優しい煉獄
- 喫茶店 (44)
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最初に読んだのは徳間ノベルズだったと思います 「星界の紋章」の作者の新刊 という事で手に取って読んで思ったのは「こっちの方が面白いかも」でした 人の手で作られた箱庭でかりそめの命を持った彼ら それでも日々の生活を積み上げていく そんな身も蓋も無いけどそれでも彼らに取っては大切な「日常」 続きが読めるまでには相当な時間を待たされましたけど^^ | ||||
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星海シリーズの新刊の情報を探していたら、 何と、別な小説を書いているではありませんか。 ちょっとした酒の肴代わりに、Kindle版をDLしてみました。 死人の記憶などを持つユニットを、相互に接続して、 仮想空間でもう一つの生を得る、そんな世界観です。 「ググる」なんて言葉も死語同然の近未来。 ストーリーが淡々と、地味に進む感じは星海シリーズ同様ですが、 主人公と取り巻く人達のセリフ回しが、何とも楽しい。 リアルに「円」の切れ目が命の切れ目になる、この世界、 そういう厳しさが、涙ながらに笑いを誘う雰囲気を持ってます。 主人公はベスパに乗る探偵業のオッサンですが、 昭和後半を模した世界といい、何か懐かしいのでした。 次巻もあるので、期待! | ||||
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前作、『突変』がすごく面白かったので、購入してみました。お話自体、前作とはまったく関連がないことは承知していましたが、やはり比較すると見劣りは否めないです。森岡ファンではなく、作品の個別ファンであるならば、あまりお勧めはできない一冊です。 近い将来、ある程度のお金を持っている人は、自分の生体データをコピーしサーバーに保存しておくことができるようになります。そして老いた死後、コピーされた意識はサーバーのデジタル世界の中で生前と変わぬ、いやそれ以上に、人生のピークだった頃の若々しい肉体を持って生前と同じ日常生活を送ることができるようになります。そしてそれは、死者の多くが青春時代を謳歌した『昭和』というノスタルジックな世界に移し変えることさえ可能となる。 ただし、そんな古き良き、人生の黄金時代を死後人生として歩めるタイムリミットは、生きていた頃にせっせと蓄えたお金の分だけなのです。生きれば生きるほど、まるで電話の通話料金のようにお金がかかっていってしまうのです。そんな死後人生を少しでも延命したいと望むならば、バーチャル世界でも生前と変わらず仕事を持たなければいけない。働いてお金を稼がなければいけない。世知辛い、今と変わらぬデジタルな昭和世界――。 そんな昭和世界で主人公、朽網康雄は細々と探偵業を営んでいます。ミステリ小説ではないSF小説の探偵である主人公に舞い込む仕事の依頼といえば、逃げたペット探しや、美術品の警備、姿をくらました婚約者探しや、依頼人のボディガードと、聞けばなんとなくつまらなく感じてしまうような事件ばかり。けれど、未成熟なデジタル世界ならではの制約や特典、サービスによって普通では考えられない、SF世界ならではの事件展開になっているところが、この作品の特徴であり、読み進めるための推進力となっている世界観なのだと思います。 物語は全十本の連短編構成となっていて、そのどの物語もが、最後は優しく抱きしめられるような、そこはかとない安心感を持たせてくれる締め方がされていてほっとします。 お金が尽きて本当の死を迎える前の、まるで幕間のような仮想世界。 死後、天国へ旅立つ切符を手に入れるための、苦役である煉獄。 そんな仮想煉獄であるからこそ、人の温かさを感じる、優しい物語が似合うのかもしれません。 | ||||
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主人公は仮想現実の世界に生きている。そのために発生する現実世界とのルールの違いが、各ストーリーのオチを上手に仕上げています。どこで、どのルールが巧妙に使われるのか、それを推理するだけでも楽しい。 見事な世界観です。ニューロマンサー系のお話が好きな人必見! | ||||
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優しい煉獄の2巻!! 仮想現実世界は徐々に複雑に、徐々に面倒になっていっています。それに伴って探偵業が忙しくなり…つまりは主人公はどんどんけったいな事件に巻き込まれるようになります。しかも半分は「あの世」(つまり我々の現実世界)からの干渉もあったりします。 ちょっとヘクったハードボイルド、的な雰囲気を楽しみつつもSFの真髄を楽しみたい方、必見です。 | ||||
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