■スポンサードリンク


高い城の男



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

高い城の男の評価: 3.85/5点 レビュー 92件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全61件 61~61 4/4ページ
No.1:
(4pt)

『易経』が主人公の物語

もし第二次大戦が枢軸国側の勝利に終っていたら?という歴史改変型SF。しかし、そこはそれ、ディックだけにそれだけでは終らない。この作品の世界では中国の古い占いの書『易経』が人々の行動の指針として広く普及している。主人公たちは人生に迷うたびに『易経』の卦によって将来に対する指針を決定するのだ。しかし、これにはさらに驚くべき裏話が隠されている。なんと、作者のディックは登場人物が作品中で占いを立てるたびに、実際にコインを投げ、そこで得られた卦をそのまま小説に書いていったという。小説のプロット自体が『易経』に支配されているのだ。いや、ディックらしいというか……。ディックにとって現実と幻想は同じものだったに違いない。
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)Amazon書評・レビュー:高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)より
4150105685

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!