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バビロン 1 ―女―
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バビロン 1 ―女―の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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これまでアムリタやknowなどの代表作を好ペースで執筆してきた野崎まど氏が、今度は新鋭とベテラン作家の集合でできた新レーベル「講談社タイガ」で手がけたのが今作「バビロン-女」になります 私はこれまでに野崎氏の作品を全て読んでおり、その都度大変楽しませてもらいました 場面切り替えのテンポの良さ、キャラクター、ラストへの先導力が氏の作品の売りだと思います。そして、今作にもそれらしさがふんだんに表されているというように感じました しかし、なんと言えばいいのか迷うところもありますが、はっきり言うとあまり良くありませんでした、というのが総合の評価になります(あくまで私的観点です) まず、東京地検特捜部の検事が謎を追うという展開は珍しくて良いところだと思うのですが、全体的にさっぱりし過ぎていると思いました。その分矛盾もありませんが、いかんせんストーリー展開が普通と呼べるものでした デビュー作のアムリタも展開でいうと実はさっぱりした作品なのですが、ラストからのどんでん返しとの対比があるので一層面白さを増しているのですが、今作は序盤、あるいは中盤くらいから物語の行き着く先の狂気性が読み手に伝わってくるので、ある程度展開が読めてしまい、また本当にその通りなので悪い意味でさっぱりしていると思ったのです シリーズ物という事ですから、進め方や速度、そして刊行ペースを汲んだ上であえてこういう構成にしているのかもしれませんが、(完全な憶測です)いままでの底抜けの物語を期待していたファンにとっては、あまり満足がいきませんでした しかし次巻に期待せざるを得ないというのは本音です バビロン2、ぜひ巻き返してください! | ||||
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この作者の作品は「野崎まど劇場」シリーズ二冊しか読んでないので、作風とか知らなかったんですけど他の方のレビューや感想を見ると、いかにも自分が場違いな場所に来てしまった気分になります。 なんというか、常連客だけで固められている飲み屋といいましょうか、「まどマギ」のやってる映画館に誤って子供連れで入ってしまった気分といいましょうか、なんとも居づらい感じです。 まあ、これはそういう読者の感想として受けとってください。 この物語、最初は検察小説として始まりますが、本の最後はまるで違った形で終わります。どうやら、この作者の作風らしいです。だから、たとえば試し読み冊子だけを見てこの本に期待し、購入した人などは、いい意味にせよ悪い意味にせよ、その期待を裏切られることになるでしょう。 私の場合は正直申し上げて、あまりいい裏切られ方ではありませんでした。 まだ、一巻の時点でいうのもなんですが、なんか読んでて、アガサクリスティの「カーテン」とか、黒沢清の「Cure」とか、その系統のニオイがぷんぷんします。わかる人ならわかるでしょうが、どちらもあまり後味のよろしくない話です。 ここから先、さらに作者に裏切られることがあるのか。あるとすればそれはどんな形のものか。 できれば、「この作者の既刊をもっと読んでみたい」と思わせてくれるものであることを切に希望します。 現時点でのこの作品の評価は星三つ。作品のできとしては星四つくらいでしょうが、なんだかこの本を読むまでに抱いていた期待を、イヤな方向に裏切られたので。 | ||||
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これまでの著者の作品は全部読んでおります。 それぐらいに中毒性の高い作品を量産されてきた方です。 特徴としてあげられるのは、とんでもなくアクロバティックなオチ。 しかし、本作品にはそれは見当たりません。 この講談社さんの新レーベルの色に合わせた結果なのかもしれませんが、楽しい・楽しくないの2択を迫られる なら、後者です。 野﨑まどというネームヴァリューに釣られた方は、今までのノリを期待していると、正直肩すかしを喰らうことになりますx (ただ、当該作品はシリーズものみたいですので、当感想はあくまで1巻だけ読んでみての感想です) 著者もすっかり、職業作家ということです。愛読者誰もが通る道として、自分は本作への想いはこれにて呑み込みます。 | ||||
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