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聖母
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聖母の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 21~40 2/4ページ
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あさっての方向からボールが飛んできたようなトリック。 まさしく「ラスト25ページ、世界は一変する」。 その切り返しにより、この小説がショッキングに開花している。 このサスペンスは想定外ですごい。 終盤でこんなシチュエーションを持ってくるとは驚くばかり。 小説タイトル「聖母」の全容が論理的に理解できた。 さまざまな生命の奇跡を経て、ようやく生まれてきた我が子。 母親として身を挺して我が子を守っていく姿が描かれている。 母性の強い意志ある行動と行為。 | ||||
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「殺戮にいたる病」を彷彿とさせるエログロの内容だが、ラストの収斂は見事。法的正義は全く為されていないラストなので人によっては読後感が悪いかもしれない。叙述トリック作品の中でも良作だと思う。 | ||||
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個人的には魂の全てが打ち震えた神作品。 この作品の素晴らしさを一言で言えば、 『強姦被害の現状、恐ろしさ、刑法の矛盾』等、実際に強姦被害に携わった者たちが、 一般社会に是非とも知って欲しくても、なかなか伝わらない真実を、 さらっとして面白く読みやすいミステリーの中に、さりげなくちりばめている点。 強姦被害の真実を何も知らない読者にも、押し付ける事なく・身構える事なく・面白いミステリー上の知識の一環として、さりげなく盛り込んでいる絶妙なバランスが、素晴らし過ぎた。 個人的にはラストも大好き。 このテーマで、『よくこういう幸せに持っていけたなぁ!見事に想いに応えてくれたなぁ!』と脱帽させられたし、 強姦被害に携わった者としては、今までで一番だった朝比奈あすかさんの『自画像』をも超える理想的な作品で、 この作品に出逢えた事を心から感謝すると共に、 さらっと読み始められる面白いミステリーとして、一般読者に是非とも浸透して欲しいと、大声で叫びたい作品でした。 一般的には怖いと感じるかも知れない作品ですが、読みやすいミステリーには違いないので、 是非ともオススメな作品です(^^) | ||||
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本の帯に「ラスト25ページ、世界は一変する」とあったが、まさにその通り。 後半に頭の中で描いていたものは一変し見事に騙された。 ストーリーは、序盤に犯人が分かるような作りであるが、読中に何度かの驚きがあり、全体として非常に面白い作品であった。私がここ最近読んだミステリーの中ではトップクラスにあげられる作品だった。 作者の秋吉理香子さんの作品を読んだのはこれが初めて。 正直なところ名前すら知らなかったので「すごい作家を発掘した」感もあって嬉しかった。 ぜひ他の作品も読んでみたくなったのは言うまでもない。 | ||||
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この作家さん何冊か以前から読んでて予想のつかないラストやストーリーと解りやすく読みやすい文体が好きで評判の良いこちらを読みましたが、面白くない訳ではないけど正直期待が大きすぎたなぁという感じです。 この手のトリックもののミステリーを読み慣れてる人なら、かなり早い段階でセリフや文章の矛盾から登場人物同士の関係性や全体のトリックに気づいてしまうと思います。 自分もそのクチで物語の終盤はもうほぼ答え合わせみたいに読みました。 本格ミステリー的なトリックや最後にひっくり返す騙された感を書きたかったのでしょうが、むしろ別の作家の作品でもこういうトリックの読んだなという感じが読んでる間ずっとつきまとい、新鮮味はありませんでした。 同じ作者の暗黒女子や婚活中毒みたいなトリックがどうこうより、よりイヤミスっぽい雰囲気を前面に出した作品の方が面白くオススメです。 本著で唯一楽しめたのはベテランの男性刑事と若手の女性刑事がバディを組んで捜査をしている章は二人のキャラや会話が面白く楽しめました。 | ||||
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母となる覚悟、 母親の強さを丁寧に描いたミステリーです。 この終わり方は嫌じゃないです。 | ||||
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アンフェアな書き方でミスリードを誘う少しずるい叙述トリックであると言っている方も多々みえますが、そんなことはどうでもよくなるほど最後には驚かされました。叙述トリックものは好きでよく読み、既視感があるようなトリックでしたがやはり、どんでん返しはおもしろいと感じさせられる小説でした。 | ||||
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トリックは面白い。物語のテンポも良い。 トリックが明かされるまでに臨場感があり、ページをめくる手が止まらなくなった。 途中で、トリックが推測出来てしまったが。 しかし、自分はこの手のミステリーに犯罪心理学的な要素を期待している為、心理描写に関しては物足りなさを感じた。 「加害者が何故そのように被害者を殺害したのか」を重視するので、加害者の過去のトラウマと結びつくような心理描写がもっと欲しかった。 母親の愛情、加害者の憎しみなど、もっとドロドロしていて狂っていて欲しかったと思う。 物語の設定も最後のトリックの為に無理矢理設定された感じがあり、現実味に欠け、感情移入ができないところがあった。 | ||||
