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午後二時の証言者たち



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【この小説が収録されている参考書籍】
午後二時の証言者たち
午後二時の証言者たち (幻冬舎文庫)

午後二時の証言者たちの評価: 4.00/5点 レビュー 12件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(5pt)

慟哭のミステリー

子供を愛する全ての母親には辛いストーリーです
母娘の幸せな描写が悲劇を一層際立たせて
涙無しでは読めない、心を裂かれるような作品です
天野さんの文体は人の感情を揺さぶり
惹きつけてやみません。本当に上手い。
ミステリーというカテゴリーには治らない
ヒューマンストーリーだと思います
他の作品も読んでみたい作家さんです
午後二時の証言者たちAmazon書評・レビュー:午後二時の証言者たちより
4344028791
No.5:
(5pt)

母の無償の愛をミステリータッチに描いた秀作。

なんともやりきれない。軽やかな語り口だけど一つ一つの場面が光輝いており、最後まで飽きさせず読み進められた。天野さんの作品は三作品目だが、どれも秀逸だが、この作品も胸に響いた。愛しい我が子への無償の愛がどのような結末を迎えるのか、是非お薦めしたい作品。
午後二時の証言者たちAmazon書評・レビュー:午後二時の証言者たちより
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No.4:
(5pt)

小説家志望の人、必読の書。

文章が上手いのでとても読みやすい。
多角的に書かれており、この方式は小説を書こうとしている人にとって必須のスキルでしょう。
展開も絶妙で、学ぶべき箇所がてんこ盛りです。
今後は、こういうスタイルの小説が流行るのでしょうね。
新しいスタイルのお手本のような一冊です。
午後二時の証言者たちAmazon書評・レビュー:午後二時の証言者たちより
4344028791
No.3:
(5pt)

天野ミステリは、読みやすいので大好きです。

人としてきちんと生きてきて、60歳になってからミステリ作家として活躍なさられている天野節子さんのミステリはいい。
そこには、どこにでもありそうな、さまざまな人間模様と、誰でもやってしまいそうな魔の隙間があるからです。
火曜サスペンスが、長く人々に愛されるのも、わかりやすく、ご近所でもしかしたら起きそうな設定だからではないでしょうか。
ふとしたことから起きた交通事故、そしてそこから広がる、人々の思惑と日常。
家計のためにパートを掛け持ちする主婦がリアルで、こういう描写が天野ミステリの神髄なんだろうなと思いました。
読みやすいです。
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No.2:
(5pt)

はじめて読みましたが

天野節子さんの作品、はじめて読みました。 読み始めたら止まらない面白さでした。 そしてなんとなく品格を感じました。 登場人物たちの描写、事件や事故の描写、作品の構成、 イメージが鮮明に出来ました。 ぜひ2時間サスペンスドラマにしてほしいな。 絶対に面白いはず。
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No.1:
(5pt)

「ミステリーと物語の融合」の高みへ

天野節子さんの既刊4冊はすべて読んできました。ミステリーとしての完成度はデビュー作の『氷の華』、物語としての完成度は3作目の『烙印』がすぐれていると感じました。今回の5作目は、その両方の魅力を併せ持つ秀作です。「ミステリーとしての完成度」といっても、あっと驚くようなトリックがあるわけではありません。犯人はわかっているし動機も明らか。しかし、残るハウダニットの部分に「物語としての完成度」が幾重にも織り込まれています。人間性が深く息づいています。物語性というのは、登場人物の行動や言葉を描写し読者の興味を喚起させるのではなく、何よりもその心理、心情を深耕して読者の心と共振させることです。
思えば、同様の「ミステリーと物語の融合」をめざした作家土屋隆夫さんの最後の作品『人形が死んだ夜』は、氏の産み出した幾多の作品の中でも白眉に挙げられますが、この作品が上梓されたのは氏が亡くなる3年前、90歳のときです。その意味でも、70歳の天野節子さんのこれからにさらなる期待を寄せたいと思います。齢を重ねることで若い作家には決して到達できない地平を体現することができるはずです。
ところで、作中の2通の匿名の書状は誰の手によるものかが結局最後まで明かされていませんが、これも作者の企みのひとつなのでしょうか。それとも、言わずもがなのことはあえて言わないということなのでしょうか。読み終わってこの点だけがいまだに気がかりです。
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