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キングダム
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キングダムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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ヤクザと半グレが日々、延々と抗争を続けているお話。 まず登場人物が異常に多い。最初に紹介されている人物一覧の数倍が、次から次へと出てきます。元不良の職無し男、半グレのナンバー2、警察官、あとはモデルの高校生などの目線で語られていくわけですが、出てくる人ほぼ全員がクズで、こういう世界特有なのか女性蔑視、特に中年女性への侮蔑が激しく気分が悪いし、悪くてもカッコいいみたいな魅力的な人も見当たらない。みんなの思考回路が意味不明で誰にも感情移入出来ないし、何か目的があっての行動というものがあるわけでもない。成功を目指す計画的なことなんて特になく、その場しのぎの、ただひたすらに目の前の抗争を続けているばかりで…。そういうのが好きな人は好きなんでしょうが、個人的としては600ページ近くがとてつもなく長く感じられました。 | ||||
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真嶋という暴走族(モデルは関東連合か?)上がりの男を主人公とした一種のノワール文学なのだが、これと言った特長のない凡作。確かに裏社会の事は"ある程度"良く描かれているのだが、全体構成の妙がある訳でもなく、真嶋を中心とした登場人物間の暴力絡みの抗争のテンポ良い描写がある訳でもなく、会話の妙がある訳でもなく、ひたすら鬱々とした描写が続くだけ。作者の意匠がサッパリ分らなかった。細かいカット割りには何か意味があるのだろうと思って読み進めたが、その期待も空振りだった。 真嶋はヤクザを嫌っており、ヤクザに代って東京を自分の王国(=kingdom)にしようとする(夢)物語なのだが、それにしては真嶋の構想(戦略)は幼く、真嶋の器は小さい。物語だから仕方がないと言ってしまえばそれまでだが、真嶋はヤクザの頭越しに好き勝手な事をした挙句に、ヤクザと抗争するハメに陥ってしまったのに、これと言った戦略・智略もないまま命を落とさないという設定はご都合主義過ぎるだろう。また、振り込め詐欺、マネー・ロンダリングといった現代の世相を反映した裏社会の事を書いてはいるが、新聞・TV等の解説の域を越えるものではなく、この点でも不満が残った。 裏社会の事を徹底的に描きたかったのか、真嶋という男を通じた悪漢小説を描きたかったのか、上述の通り、サッパリ不明で、これでは読者の満足感を得るのは至難だと思った。 | ||||
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期待したほどではありませんでした。 現実の関東連合をめぐる出来事を枠組みとして、そこに独自のストーリーを 付加しているのですが、実話物としてはリアリティが無く、ピカレスクロマンと しては徹底しておらず、エログロものとしては弱い作品になっています。 強いて実際の出来事に引き寄せる必要はなかったのではないでしょうか。 とくにラストで海外に逃亡する場面。 また、追加されたキャラクターも荒唐無稽というか、デフォルメされすぎというか。 冒頭はなんとなく期待させる書き出しだっただけに、失速が残念でした。 | ||||
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