■スポンサードリンク
優しい煉獄優しい煉獄優しい煉獄優しい煉獄優しい煉獄優しい煉獄優しい煉獄優しい煉獄優しい煉獄
優しい煉獄
優しい煉獄
優しい煉獄
優しい煉獄
優しい煉獄
優しい煉獄
優しい煉獄
優しい煉獄
優しい煉獄
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
優しい煉獄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作、『突変』がすごく面白かったので、購入してみました。お話自体、前作とはまったく関連がないことは承知していましたが、やはり比較すると見劣りは否めないです。森岡ファンではなく、作品の個別ファンであるならば、あまりお勧めはできない一冊です。 近い将来、ある程度のお金を持っている人は、自分の生体データをコピーしサーバーに保存しておくことができるようになります。そして老いた死後、コピーされた意識はサーバーのデジタル世界の中で生前と変わぬ、いやそれ以上に、人生のピークだった頃の若々しい肉体を持って生前と同じ日常生活を送ることができるようになります。そしてそれは、死者の多くが青春時代を謳歌した『昭和』というノスタルジックな世界に移し変えることさえ可能となる。 ただし、そんな古き良き、人生の黄金時代を死後人生として歩めるタイムリミットは、生きていた頃にせっせと蓄えたお金の分だけなのです。生きれば生きるほど、まるで電話の通話料金のようにお金がかかっていってしまうのです。そんな死後人生を少しでも延命したいと望むならば、バーチャル世界でも生前と変わらず仕事を持たなければいけない。働いてお金を稼がなければいけない。世知辛い、今と変わらぬデジタルな昭和世界――。 そんな昭和世界で主人公、朽網康雄は細々と探偵業を営んでいます。ミステリ小説ではないSF小説の探偵である主人公に舞い込む仕事の依頼といえば、逃げたペット探しや、美術品の警備、姿をくらました婚約者探しや、依頼人のボディガードと、聞けばなんとなくつまらなく感じてしまうような事件ばかり。けれど、未成熟なデジタル世界ならではの制約や特典、サービスによって普通では考えられない、SF世界ならではの事件展開になっているところが、この作品の特徴であり、読み進めるための推進力となっている世界観なのだと思います。 物語は全十本の連短編構成となっていて、そのどの物語もが、最後は優しく抱きしめられるような、そこはかとない安心感を持たせてくれる締め方がされていてほっとします。 お金が尽きて本当の死を迎える前の、まるで幕間のような仮想世界。 死後、天国へ旅立つ切符を手に入れるための、苦役である煉獄。 そんな仮想煉獄であるからこそ、人の温かさを感じる、優しい物語が似合うのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いわゆる探偵モノと呼ばれるジャンルです オビにはハードボイルドの決定版というような文句が並んでいるのですがこれは話1/4くらいに思っておいた方が良いです 主人公はよくあるような「経験豊かな優秀な探偵」という感じではなくそういう人物像に憧れている探偵初心者といったように描かれています 特に序盤は常にカネとオンナのことばかり考えているありさまで「ハードボイルド探偵小説」といったものを期待していると肩透かしを受ける格好となってしまいます。 ただ、そういった部分を許容できるならば様々な作品の影響を端々に感じますが、それなりにこなれた文章となっていますので通勤通学のお供には十分な内容であると思われます。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!