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優しい煉獄



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優しい煉獄の評価: 3.63/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(4pt)

これも転生?

最初に読んだのは徳間ノベルズだったと思います
「星界の紋章」の作者の新刊 という事で手に取って読んで思ったのは「こっちの方が面白いかも」でした

人の手で作られた箱庭でかりそめの命を持った彼ら
それでも日々の生活を積み上げていく
そんな身も蓋も無いけどそれでも彼らに取っては大切な「日常」
続きが読めるまでには相当な時間を待たされましたけど^^
優しい煉獄 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:優しい煉獄 (徳間文庫)より
4198939845
No.7:
(4pt)

久々の森岡節

星海シリーズの新刊の情報を探していたら、
何と、別な小説を書いているではありませんか。
ちょっとした酒の肴代わりに、Kindle版をDLしてみました。

死人の記憶などを持つユニットを、相互に接続して、
仮想空間でもう一つの生を得る、そんな世界観です。
「ググる」なんて言葉も死語同然の近未来。

ストーリーが淡々と、地味に進む感じは星海シリーズ同様ですが、
主人公と取り巻く人達のセリフ回しが、何とも楽しい。
リアルに「円」の切れ目が命の切れ目になる、この世界、
そういう厳しさが、涙ながらに笑いを誘う雰囲気を持ってます。

主人公はベスパに乗る探偵業のオッサンですが、
昭和後半を模した世界といい、何か懐かしいのでした。
次巻もあるので、期待!
優しい煉獄 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:優しい煉獄 (徳間文庫)より
4198939845
No.6:
(2pt)

未来のあの世とは、今と変わらぬせちがらい世の中のことだった。

前作、『突変』がすごく面白かったので、購入してみました。お話自体、前作とはまったく関連がないことは承知していましたが、やはり比較すると見劣りは否めないです。森岡ファンではなく、作品の個別ファンであるならば、あまりお勧めはできない一冊です。
 
 近い将来、ある程度のお金を持っている人は、自分の生体データをコピーしサーバーに保存しておくことができるようになります。そして老いた死後、コピーされた意識はサーバーのデジタル世界の中で生前と変わぬ、いやそれ以上に、人生のピークだった頃の若々しい肉体を持って生前と同じ日常生活を送ることができるようになります。そしてそれは、死者の多くが青春時代を謳歌した『昭和』というノスタルジックな世界に移し変えることさえ可能となる。
 ただし、そんな古き良き、人生の黄金時代を死後人生として歩めるタイムリミットは、生きていた頃にせっせと蓄えたお金の分だけなのです。生きれば生きるほど、まるで電話の通話料金のようにお金がかかっていってしまうのです。そんな死後人生を少しでも延命したいと望むならば、バーチャル世界でも生前と変わらず仕事を持たなければいけない。働いてお金を稼がなければいけない。世知辛い、今と変わらぬデジタルな昭和世界――。
 
 そんな昭和世界で主人公、朽網康雄は細々と探偵業を営んでいます。ミステリ小説ではないSF小説の探偵である主人公に舞い込む仕事の依頼といえば、逃げたペット探しや、美術品の警備、姿をくらました婚約者探しや、依頼人のボディガードと、聞けばなんとなくつまらなく感じてしまうような事件ばかり。けれど、未成熟なデジタル世界ならではの制約や特典、サービスによって普通では考えられない、SF世界ならではの事件展開になっているところが、この作品の特徴であり、読み進めるための推進力となっている世界観なのだと思います。
 
 物語は全十本の連短編構成となっていて、そのどの物語もが、最後は優しく抱きしめられるような、そこはかとない安心感を持たせてくれる締め方がされていてほっとします。
 
 お金が尽きて本当の死を迎える前の、まるで幕間のような仮想世界。
 死後、天国へ旅立つ切符を手に入れるための、苦役である煉獄。
 
 そんな仮想煉獄であるからこそ、人の温かさを感じる、優しい物語が似合うのかもしれません。
優しい煉獄 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:優しい煉獄 (徳間文庫)より
4198939845
No.5:
(5pt)

舞台設定とその使い方が上手い

主人公は仮想現実の世界に生きている。そのために発生する現実世界とのルールの違いが、各ストーリーのオチを上手に仕上げています。どこで、どのルールが巧妙に使われるのか、それを推理するだけでも楽しい。

見事な世界観です。ニューロマンサー系のお話が好きな人必見!
優しい煉獄 (トクマ・ノベルズ EDGE)Amazon書評・レビュー:優しい煉獄 (トクマ・ノベルズ EDGE)より
4198506639
No.4:
(5pt)

きましたっ(^o^) 2巻

優しい煉獄の2巻!!
仮想現実世界は徐々に複雑に、徐々に面倒になっていっています。それに伴って探偵業が忙しくなり…つまりは主人公はどんどんけったいな事件に巻き込まれるようになります。しかも半分は「あの世」(つまり我々の現実世界)からの干渉もあったりします。

ちょっとヘクったハードボイルド、的な雰囲気を楽しみつつもSFの真髄を楽しみたい方、必見です。
騒がしい死者の街―優しい煉獄〈2〉 (トクマ・ノベルズedge)Amazon書評・レビュー:騒がしい死者の街―優しい煉獄〈2〉 (トクマ・ノベルズedge)より
4198507732
No.3:
(4pt)

気楽に読めます♪

とても読みやすいので、気楽に手にとってもらえればと思います。
舞台設定はどこかにありそうで、
でも森岡氏の良さが上手くスパイスとして効いてます。
その描写の仕方も、らしさが出てます。
森岡氏のファンなら是非呼んでみてください。
続編も出るようで、楽しみにしてます。
別の出版社からも出てますが、
こちらのほうが安いですし、イラストも好きです。
中身に違いがあるかはわかりませんがw
優しい煉獄 (トクマ・ノベルズ EDGE)Amazon書評・レビュー:優しい煉獄 (トクマ・ノベルズ EDGE)より
4198506639
No.2:
(2pt)

オビと内容に乖離あり

いわゆる探偵モノと呼ばれるジャンルです
オビにはハードボイルドの決定版というような文句が並んでいるのですがこれは話1/4くらいに思っておいた方が良いです
主人公はよくあるような「経験豊かな優秀な探偵」という感じではなくそういう人物像に憧れている探偵初心者といったように描かれています
特に序盤は常にカネとオンナのことばかり考えているありさまで「ハードボイルド探偵小説」といったものを期待していると肩透かしを受ける格好となってしまいます。
ただ、そういった部分を許容できるならば様々な作品の影響を端々に感じますが、それなりにこなれた文章となっていますので通勤通学のお供には十分な内容であると思われます。
優しい煉獄 (トクマ・ノベルズ EDGE)Amazon書評・レビュー:優しい煉獄 (トクマ・ノベルズ EDGE)より
4198506639
No.1:
(3pt)

モノローグで語られる、電脳昭和世界の探偵?物語

「星界の紋章」等とは別系列の味わいです。
森岡氏の作品の中では、「月と闇の戦記」後期や短編の雰囲気に近いかと。
神林長平という作家を知っている方には、ライトな神林テイストと言うと分かり易いかもしれません。
比較的軽く残らない読了感で、イラストは少なめです。
ちなみに美男・美女・美少年・美少女はほとんど登場しません。
モノローグ系ちょっとまったり味が好きな人は買い、
ドキドキわくわく味が好きな人は文庫化されてからでも遅くないと思います。
優しい煉獄 (トクマ・ノベルズ EDGE)Amazon書評・レビュー:優しい煉獄 (トクマ・ノベルズ EDGE)より
4198506639

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