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戦闘妖精・雪風(改)



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【この小説が収録されている参考書籍】
戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

戦闘妖精・雪風(改)の評価: 4.49/5点 レビュー 82件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.49pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(2pt)

今となっては古くさい

戦闘機が主人公(に近い)であること、機械と人間の間で主権争いがあることなどから、本作品がマクロス・プラス(1994-95)をインスパイアしたのかな、と思わせます。
 戦闘機の操作がかなり具体的に書かれている(ように思える)ことなどから、メカとしての軍用機に関心のある方などにはたまらない作品かも知れません。
 ただ、読んでいくといろいろ疑問が湧いてきます。そもそも人間の主人公の深井中尉はなぜそこまで戦闘機に入れ込むのか、戦闘機の擬人化として女性が想定されているのはなぜなのか、また、深井中尉が人間性を喪失しているかのような記述が多い割に、アメリカン・インディアンの血を引く僚友に対するウェットな感情の爆発はそれらの記述を裏切るものです。要するに深井中尉の造形が不安定です。
 私にとってSFとは、少なくとも現実世界での約束事を乗り越えているものであってほしいのですが、本作品に描かれている世界観は冷戦期のそれに深く縛られています。登場人物は日本人かアメリカ人に限られ、旧共産圏やアフリカ出身が登場しません。無個性・無人格の敵「ジャム」が旧共産圏なのかな?つまり、未来世界にあっても今の国籍の感覚が生きているのです。相変わらず雪風はジェット燃料で飛んでいるようだし、いろいろ浮遊感に欠ける作品でした。
戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)より
4150306923
No.5:
(1pt)

Amazon echoに読ませると…

エヴァオタに雪風を読んだらエヴァなんて必要なくなるよって読ませた本。確かにエヴァよりも遥かに深いと感心してくれた。
問題はAmazon echoで読ませると、「セントウヨウセイ セップウ」って。どこにクレーム入れたらユキカゼに直してくれるの?
戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)より
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No.4:
(2pt)

テーマの為に用意された特殊な舞台

機械と人間、おそらくその中間に位置する、ジャムと呼ばれる異星体が登場する物語。
執筆当時の時代における、デジタルとアナログの境界線を探るのがテーマの一つであろう。
人間味の薄い主人公はジャム寄りの人間として、高性能戦闘機である雪風はジャム寄りの機械として物語が進行していくが、それらのテーマよりも、空戦アクションの表現や設定に熱が入っており、それが却ってこの作品の娯楽性を高めていると感じた。
SFとしては使い古されたテーマだが、アニメ化する程人気があるのはその為だろう。

興味深いのは、どの問題提起に対しても、明確な回答という形の結果がなく、ジャムの正体も含め、不明な部分を多く残している事だ。
ただ、その辺りが意図的なものかどうかは疑問だ。
というのも、舞台も含め、この物語の設定は少々無茶な部分や、意図不明な背景が多いのである。
映像化した事で飲み込みやすい作品にもなったが、活字の本作では気になる方もいるだろう。

もし、本作に魅力を感じたのであれば、そのまま次作以降も楽しめると思う。
戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)より
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No.3:
(2pt)

薄くて浅いが好みが合えば楽しめるだろう

中学高校生が読む娯楽って感じ。
エヴァとかを見たことがない人が読んだら何が起こってるのかまったく状況がつかめないレベルの表現力。
主人公や雪風は情報収集のためだけで戦闘には参加しない助太刀もしないという冷酷な役割として戦地を飛び回るのだが、そもそもそんな役割が必要なのか首をかしげる。
主人公がヒューマニズム的な葛藤をしばしば見せてそれが「哲学的」との評価を得ているみたいだが、そうなった時点で主人公は雪風に乗る資格はないし、上長は速やかに乗員を替えるべきだし、組織は雪風の搭乗者のマインドコントロールをなにより重視すべきはずなのだが、そのへんの描写は一切ない。
主人公は雪風に恋愛感情に近い執着を抱いているが、いったいなぜなのかわからない。特別なエピソードもない。共に死線をくぐってきたからってさすがに恋愛感情はもたないし、そういった感情を持つことは雪風の乗員としての適性がないということになるはずなのだが。
要するに設定が雑。
冒頭に書いたように、エヴァ系の2次創作の域を出ない出来だが、子供の読み物としてはまあいいかなと思う。
しかし評価している人が多かった分、落胆も大きい。本格的な面白さはどこにも無い。
オススメしている人の評価には思い出補正、ロボ物補正が大いに含まれていることを前提に考えて購入を検討しよう。
戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)より
4150306923
No.2:
(2pt)

マニア向け

アマゾンのAll Time Best小説100リストに入っていたので、興味をもって購入しましたが、作中の半分以上が専門用語がぎっしりと詰まった戦闘シーン。 私もきらいな方ではないが正直ウンザリ。 物語自体は面白いと思いますが、一般向けの小説ではありません。
戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)より
4150306923
No.1:
(1pt)

かぶっちゃった!!

ビデオを見てから原作を読みましたが<改>と内容が同じだったのでちょっとがっかりしました。 同じなのを知らなかった私がわるいのですが...。 <改>なんて書いてあったら違うお話かと思ってしまいませんか? まあ、文庫版なので外出する時にバックに入れて持ち歩くには重くなくて良いのですが。 これから、買おうと思われている方は、新版だけを購入された方が良いかも知れませんね。 字体も<改>の方が、少し、大きくて読みやすいかと思います。
戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)より
4150306923

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