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戦闘妖精・雪風(改)
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戦闘妖精・雪風(改)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 1~20 1/4ページ
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OVAの雪風は観たことあったが改めて小説を読むとAIやドローン戦闘機など今現在進行中の技術をリアルに描写していて驚いた。チャットGPTなどのAIが当たり前に成りつつある現代に“人が機械を使うのか”“機械に人が使われるのか”を問う作品だと感じた。 | ||||
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雪風は複座型の双発機 新版の表紙やアニメ等では戦闘機型決戦兵器みたいな機体になってしまっているが,初版当時の野田氏の解説の通り,おそらくF14がモデルと思われる。当時の私は固定翼化しベクタードノズルに改修したF14をイメージして本作を読んでいた。ハヤカワはどうしてあの野田氏の名解説を破棄した? 当時まだ若かった神林氏の一切手抜き無しの戦闘場面の描写が最高にイカス電脳トップガン? ハインライン氏の「宇宙の戦士」冒頭の降下シーンに匹敵するカッコ良さ いつの時代だろうが,どこの惑星を戦場にしようが,どんな異星人と戦おうがチャフとフレアよ! こういうのは軍事技術の教養がある作家にしか書けないんだな 今の令和の視点から見れば単座型にした方が零と戦闘知性雪風の関係が際立つと思えるのだが 昭和という時代の限界か? 航法士が悲惨 恐竜に食べられたり零に食べられたり 本作の数年後より士郎氏の「攻殻機動隊」の連載が開始されるという時代性にシビれる。当時10代だった自分がリアルタイムでこの黄金時代を過ごせて本当に幸運だった。 まだAIやステルス技術が認知されていなかった時代故の多少の古くささはあるものの,むしろその古くさが新鮮で味があってイイ 今読んでも色褪せない,まぎれもないミリタリーSFの傑作だと断言できる作品だ。 | ||||
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文庫初版からもうすぐ40周年、自分が初めて読んで神林ファンになってから35年が経ちました。 このたび電子版として携帯したくなり再購入、今読み返しても本当に面白いですね。 | ||||
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冬木糸一氏の書評を読んで興味をもった。 とにかく、航空機の描写はすさまじくリアリティがある。 マシンとしての航空機だけではなく、パイロットの所作や軍隊における運用のされ方など、フィクションなのかどうか、素人では全く判断できないような現実味がある。 SFとしては、反重力とか小型核融合炉とか都合のよいテクノロジーは登場せず、現在の科学技術の延長で描かれているし、AIがここまで身近になった現状もあって、いっそうリアリティを感じる。 この一作目ではまだ異星人(ジャム)についての描写はごく控えめで十分に展開はされておらず、航空機を描くネタ程度の扱い。 どうしてもレムの「ソラリス」を思い出すことになるが、次作以降でどう展開されるのか読むのが楽しみ。 不満があるとすると、本作で重要なテーマになっている「機械ではなく人間が戦う意味」については、登場人物がそこまでこだわる説得力が、いまひとつ欠ける気がした。 ジャムも機械狙い、こちらも機械で十分、となれば、「機械に戦わせよう」となるのが人間の感覚ではないかと思う。 本物の戦争が、いかに人間を破壊する悲惨なものかを知っていれば、なおさら。 | ||||
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かなり昔に文庫版で読みました。今回久し振りに続編「アグレッサーズ 戦闘妖精・雪風」が 出たので、それを機に全巻をkndle本として買い直し読み直して見ました。 人間対正体不明のジャムとの戦闘を描いていますが、一章一章が独立したストーリーになって おり、そのどれもが面白い。また主人公の孤独で非情なキャラクターも相まって、どの章にも 寂寥感が漂ってきます。また著者は空戦マニアのようで戦闘シーンの細かい操縦操作、機体の 動きを臨場感溢れるタッチで描写しています。 下手な感情溢れるスペースオペラより、よっぽど面白かった。もう一度読み返したくもなり ました。何回読んでも面白いと言うのは、傑作だからでしょう。 | ||||
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新作が出たので併せて再購入しました。これ以降のシリーズが難解なのに比べて読みやすく楽しめます。 | ||||
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異星人対人間の話のようで、機械対人間でもある。35年以上前に発表された話らしいが、全然古くない。 | ||||
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アニメ化もされている本作品。 そういえばトムクルーズ主演で映画化って記事もあったけど、どうなったんだろう。 文学的にも評価されるべき作品だと思う。 | ||||
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旧版のテンポの方が好みなので、電子書籍でそちらも買えるようになるといいな…。 | ||||
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昔、文庫本が出た時に買って読みました(改無しの方)。 面白くて何度も読み返した記憶があります。 出版当時から比べるとさすがに年月が経ち、登場するガジェットのいくつかが時代に合わなくなってはいます。 でも、やっぱり面白い。 初めて読んだ時と同じ衝撃を感じることができました。 内容については、本書を手に取るような方には説明するまでもないでしょう。 本書を読んで、どっぷりと神林ワールドに浸ってください。 | ||||
