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シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち1
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シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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ヴィクトリア朝の怪人たちが本から立ち上がってこない。 何故なら、話を進めるワトソン博士が自身を「ぼく」と連呼するのが文章を軽薄にしてしまい、時代 の雰囲気にそぐわず、ストーリーに入っていけずに興醒め。 例えれば、幕末・維新の頃の半七捕物帳や三浦老人の聞き語りを書く時に「ぼく」を多用するような もので、現代物ならともかく、ビクトリア時代の持つ一面の暗さ、おどろおどろしい雰囲気を消して しまっている。 翻訳者が得意とするらしい怪獣やSF系の話とホームズ物は全く別種のもので、長年にわたって研究 や考察が行われ、ジョージ・マンが編集したこの本のように、ホームズを蘇らせる数多くのパロディ ・ストーリーが一世紀に亘って書かれてきているわけで、ワトソン博士の口ぶり等も、それなりに 作り上げられた型というものがあり、それを理解した上でのホームズ・ファンへの翻訳・提示でない と読者(私)へ訴えてこない。1と2が揃って古書店に並んでいたので手に取ったが失望。 創元社なら、以前訳者に押田由起さんがいたんだが…。 | ||||
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