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蜩ノ記
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蜩ノ記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 81~91 5/5ページ
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この本は上司に薦められて(上司がそのまた上司に「これを読んで心を洗われなさい」と言われて読んで感動し、「お前も読んどきなさい」と言われて又貸しされた)読んで見ました。 普段あまり本を読まないのですが、感動というより感服しました。背筋が伸びる思いです。 読み終わってすぐにもう一度読み直しました。 私はこの本を物語としてではなく、これから生きていくためにどうすべきかを教えてくれる指南書のように思いました。 これから自分の分の本を買います! | ||||
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状態良好。内容も100%期待どおり。この著者の他の作品も読みたくなりました。 | ||||
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おともだちの哲也君がいいよと書いていたので読んでみました。 凛烈たる覚悟と矜持 まさしくそれに尽きるお話でした。 死・・・しかも切腹の日が刻々と迫ってくるなか、 命乞いどころか私利私欲も捨てて、 己の信じるもの、大切なもののために生きて死ぬ。 背筋の通った人生。 それはさておき、 縁ということについてもいろいろ考えさせせられ。 そして彼をめぐる女性。 妻・そして前藩主の側室 強いですね、二人とも。 とくに妻、こんなふうに夫を見送れるのですね。 時代といえばそれまででしょうけど。 妻と子の幸せもまた願わばこその切腹なのでしょうけど・・・ 素直に感涙・・・するにはなんとなく消化しきれないものも感じます。 前藩主の側室とは決して密通などしてはいませんが、 二人の間には心の絆は確かにあるし、 切腹が近づいて二人で茶を喫しながらの 会話には情緒が漂いすぎていて なにごともなかったからこそのプラトニックラブっていうんですか? かえって妻が知ればしんどいんじゃないかなぁとか。 ついつい女の意地悪目線がでちゃったりして(笑) | ||||
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題名からして藤沢周平氏風の時代小説を狙ったものと思われるが、それと比べると人間観察の深さの面等で劣るものの(致し方ない)、読者を惹き付ける特殊な設定を持った作品である。前藩主の側室との密通を疑われ、<藩史>を執筆・完成する事を条件に、切腹までに10年の猶予を与えられ、幽閉の身にある元中老の秋谷。城中での友人に対する刃傷沙汰によって死罪となるべき所を、秋谷を監視する事を条件に、死罪を免れ秋谷の家に同居する事になった祐筆の庄三郎。この二人の心理模様に焦点を絞った静的物語(充分な題材で、この方が良かったと思う)かと思いきや、作者は幾つかの動的要素を織り込んでいる。 まず、秋谷は清廉で、知性・智略に優れ、群奉行時代の善政によって未だに村人の尊敬を得ている。切腹に対しても、枯淡と受け入れている。その上、剣の腕前も達人とあって、ややスーパーマン過ぎる設定。庄三郎が次第に秋谷に惹かれて行くのは自然な成り行きと言え、読者と共に庄三郎が、「何故、秋谷があのような心境でいられるのか?」、「秋谷は本当に有罪なのか?」という疑問を持つのも当然だろう。この点を二人の対峙によって描いて欲しかった。ここまでは静的物語だが、作者はこれに藩における権力闘争、農民による一揆の企て(秋谷が制止する)、そして幾つかの恋愛模様及び友人関係の絆を織り込んでいる。この中では、秋谷の息子郁太郎と秋谷家の隣の農家の息子源吉との間の武士と農民の垣根を越えた友人関係が光るものの、後は既視感が強いものばかりで今一つの印象を受けた。<ト書き>(登場人物達の心理の分かり易い説明)が多い点も作品の品格を落としている感がある。 ただし、<藩史>を完成させる事が秋谷の有罪・無罪を明らかにする事になるというアイデアは中々のものだと思った。"志"を全うする事が武士の本分という全体のテーマは分かるものの、秋谷と庄三郎の置かれた特殊な設定以外は既視感が強い凡庸な出来に映った。 | ||||
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映画を見ることができませんでしたので、原本を読みました。文章が平易に書かれていましたので、とても読みやすかったです。 自然の描写、たとえば川のせせらぎ、風のうごき、植物の描き方がとても丁寧に感じました。 人物の心の動きも親切すぎるくらい丁寧に描写されています。 サラリーマンとしては、会社への宮仕えの息苦しさと重なる部分が多いので共感するところが多いです。 家老の悪役にしゃべらし過ぎと感じなくもないですが、かえって解りやすくてよろしいのではないでしょうか。 最後の結末に反して、藤沢小説のような暗さを感じなかったので、清涼感がありよかったです。 | ||||
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刹那に宿る命の脆さと無限さが、この小説のバックボーンである。主人公の戸田秋谷には、冤罪のために郡奉行を解任させられ、主家の家歴の編纂を三年で仕上げ、それと同時に切腹を命じられた。その監視役として遣わされた元祐筆だった壇野庄三郎も、月日を重ねていくうちに、戸田秋谷に傾き、秋谷の娘と結婚する……。 『蜩の記』は江戸中期から後期にかけて九州の一隅で全うした戸田秋谷の生き様が推理と抒情的な筆致で書かれている。 「死を見つめ、淡々と明快な力強さに溢れる名作」と、東京大学教授ロバート・キャンベル氏は書いている。 江戸時代の庶民の理不尽な苦しみが克明である。そこに葉室麟の歴史的なレジスタンスをも読み取ることができる。 主人公の生き方の清廉潔白さと、貧しい庶民や農村の人々の、思いやりの温かさがある。現代の政治家に読んでもらいたい一冊である。 | ||||
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葉室氏の小説を初めて読みました。 直木賞受賞作ということと、なんとなく私が好きな作風のような気がした・・・ というのがきっかけです。 とても読みやすく一気に読めました!!! 面白かった!!! ですが、、、他の方のレビューにもあるように藤沢周平氏の「蝉しぐれ」を思い出してしまいました><。。。 なんと言いますか~似ているんです。。。 そのために新作を読んだ気があまりしない~。 だから☆4つにしました^^;; | ||||
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初めて、著者の本を読みました。 時代背景など細かな説明があって、とっても分かりやすくあっと言う間に読み進められました。 人は何の為に生きるのか? そんな事を問われているような気がしました。 こんな時代だからこそ、自分の生活を振り返ってみて、主人公達の様に心晴れやかに生きて行きたい物だと思いました。 | ||||
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目がどうにも疲れるのでしばらく読書からは遠ざかっていたが、 一気に読書の楽しみを思いださせてくれた作品。 かつては藤沢周平を愛読していたが、勝るとも劣らない感動を味わった。 この作品をきっかけに、葉室氏の小説をせっせと読みあさっている。 | ||||
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時代小説は苦手でしたが、読み始めたら一気に読めました。 主人公の気持ちがいまいち理解できませんでしたが、武士というものは 心構えが違ったのでしょうか?それにしても自分の出世や欲に目がくらんでる 輩もたくさんいる中で、あまりにも悲しい潔さで理不尽に思えました。 これを機会に作者の他の著書も読んでみたいと思っています。 | ||||
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蜩ノ記を 楽しく読んでいます。こんな人生もあるのかなぁ、と思いながら読んでいます。 ありがとうございました。 | ||||
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