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ペスト
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【この小説が収録されている参考書籍】
ペストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全304件 161~180 9/16ページ
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コロナがペストだったら大変だ | ||||
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表現思考方法の特異さ、 | ||||
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この本は1946年頃に書かれた「ペストが流行した状況」の話です。現在の新コロナウイルスと全く同じことが起こっています。ノストラダムスの予言より正確に当たっています。 | ||||
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カミュが一貫してテーマに持っていたのは「不条理への反抗」 病気や否応なく訪れる死、戦争、そして疫病もしかり。 彼は生涯、「人を襲う不条理な暴力」との闘いつづけた。 「コロナ対策として読みます!」という程度では済まされない。 もっと深淵なる生の叫びを感じてもらいたい。 | ||||
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今だから読めた。この世の中、そして時間がる今。普段は、大切なのに忘れてしまっていること。考える時間がない今までが、おかしかったのでは?と考えさせられました。 | ||||
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「ペスト」を読み始めてみると、なんとコロナウイルスと同じような展開に驚い
た。カミュが発表したのは1947年で太平洋戦争、終戦後2年の昭和22年。 そのころ書いたと言う作品はあまりにも今回の世界的広がりを見せているコロナウイルスの感染展開と似ているの驚きました。はじめは発症を軽く考えていたのが、だんだん広まっていくと医師の懸念や民衆の認識など、ネズミからの伝染を中国武漢市に置き換えればピッ タリです。市からの移動禁止や遺体の処理に尊厳などなしの扱い。小説では神のなさ る技と恩寵まで書かれています。この小説は不条理がテーマのようですが、小説としての描写もすごくショックでした。日本人はイエス・キリストが述べる死後の世界をそのまま受け止めるわけでは無いにしても、神の成せるものと神父の説教はなかなか作品を際立てます。しかし、じゃ仏教の教えではとなるとコロナウイルスの発症や汚染拡大 について何も宗教家は述べていない。その辺の違いはあっても、この小説は是非ともた くさんの人たちに読んでもらいたい作品です。 | ||||
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翻訳がこなれておらず、残念。原著が読めれば良いのですが。 | ||||
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今読むと、あるあるって思いますね。感染症の恐ろしさは社会にも影響を与える。コロナが蔓延する今こそ読むべき本かもしれません。 | ||||
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今年のゴールデンウイークは、「Stay Week」ということで、フランスの小説家アルベール・カミュの『ペスト』を読んだ。ペストといえば、中世ヨーロッパで「黒死病」として恐れられた伝染病で、その莫大な人的被害の結果として歴史すら変えてしまった病気のことである。人類はおおよそ100年おきぐらいに伝染病のパンデミックを経験しており、今から100年前のパンデミックはスペイン風邪、200年前はコレラ、300年前がペストの流行期にあたる。いずれの病気もその流行が去った後に、人類の歴史はそれ以前と大きく変わったと評価されている。 アルベール・カミュの小説を読んだのは、自分にとっても30年振りだ。高校1年の夏休み、「『異邦人』を読んで思ったことを書け」という課題にあたって、『異邦人』を読んだのが、カミュとのファーストコンタクトである。そんなに厚い本でもなく、文体も特に難しい訳でもないのに、なんだかサッパリ理解できなかったのが悔しくて、カミュ自身の『異邦人』の解説書でもあると評される『シジフォスの神話』も続いて読むことにした。その本自体は『異邦人』以上に薄い本だったので、楽勝だろうと思っていたが、あに図らんや生まれて初めて「1ページ読むのに15分以上を費やす」ということになってしまった。それまで自分は本は速読で鳴らしていたはずなのに、この本に関してはいつも読む本のスピードでは理解できなかったのだ。