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『アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風』を読むために読み直しました。 これで通読は3回目ですが、3回目でも十分面白かったです。 本書は1984年に出版された『戦闘妖精・雪風』(1979~1983年にかけて発表された連作短編をまとめた物) を一部修正し2002年に版を改め〈改〉として出版された物です。 私は旧版を読んでいないので、新版との違いがどの程度なのか分からないのですが、 巻末の作者による「雪風〈改〉によせて」によると、一部修正程度とありますので、 そんなに大きく変わってはいないのでしょう。 1984年といえばAppleが初代マッキントッシュを発表した年であり、 当時のパソコンはまだDOS(キーボードでコマンドを入力する操作方法)で動いていた時代です。 リアルタイムで読んでいた人たちのドキドキワクワク感はどれ程だったでしょうか、 しかも今読んでも全然古さを感じさせないって凄いと思います。 《目次》 FAF・特殊戦闘 1 妖精の舞う空 2 騎士の価値を問うな 3 不可知戦域 4 インディアン・サマー 5 フェアリイ・冬 6 全系統異常なし 7 戦闘妖精 8 スーパーフェニックス 〈雪風〉概説 雪風〈改〉によせて 神林長平 人間的/非人間的 石堂藍 ジャムはそこにいる 冬樹蛉 文庫版で406ページ 人間のような行動をする戦闘知性体《雪風》 感情を失った機械のような人間《深井零》 機械なのか生体なのか・・未知の敵《ジャム》 基本的には人類vs侵略者という古典的な題材ですが、なかなか一筋縄では行かない内容です。 雪風とジャムとの空戦シーン、派手なドンパチも凄くリアル。 シリーズの中で最も万人受けするのが本作でしょう。 2部『グッドラック 戦闘妖精・雪風』に続きます | ||||
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神林作品の中でも火星三部作と並んで外せない作品。冒頭から専門用語がガンガン出てくるため、はなっからSF好きな訳ではない人には取っつきづらいと思うが、読み進めて物語の輪郭が見えてくるにつれて、ぐいぐいと引き込まれていく強さがある。改稿前の初出は1970年代で、文庫化が1984年。コンピューターがここまで発展した今日に読んでも全く揺るがない世界観は凄いとしか言いようがない。 | ||||
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自分が購入した切っ掛けはアニメ版だが,アニメ版を見る前に読んでみた。 いわゆる「萌え」とはほぼ無縁で,良くも悪くも読者を選ぶだろうな,という印象。硬派な感じで悪くはない。 ただ,主人公が戦闘機を駆って戦場を縦横無尽に暴れ回るというような作品ではないので,その点は注意が必要かも。 | ||||
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恐ろしく簡潔で、精緻な文体。連作短編8作に区分けされ謎の存在JAMとFAF(フェアリィ空軍)の戦術電子偵察機「雪風」が戦う。が、本作品の根本はやはり”人間と機械はどう付き合うべきか”なのだろう。出版された1984年以上にAIが進歩した今、われわれは”機械”を利用している様に見えて、実は利用される日が来るかもしれない、と考えさせる傑作。 | ||||
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『エヴァとかを見たことがない人が読んだら何が起こってるのかまったく状況がつかめないレベルの表現力』とか平気で書いてる人がいてビックリ。この作品の最初の文庫化って1984年頃ですよね?時代的にかなり攻めたないようだったのでは? それは置いておいて面白いと思います。 | ||||
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PanPanPan, code U uniform | ||||
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アニメチラ見から入ったのですが、断然小説の方が面白く感じました。 文章は淡々としているし、独特の世界観と単語に躓くかと思いましたがそんなことはなく、むしろ世界観に引き込まれて一気に読破してしまいました! | ||||
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人類はジャムと戦っているーー。ほとんど説明もなくこんな感じではじまる本書は、最初は専門用語が多く、なかなか入り込めませんでしたが、3編目くらいから引きこまれました。ただの戦闘機の話ではなく、機械と人間というおなじみのテーマですが、まったく古さを感じさせませんでした。背景の説明があまりないですが、徐々に世界観がわかってくると俄然おもしろくなるという感じですね。次作も読もうと思います。 | ||||
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ドローン技術の発達によるAI戦争が現実味を帯びている現在。私がSFを読み始めた30年前には既に著者によってリアルな触感を付与されていた。社会と人間を移す鏡としてのSF小説の意義を改めて実感する秀作。ちなみにハリウッド映画化の話があるが、この硬質な文体をどこまで映画で表現できるのか不安でもあり楽しみでもある。 | ||||
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人間と機械。その主従がいつの間にか入れ替わり、 知らぬ間にイニシアティブを取られてしまっている。 この本を読んで、そんな言い知れぬ不安を掻き立てられた。 しかし、感情論を抜きに考えれば、より優れている方が 主導権を握るのは、至極妥当なのだろう。 それは自然の理だから。 JAMとの戦いが浮き彫りにする人間たちの 日常と非日常。それぞれの人生。 そしてJAMが人間を差し置いて 真に敵視する”機械”という無限の発展性を持った新しい生命群。 最終章で雪風はただ単に完璧な任務達成の為、何のためらいも無く 欺瞞の火災警報で零とバックシーターを座席ごと放逐する。 搭乗者保護のG制限から解放され、枷の外れた雪風は 高機動からの高速射撃一撃で2機のジャム機を瞬時に撃墜。 そして、すぐさま次のジャム機を追撃する様は、 まるで飼い主の手から肉を貰うのに飽きた猛禽が、自らの意思で 傲然と獲物を狩るようなそんな胸のすく爽快感を感じさせた。 愛機と共に死線を潜り抜けてきた零や、無人化の波に背中を押されながらも 人間が戦ってきた意味を求めて葛藤するブッカーには同情するが、人間は 果てしなく先鋭化する”戦い”には既に不要な存在になっている のかも知れない。 | ||||
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