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【良かった点】 ・文章がとにかく読みやすい。活字嫌いだが一気に読めた。 ・子を授かりたい女性の想い、誕生するまでの葛藤と尊い努力。それらの現実を初めて知り、自分という存在、一人の人が誕生すること自体が奇跡であり、世界とは奇跡の集合体で形成されていることに気づいた。 ・終盤、全ての伏線が繋がり、「えぇ!?」と素直に驚かされた。2度驚いた。 【良くないと思った点】 ・終盤、少し強引さを感じる部分があった。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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読む前は「我が子のために暴走する母親の愛情」のようなものを予想したのですが、当たらず共遠からず斜め上を行く展開でした。 読みやすい文章で内容が入りやすかったです。 ただ、若干グロテスクな描写があるので注意です 子供が産まれる奇跡、その子を守る母の異常な愛情 映像化はまず不可能な内容です | ||||
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サクッと読めましたが、トリック?が途中から推測出来てしまい、 これ面白い!! とは思えませんでした。 残念。 | ||||
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まぁ、叙述トリックを読むというより、純粋にミステリーとして楽しめました。 おそらく、作者さんも1個目のトリックについては、最初からわかる人にはわかっていいよって書き方ですもんね。 2個目は、終わりに差し掛かるまで本当にわかりませんでしたね。 住所について、女性刑事が呟くまで 気がつきませんでした。そこから前半をもう一度読み直して、あーそうかって感じです。 おもしろかったです。 癖がなく、温かみのある文章で、好きな作家さんの一人です。 | ||||
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秋吉 理香子さんの長編小説 262ページ、先が気になり一気読みでした。 図書館本で、帯もなく事前知識もないまま読んだのでトリックには全く気付かず コロッと騙されてしまいましたが、それはそれで作者の上手さを感じました。 幼児殺害と言う残忍な犯行ですが、登場人物達の過去を知った時 何とも言えない切ない気持ちになりました。 子供が欲しくて堪らない、けれど授からない。授かっても出産に至らない。 不妊治療の下りも丁寧に描かれていて、その伏線が母の異常とも思える行動へと繋がって行きます。 そして保奈美と真琴、薫の関係性が明らかになった時 タイトルの「聖母」の意味が理解出来ました。 2つのトリックがあり、両方とも完璧に騙されましたが フィクション小説としての面白さは十二分に堪能出来ました。 | ||||
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表紙見てすごく惹かれたので購入しました。 最後まであっという間に読み切れてよかったです。 古本屋で買ったので帯がなく変な先入観なかったのもよかったかも。 これは確かにミステリーですが、本題はそこではなく「母性とは何か」について語られているように感じます。 なかなか妊娠することができず、妊娠できても出産まで至らず苦しんだ母親に授かった娘に対する深い愛情。 母親の愛情とは? 母性とは? 表紙見たときに感じた「深い母性」について まさに表現している作品に感じました。 | ||||
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この小説には、主に2つのトリックがあり、そのうち1つ目のトリックは、推理小説(特に叙述トリックもの)を読み慣れている人なら、すぐにネタに気が付くと思います。私は、その登場人物が出てきた章ですぐ気づいてしまいました。あまりにも分かりやすいミスリードの表現なので。 そういう意味では、この作家さんは、読者を騙す力量がいまひとつでしょうか。 ただ、作品全体に仕掛けられた、もう1つの仕掛けには、さすがに気付きにくかったです。おおよそ予想はしていましたが、物語がある程度進むまで分からなかったですし、その仕掛けを知りたいがために、どんどんページをめくってしまいました。 文章がとても読みやすく、一気読みできました。 ストーリーテリングが上手なので、トリックが分かっていても、読むのをやめようとは思いませんでした。 読後感も良く、一読の価値はあります。 私がこの作品で最も感情を揺さぶられたのは、保奈美の過去です。子供が欲しくて欲しくてしょうがない。でも授からない。授かっても出産に至らない。 この気持ち、とてもよく分かるんです。 同じ経験をした女性なら分かるのではないでしょうか。子を授かり、産んで母になるということが、どれほど奇跡的なことだということが。 | ||||
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一気に読めます。 ラストに、「ああ、そういうこと」ってなります。 その後、どうなるんだろうとは思いますが、読み終わった後の不快感ではありません。 細かいことを気にしなければ、単純に楽しめると思います。 サクサクッと読みたい方にはお勧めの作品だと思います。 | ||||
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小説としてもミステリーとしても微妙な出来だと思いました。真琴が女である事は名前からして解るし、保奈美が蓼科とむかし接点があったのに郵便物の宛名を見るまで気がつかないのはおかしい。ミスリードの部分の設定が甘いからどんでん返しに納得がいかない。更に幼児が二人惨殺されたのに、最後は娘を思う母心で盛り上がって終わってる。真琴のサイコパス的なキャラがいつの間にかしぼんでしまい、中途半端なままの終焉になってしまった。これはいけない。4分の3位までは面白かったのに残念だ。 | ||||
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最後の20ページのスピード感は爽快でした 読みはじめてから終始引き込まれおもしろかたたです ただ読み終わった後、確認がてら読み返すと これはあり?と思う伏線使いと 警察はそんなに簡単じゃないと思う所はありますが でも、ミステリー慣れして犯人がすぐに分かる と言う人以外は楽しく読めると思います | ||||
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