■スポンサードリンク
ドルフィン・ソングを救え!
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ドルフィン・ソングを救え!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白い、 80年代は日本人全員に湯目を見させた時代だった。 それは夢幻に他ならなかったのけれど それは日本人全体の幻聴幻視であったのだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞の「流」も林真理子の言葉にウソはなかったが、「ドルフィン」もそれに勝るとも劣らない面白さだった。 あっという間に読んじゃってもったいなかった。 皆さんじっくり読みましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
フリッパーズ・ギターと同じように幾多のサンプリングで作られた、あの時代への追憶でも哀悼でも郷愁でもなく、はっきりと現代を生きる人間としての、激情的な経過報告のような小説である。過去は常に現代から現代の為に参照され、語り直され続ける。 やけくその引用句と逆さに進むエピローグを、そっとクイズを出したり君がわかってくれたらいいのになどと日和ることもなく、ひたすらビッグでバッドなビンゴを繰り出す。 キュートで、粗雑な言葉のサンプリングの嵐の中で物語が紡がれていく。どれだけの元ネタがこの小説に書きなぐられているのだろう。 (この世界におけるフリッパーズ・ギターであるところの)ドルフィン・ソングについての虚実ないまぜのエピソードは、僕らを幻惑するのではなく、はっきりとあの頃を対象化し、地獄のように絶望的な中年時代を生きることの必然をあぶり出す。それはバブルや怠惰や90年代やロッキングオンやサブカルのせいではないことはっきりと告げる。地獄の扉をノックするのは誰だ? そして人生を詰んだ中年によるやり直しの時間旅行は、ありとあらゆる種類の言葉を知って何も言えなくなるなんてそんな馬鹿な過ちをせず、欲望と怒りをギラつかせながら世界をひっかきまわすのだ。例え何一つ変わることなんてなくても。 バックトゥザフューチャーでありターミネーターであり戦国自衛隊。フリッパーズ・ギターなんてまるで知らなくても、きっと面白いはず。 右へカーブを曲がると光る海ではないものが見えてくる。それはとても悲しいことだけど、この車を降りることなんて出来ないのさ!なんて考えたりもする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読了、サイコーに面白い! だが、果たしてその面白さをすべて味わえているのか。 。 。 引用のラビリンスへようこそ! 80年代よ、もう一度と、そんな気にもなるのかなるのかー。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『二十五の瞳』をはじめ、実在の人物や出来事をモデリングするのがヒグタケ小説の真骨頂だが、本作でもそのモデリングの絶妙さが全開! ここまでくると職人芸か!? いつも以上にスピーディな物語の展開を追いながら、「この人物はアイツのことだな……」「この事件はアノことだな……」といったモデル探しまで楽しめる。 それにしても、数々の80年代シーンにおもわず「懐かしい!」と叫んでしまうのは、自分が歳とった証拠かも。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!