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彩り河
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【この小説が収録されている参考書籍】
彩り河の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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とっても美装な1円中古本。送料が300円もした。でも内容はとっても面白い。さすが松本清張文学。 名取裕子の映画も見たけど、あまりに原作と違ってガッカリした。作者が出演していたのは笑えたけどね。 上巻・下巻併せて読んでみて!お勧めです! | ||||
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松本清張の本では、あまり有名でないが、面白かった。 有名な作品に劣らず、構成が秀逸で気付いたら最後まで読んでいた。 | ||||
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昭和の香りが漂う犯罪劇です。 さすがに古いのではないかと思いながら読み始めました。 少しは古い部分もあります。 公衆電話、相互銀行、など。 しかし、全体的に普遍的な面白さを感じました。 テンポもいいと思いました。 さすがの清張さんだと思いました。 | ||||
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昭和の香りが漂う犯罪劇です。 さすがに古いのではないかと思いながら読み始めました。 少しは古い部分もあります。 公衆電話、相互銀行、など。 しかし、全体的に普遍的な面白さを感じました。 テンポもいいと思いました。 さすがの清張さんだと思いました。 | ||||
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内部事情と、知らない薬、緊張の大円団、最初から最後まで息の詰まる面白さ。清張だ。 | ||||
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とにかく相互銀行の社長になりたくて、社長になった男が、目の上のたん瘤である合併会社のもう一人の社長候補に会社横領の罪をかぶせて、葬った。この小説は、葬られた男の遺児による、やりたい放題のワンマン社長になった男に対する復讐劇である。これはネタバレかな。動機は本当に最後の最後まで伏せてある。これが半沢直樹もどきである。そこまで読んで脇役に過ぎないと思っていた人物が本当の主人公だとわかる。これがすごい驚き。 むしろ主人公は彼ではなくやはり大企業の元重役で派閥争いで退社し、今はしがない高速道路の料金の徴収員になった人物が探偵役で、彼が社長周辺でおこる一連の殺人事件の謎解きをする。この殺人事件も興味深いが、ネタバレになるので書かない。 結論として真相を解明していく過程で探偵役の男が、真の主人公が誰であるかにいきつき、以後、協力して本懐をとげる話。 多分、命まで奪ったのか。そこはぼかしてある。 警察の比重が低くてほとんど頼りにならない。主犯が社長で、実行犯は2人おり、男女なのだがこれも意外な人物である。 表題にもあったような、それ以上の過激なラストに読者は驚愕するであろう。これ以上はいえないので、後は読んで確かめてください。 | ||||
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本作品は週刊文春1981年5月~83年3月にわたり連載された。 舞台はバー・クラブの集中する夜の銀座。夥しい数のまばゆい店の 看板が夜空に向かって連なっている。黒い空を彩るように。 かって一流企業の取締役管理部長であった「井川正治郎」だが現在は 零落して首都高道路公団の料金所で働いている。ある夜、昔の女が自分を 押しのけて社長に登りつめた男を助手席に乗せ料金所を通過する。 夜勤明けに調べたところ彼女は銀座一流クラブのママにおさまっていた・・・ 清張さんの作品だ。銀座の世界に生きる「女の欲望・哀歓」にとどまっていない。 もっと奥深い背後の闇に迫っていく。経営者の弱点をさぐり、阿諛と脅しで 広告料名義に収入を得る経済誌ジャーナリズム、知られざる聖域・金融界。 サラ金への融資を正当化するための銀行の政界工作・・・ 物語は被害者側による一種の復讐劇なのだが警察は大した役割を演ずることなく 無名の個人による私的制裁で終わる。巨大な組織犯罪に対し、警察・検察は無力という 清張さんのペシミズムか。 読んでいて懐かしさも覚える。 30年ほど前のこの時代、接待と称し自分も会社のカネで飲み歩いていた。 忘年会のあとハイヤー使用・タクシーチケットを会社が黙認してくれた時代だ。 今のアフター・ファイブはもっとまともになっていることだろう。 ただケータイもスマホもないこの時代、時間はもっとゆったり流れていた。 | ||||
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テンポの良い展開で、スラスラ読み終えて しまう面白さ、ずいぶんむかしの作品だが、古さを感じない。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算215作品目の読書完。1983/08/10 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算215作品目の読書完。1983/08/30 | ||||
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あっという間に読んでしまった。 そうなるの!?そうなのか!?の連続であった。 | ||||
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上下2分冊ということでとても分量があると思われたが、 小気味良い文体と冷徹、かつ客観的な視点。 加えて、これでもかと迫り来る急展開に頁を閉じるのははばかれる。 そんな物語である。 登場人物の描写がとにかく素晴らしい。 とくに、女性の描き方はこれまでになく秀逸なもので、 実際に演じさせるのなら誰が良いかななどと思案に耽ってしまう。 じっくりとしていながらも実は急展開の連続に、 清張の才能は遺憾なく発揮されているのだなと感じ入る作品。 大企業内での地位の乱高下と、 それにともなう人生の乱高下に、 読者は明日はわが身と思うだろう。 全サラリーマン必読の書である。 はるか昔の話と思うなかれ。 現代でも延々と継承されている歴史の連鎖である。 下巻への期待を残しながら、 上巻は人間の業と欲を示しながら静かに終了する。 | ||||
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