まないが、そういう部類の完成度では無いかと想像する。つまり、子供向けだと感じた。例えば、クソガキ、という表現が散見されるが、これだけで著者への知性に、信頼も共感も失せて気持ちが萎えてしまった。 挙句に結末は、うん。すっきりした。という完結では内容への好奇心などまともな成人には起こらない。要するに、この本は作品として作り込んだものでは無く、子供の暴言と妄想で織り成した自身が身置く環境への足掻きのゴミ溜め、だと言えば恐らく全てを語れる様な気がしたので読むのを止めた。 | ||||
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なんていうか これが新人賞? 人生経験が求められない 新人賞として定着しそう。 うすっぺらな子供たちの書いた文章が評価される新人賞なのか。 読みやすさは必要だろうけれど、 漫画本と同じ編集部なのか。んなわけないか。 なんでこれをこの作家が書くのか分からない小説が多過ぎる。 多勢に習って平凡にこそ頷くサラリーマン編集員の排泄物 | ||||
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本文を読める書店にて冒頭を確認。肌に合いそうなので購入しました。復讐に固執する主人公は異常に思えますが、やられたら同じ報いを味わわせたいという気持ちは大なり小なり誰にでもあるので不快ではありません。が、あまりにも自己中心だし一貫性がありません。母親のことを「完璧なママ」「絶対的なヒロイン」と崇拝しつつ、通り魔に襲われ病院に運ばれた自分を心配した母親が額に手を乗せた瞬間、「手をどけろ、クソババア」と心の中で嫌悪します。普通、この設定の場合、嬉しい、もしくは安堵するんじゃないの? と困惑。母親は美しい。それに対して父親似の自分は美しさに欠ける。だから日常的に父親をいじめる。帯に印刷されていますが、作家の宮部みゆきさんはこの主人公のファンになったそうです。冷静に考えてください。いじめ問題の深刻化が叫ばれている現代で、「母親の美貌が遺伝しなかったから腹いせに父親をいじめる」「人形の髪を姉に切られたから、姉の人形の四肢を切断する」これが主人公の個性なんですか? 十代の娘が父親を嫌悪し邪魔者扱いするのはよくあること。でも「避ける」「嫌がる」ではなく「いじめ」ですよ。かたやCMを使ってまでいじめは駄目だと呼びかけ、文壇の世界ではいじめるという行為が気軽に個性付けとして扱われる。そしてそんな主人公を面白いと読者は歓迎する。いじめなんて減少するわけないよね。表面上は悪いことだと言いながら、心の底ではこの突き抜けた性格が最高と思っている人が多いんでしょうから。少なくとも小説すばるの新人賞を受賞している以上、玄人の支持を得ているわけです。 読書がもたらす影響をなめていませんか? 作者は現代の読者層にうける、と思ったから「りな」という主人公を設定したのでしょう。そして作者の予想通り多くの読者が違和感なく受け入れているのだとしたら、とても怖いことだと思います。三人称の脇役なら私もここまで気にしませんでした。でも一人称の主人公ですよ。読者は無意識のうちに主人公との共通点を探すものです。共感することで作品に没頭しようとするからです。冒頭の「復讐」という考えには共感できましたが、それ以降は駄目でした。もう少し読み進めてから判断すればよかったと後悔しています。主人公の心中は読んでいて胸糞悪いです。 追記:誤ってKindle版に投稿してしまいましたが、実際には単行本での購入です。削除しての再投稿が可能か分からないのでこのままにしておきます。申し訳ありませんでした。 | ||||
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この作品が小説すばる新人賞の受賞作ということに、驚いた。 文章は軽く、復讐魔の主人公というのもキャラクターとして立っている。 だが、小説すばる新人賞の受賞作としては、文章もストーリーも品がなく期待外れという印象を持たずにはいられない。 五十歩くらい譲って、地の文の一人称は主人公のキャラクターだから、と言えないことはない。 でもこの作者の本来の文章力はどの程度なのだろう。 ライトノベルの賞を取った作品のように感じた。 | ||||
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「復讐」を信条とする女子高生の主人公に、共感できるかどうかが評価の分かれ目だろう。 只残念なことに、異常な精神性を抱える主人公の背景の説得力ある説明が乏しく、消化不良感が非常に強い。 「復讐」の一例として、六歳の時に同年代の子を階段から突き落として大怪我を負わせるという行動があるが、 主人公は円満な家庭に育っており、幼児期のトラウマを抱えるような出来事は起きていない。 先天性のサイコパスの疑いも、「復讐」へのこだわり以外は普通の女子高生らしい心情を見せているので否定できそうだ。 結局、明らかな犯罪レベルまで含む「復讐」へのこだわりの理由が分からないままである。 また度々そのような行動を取り続けてきた主人公が、普通の社会生活を送り続けてきたことも 不自然で、どこかで適切な施設に入ったりするのが現実的だ。 リアリティを脇に置くならいっそ少年マンガのように、カッコ良い決めゼリフと共に社会の悪を裁く、 といった展開に持っていく方が救いがあるが、致命的なことに肝心の「復讐」に関しても見せ場が存在しない。 物語の主軸となる連続通り魔事件の結末には興奮もリアリティもなく、「復讐」という設定が肝心な場面で機能していない。 あらゆる面で中途半端になってしまっているのが惜しい作品。 | ||||
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