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熱い絹
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熱い絹の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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タイのシルク王(米国人)のマレーシアでの失踪の実話を参考にした推理小説。上下に分かれているが、スリルのあるストーリーは面白く、1週間で読める。シルク王が失踪、彼の妹は軽井沢で殺害、加えて1人の日本人青年もシルク王が失踪した地で殺害され、その動機と犯人を推理させる内容。旧日本兵が主要登場人物の1人になっている。なお、細部がお粗末。これは著者だけでなく、出版社の責任でもある。下記の程度のチェックができなくて、何のための編集者であろうか?① 上巻P.51に、表札に「Miss」と入っていないのは用心のためと思われた、との記述があるが、Mr.やMissは敬称であり、自分で表札に入れるような文化は無い。②「野菜屋」との表現があるが、常識的に「八百屋」であろう。(参考)松本氏が参考にした『ジム・トンプソン――失踪の謎』(ウィリアム・ウォレン著、吉川勇一訳)はシンガポールの出版社(エディシオン・ディディエ・ミレー(EDM))から英語版、日本語版ともに出版されているが、日本では入手困難。『失踪』はなぜこのタイ・シルク王(ジム・トンプソン)がタイに定住するに到ったかの説明、タイ人の民族性、さらに当時の東南アジアの政治状況などの分析にまで及んだ、ミステリーとしてだけで無く文化解説書として実に素晴らしい傑作である。 | ||||
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