今考えてみると、それまで読書好きとはいえハイキングの要領で楽しんで来た者が、いきなり冬のアルプスに挑戦したようなものだ。「基礎体力が足りない」どころの話ではない。泥縄に筋トレをしながら登山を続けるようなものだ。それでも諦めずに、夏休みの全てを使って『シジフォスの神話』を読み終えた後、再度『異邦人』を読んだ。しかし結局、得た感想は「結局自分にはこの主人公には共感できなかった。しかし彼が処刑にあたって自分は幸せだということを確信できるのは、自分自身で勝ち取った運命だからということは理解できた。たとえそれが他人に取っては負けの結果に見えようとも、彼自身にとってこれは自分で選んだ結果なのだ。そして今のほとんどの人は、それすらもできない上にそのことに気づいてもいないのだろう」みたいな内容だったと思う。そんなモヤモヤした状態で書いた文章を、課題を出した現国の先生に絶賛され、かえって戸惑ってしまった記憶がある。 さてカミュとのファーストコンタクトはそんな調子だったから、今度のセカンドコンタクトはある程度覚悟して読んだのだが、こんどは別の意味で驚いてしまった。読みやすい上に、大変面白いのだ。特に何が面白かったといって、自分は当初この小説は中世を描いたものだと思い込んでいたのだが、まったく違ったのである。この小説で描かれる、ペストに襲われてロックアウトする都市は、20世紀のフランス植民地下の北アフリカの一角にあったのである。もちろんそんな歴史は現実にはない。なんとカミュは、想像だけで「20世紀中盤にある地方都市が経験した、とある伝染病によるロックアウト」をドキュメンタリータッチで描いているのである! しかも、その災厄に見舞われるまで、すでに歴史の中に忘れられていた伝染病に襲われた人々が何をし、何を思い、どんなカウンターアクションをとるのかは、まさに今、自分達の目の前で日々巻き起こっていることと同じである。しかも作中で「ペスト」と推定されている伝染病は、厳密なペストとはちょっと違っていて、医者達が苦心の末に手に入れたり、開発した血清治療薬のことごとくを退ける未だ不明点が多数残る致死性の病気であって、これに対処するために人々に残された唯一の手段が、統計に基づく疫学調査と、徹底した衛生管理が全て…。よくもまぁこんな状況を、何度も指摘するが「想像だけで」描けるものだ。カミュ恐るべし!これがノーベル賞作家の真の実力というものだろうか? すでに発表当時高い評価を受けていた本作だが、これほどリアリティに溢れるドキュメンタリータッチで描かれたハードボイルド小説だと、当時の文壇はおろかどんな評論家も気づかなかったであろう。そういう意味では、この小説は徹底的な科学的リサーチに基づくSF小説だと言ってもよいだろう。いや、むしろカミュは何かの時に、2020年の世界を垣間見たことがあるのではないか?そんな気配すらする。驚くべきことに、「ロックダウンの中でいつペストの猛威がすぎるのか、情報を求める余りに、多くの人達がノストラダムスの予言にすら手を伸ばす姿」すら描かれているのだ。今改めて本作を読める人は幸いだ。アナタは真の文豪のなす技を、そして真の傑作とは時代すら超えるものであることを理解できるであろうから。 さて、タイトルにカミュを「未来人」と書いたのはそれだけの理由でない。文学史を振り返ってみれば、カミュの思想を巡って当時、フランスナンバーワン文学者であり哲学者とされていたサルトルと交わした論争は『カミュ・サルトル論争』としてよく知られている。詳細は省くが、この論争の後二人は完全に袂をわかつのだが、今考えてみれば、共産主義者のサルトルが未来人のカミュの思想を理解できるはずがない。それくらいカミュの思想は、今のインターネット時代に生きる自分達の思想によく似ている。つまり、彼の思想とは、共産主義は敗北し、新自由主義も信じられず、かといって宗教も救いとはならない、今の時代に生きる僕たちの考え方に極めて近い。情報は身の周りに溢れていても、その真の意味を理解することはとても難しく、やがては各々が孤立したクラスターの中に閉じ籠もり充足しようとする。それを情報のみの世界でなく、現実の世界にも浮かび上がらせたのが、今回のCOVID-19による世界的なロックダウンの状況のように思える。 そんな世界において、カミュが提案する「第三の道」とは、個別の状況を超えて共通の目的のために連帯する人々の存在である。ここで提示される共通の目的とは何か? それは「人という存在に対する挑戦への抵抗」である。人が人であるために大切な「何か」。それは確かに人それぞれによって違う可能性はある。しかしひとたびその大切な「何か」が激しい挑戦を受けることがある。それは自然災害かもしれないし、疫病かもしれない、または圧政を強いてくる政府が引き起こす戦争や迫害かもしれない。そんな状況に多くの人が理性を保ったまま巻き込まれる時にこそ、「宗教」でもなく「共産主義」でもない、「第三の道」の選択がありうるというのが、カミュの立ち場である。そのために鍵となるのは、人が持つ「共感」能力で、それを通じて人はお互いの価値観の根本にある大切な「何か」を理解することが可能となる。それらの目覚めた人達による連帯しか、神もなにも助けることのできない今の人々を救える術はない――これは、まさにP.K.ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のテーマそのものではないか。 そう『ペスト』とは、カミュによって書かれたサイバーパンクSFだと言ってもよいのである。 カミュが生前に見ていた世界は、恐らく今の僕たちの世界そのものである。だからこそ彼は当時としては未来人だったのだろうと思う。未来人のカミュが書いた『ペスト』は、今を生きる僕らのために彼が残していった伝言のようなものなのかもしれない。 もし日々のニュースや、心を痛める出来事に疲れ果てているのならば、ちょっと立ち止まって手に取ってみたらどうだろうか? そこには、僕たちにはまだまだ沢山の選択と、やれることがいくつも残っていることが示されている。 | ||||
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Kindleで読んだ。思ったより長編だったため、途中流し読みしてしまった部分もあるが、コロナ禍の中、あまりにもリアルな描写に引き込まれた。途中まで実際の出来事を元にした小説かと思っていたくらいだ。危機的状況の中での人の生き方が非常に興味深かった。 | ||||
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期待どおりの内容でした。 自粛要請中のGWに一気に読みました。 | ||||
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昔と今は科学的手法は違うが、人間のありようはあまり変わっていない。人間とは何か?をすごく考えさせられる。 | ||||
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今世界で何が起こってこの先何が起こるのか知りたくて手に取りました。とてもどきどきしながら読みました。 | ||||
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此の小難しい小説が出版後すぐに世界的なベストセラーとなったというのがにわかに信じられませんでしたが、第二次世界大戦終戦から2年足らずの1947年出版、ペストに大戦の厄災を重ねた方が多かったという事なんでしょう。物語の終盤、犯罪者コタールに向けられた医師リウーの独り言に、戦争(人的災害)とペスト(自然災害)の違いが集約されているかのようです。 「罪を犯した人間のことを考えるのは、死んだ人間のことを考えるよりもつらいかもしれない」 また、ペストと同じ自然災害であるCOVID-19(新型コロナウィルス感染症)と比較してみると、どんなに技術が進もうとも、ヒトの本質的な部分は、本書が出版された73年前と何ら変わっていない事がよく分かります。最初は、厄災が何時何時になれば過ぎ去るだろうという根拠の無い予想を立てながら、其れが数ヶ月続くうちに、厄災の終息に対して疑念を抱くように変わって行く。そして、大切な人を失った人にとっては、終息宣言が出されようとも暗い濃霧が晴れる事は無く、此の厄災が生涯に亘って続いて行く。ペスト終息に一条の光明が霞む中、大切なものを2つ、瞬く間に失っても、其の不条理をありのままに受け入れた医師リウー。かの人物のようになる事が「解」なのでしょうか。 | ||||
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読みごたえのある、本です 現在、世界的に新型コロナウイルスが流行していますが、過去にペストの流行と戦っていく人間の描写のすばらしさを、 感じました | ||||
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再読ですが、1960年代の訳とは思えません。わかりやすいです。読みやすい。 | ||||
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迅速な手続きを高評価します | ||||
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こんなに技術が進歩した世の中であっても未知の病魔に対しては無力である。無力であるが故巣篭もりという原始的な方法でしかこういう類の病魔には抗うことができない。その巣篭もりの中で人々は何を考えどのように行動するかは時代は変われど大きくは変わらない。改めて我々はこのような不透明さに対して何を考えどう行動すべきかという問いを時を超えて投げかけてくれる作品。 | ||||
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ありがとうございました。 | ||||
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本じたいには何の問題も無かったです。 | ||||
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