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武士の碑(いしぶみ)
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武士の碑(いしぶみ)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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西南の役を不平士族の反乱ととらえるのは短絡的な見方であり、西郷南洲は征韓論に敗れて下野という真実を反映していないことを知ることができる良書である。 | ||||
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維新成し遂げた薩摩隼人とはどんな人たちだったのか。強くて単純そうで実は複雑で矛盾したものを抱えていることが良くわかった。 | ||||
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伊東潤だからか、予備知識のあまりない人物でも読み飽きせずに読了 | ||||
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『西郷の首』を先に読んでからの今作レビューになります。 今作のがより西郷を感じれました。個人的な不満を言えば、薩摩・大久保と川路、長州・木戸や山県に伊藤らの“不”部分の強調と、イギリス・ロシアやアメリカの外圧部分の2点ですかね。 新八のフランスでの思い出なんかは小説の醍醐味でしたし、西郷ら最期のオチも満足出来ましたが。 | ||||
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幕末物は好きだ。明治維新を牽引した薩摩や薩摩の武士、薩摩型リーダーにも興味がある。西郷下野についていき、西南戦争の暴発を招いた人々は明治維新の残りカスで維新後に西郷さんは役割を果たし終えた脱け殻と言ってしまっては身も蓋もないか。幼稚で狭量な政治思想、慢心と精神主義の稚拙な戦争運営、良い意見が反映されない指導部、太平洋戦争の日本を見る思いがした。剣客レベルでしかない桐野や別府が多くしめる薩摩勢にも主人公にとりあげられた村田新八やその他有為の人材が犠牲になった。そこまでして死ぬ価値があったのだろうか。戊辰戦争の東北諸藩に比べ、西南戦争の薩軍には共感が持てないことを本書で確認した。 | ||||
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先日、同じく著者の作品の「走狗」を読んで非常に感銘を受けたが、「走狗」が大久保の配下で活躍して、西南戦争では政府側で暗躍した下級薩摩藩士の川路利良が主人公であったのに対し、本書は同じ薩摩藩士でも海外留学までして将来を期待されながら、西郷と生死を共にすることになった村田新八が主人公の作品である。 従って、本書では西南戦争が、薩摩藩側から見てどのように開戦に至り、どのような経路を通って終わりを告げるかがつぶさに描かれている。薩摩藩側の敗北という結末がわかっているだけに、読んでいて心躍る作品ではないが、単なる負け戦の話ではなく、誇り高い薩摩藩士たちの死と共に「武士の時代」が終わりを告げる様が、読者の心に深い余韻を残す傑作である。 | ||||
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明治10年に薩摩と政府軍が戦った西南戦争を、薩摩藩の逸材、村田新八の目から描いた小説です。 大隊長として、西郷隆盛や桐野利秋らとと共に、最後まで奮戦する場面と、若い頃にフランスに留学した際のエピソード(おそらくは著者の創作)とが、庄内藩の榊原政治を媒介にして、交互に現れます。 西郷隆盛は、西南戦争に消極的だったと伝えられていますが、著者はその理由を、①戦争の大義名分がない、②日本人同士が殺し合うのを嫌った、からだとしています。 これ以降、戦争の主体から、各藩の旧武士達は姿を消し、国民全体から募られた兵隊が、「日本軍」として、他国と戦っていくようになりました。 | ||||
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西郷隆盛と大久保利通の後継者と目された村田新八を主役に西南戦争とパリを舞台にした“最後の武士”として生き抜いた人々の活躍を描いた長編小説。 数々の文学賞を受賞し、今もっとも注目される歴史作家が日本国最後の内戦・西南戦争を描いた著者渾身の近代史。 著者得意の怒濤の展開に田原坂や鹿児島戦争の戦闘シーンでは旧薩摩藩の仲間同士の戦いに涙が出ました。 そしてラストの衝撃の結末・・・・ 読み終えた後には村田新八の奏でるコンサーティナが聴こえてくる気がしました。 | ||||
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