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ペスト
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【この小説が収録されている参考書籍】
ペストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全304件 101~120 6/16ページ
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この作品では、アフリカのある都市で発生したペストによるパンデミック・都市封鎖で、死の恐怖に慄く人々の行いを通して極限における人間性を、文豪カミュは読者に対して問うているのだと思う。利己主義、偽善、祈り、人々の思いなど全くの無力である。70年近く前に書かれた作品であるが、今を生きる私たちも同じであると思う。新型コロナウイルス感染症の流行前に、この作品に出合っていたら、おそらく自分とはほとんど関係ない=よそ事として見ていたと思う。人の痛み・苦しみを理解することは大事なことだが、所詮人間は、自分のこと=当事者ではないことに真剣に思い、感じることは難しいことなのだと思う。 | ||||
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本が高かったのが、少し残念でした。予想より早く着いたのは嬉しかったです。 現在、パンデミックが起きている世界が、何十年前にも、起きることを予想していた事に驚きました。また、カミュの本は、始めです読みましたが、感銘を受けました。 | ||||
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現在のコロナ禍で脚光を浴びている名作と話題になっていたので、初めて読んでみた。 第一印象は(他の方も多数指摘されているとおり)、文学的な(遠回しな)言い回しが多く、翻訳がいささか前時代的なことも手伝って、正直読み進めづらい。(一方でそれが「味」であるとの指摘も理解できるが) また全体を通し、ドラマチックな展開やヒロイズムを(あえて)排しているため、物語の大きな抑揚は見受けられない。 仮に本作が(脚色なくそのまま)映画化されるとしたら、退屈な映画になるだろう。 →「天災ほど見物たりうるところの少ないものはない」 それはつまり、現在のコロナ過の中で奮闘している様々な人々の、地道にして日々同じく繰り返される闘いにも通じる生き様が、語り部である医師リウーや仲間達の姿に体現されていると捉えることもできるだろう。 ペストのため都市封鎖され、外部との往来や通信を絶たれた(本作風にいえば「追放」された)市民が、目に見えない感染症への不安の中、次第に「笑いを失い」「絶望に慣れていく」姿(これは現在のコロナ禍での自粛生活でも見受けられたが)を遠景に、本作の登場人物たちが様々な「抗い」をみせていく。 特にパヌルー神父における懊悩は、「不条理下における信仰」について考えさせられる。 神父はついに(ある意味で)盲目的な信仰を取るに至るが、リウーは決してそれに同意しない。 ここにカミュは神と人間の関係、すなわち人間はペストに象徴される不条理(災害や戦争)から逃れることはできないが、そこに神は介在せずとも、人間は「誠実」に「共感」をもって「連帯」することでそこに抗い、それを超克することができることを、本作で表現したかったのではないだろうか。 人々が次々にペストに斃れ、終始陰鬱な基調で描かれる群像劇だが、読後は不思議に爽やかな気持ちにさせてくれた名作。 | ||||
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新コロナ禍の最中に、この「ペスト」を読むのは、かなりの勇気と根気が必要かもしれません。しかし、現コンゴのような、三重の感染症と戦っている国家国民と比べ、日本に住んでいてよかったと思う気持ちを持たせてくれる本でもあります。 | ||||
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いまのコロナ禍の行く末と重なる。なるほど、世は不条理。 | ||||
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人が、死ぬ。ということは、仕方ない、現実ですが、神を、信じて、人生を、全うすることで、人生の愛を、感謝することができる。大変なコロナウイルスにも、苦しくても、乗り越えて,, | ||||
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毎日家の閉じ込められていたので、ただひたすら読みました。 | ||||
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1947年に出版された小説ですが、人類は過去に何度も戦争や伝染病で似た状況を経験しおり、その度ごとに最初は軽視し、楽観視し、疑心暗鬼で対策に取り掛かり、市民の自由を拘束することで収束を目指す、自由を奪われた市民の心理とその変化、経済の死、あらゆることが驚くほど同じ経緯をたどっていることが分かりました。 伝染病は忘れた頃にやってくる、そしてその時には準備できていないという繰り返しであることが改めて認識されます。 | ||||
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コロナ禍の最中に読みましたが、今の時代と共通する部分が多く、また、人間の心理を鋭く表現しているカミュの凄さを感じる作品でした。 | ||||
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カミュはこの本で、疫病としてのペストを描いたのではなく、ナチやその支配下の状況をペストとその中での人々の姿に化体して描きたかったといわれています。 例えば、激増した死体の処理をどうすることもできなくなり、電車に乗せて運び出し、そのまま捨てるといった場面は、すぐにアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所を連想してしまいます。 ペストは、暗喩として用いられているので、登場人物の言葉にも含蓄があります。タルーの「この町とこの伝染病を知るずっと前からペストに苦しんでいた。」。この言葉の意味など深く考えさせられる言葉です。また。リウーの「ペストと闘う唯一の方法は誠実さ」「自分の責務を果たすこと」という言葉にも考えさせられます。 とても、考えさせられる作品です。登場人物がみな、興味深いです。コタールという犯罪者は、ペストの中にあって初めて生き生きとし、ペストの終了とともにまた周りの人間との関係性を失っていきます。こうした複雑な登場人物の中にあって、グランという木っ端役人の描写の場面だけは、力を抜いてそのまま読んで楽しめる感じがして、緩急もついている感じです。 暗喩とはいいながら、ペストが発生したことを行政当局が察知しながら、なかなかペストという言葉を口に出したがらない場面、コタールのように疫病の中で突然、生き生きとし始める人物もいるということは、今この世界で起こっているコロナを巡る東京都の対応に重なってしまうところもありました。 コロナで現実世界から「追放」された状態になったことを契機に読んだ本ですが、いつの時代に読んでも考えさせられる本だと思います。 | ||||
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80年前の状況だが、追い込まれた状況に於いて、人間として死の恐怖、絶望感、困難に向き合った時に、人が何を考え、何を中心に置き、信念として持つかは人それぞれだが、この様子は現在も結局変わらないだろう。愛、正義、仕事への誇り、死に際の態度。終始重く陰鬱な雰囲気が支配する小説だが、尊厳のある人生について考えさせられる名著。 | ||||
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予てから読みたかった本でした。コロナ禍で外出自粛がネットで買うきっかけになりました。 | ||||
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長編なのでまだ読んでいます。電子書籍なのでちょっとした空き時間とか待ち時間とかにスマホを開いて進められるので便利です。 | ||||
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翻訳の為か、日本語の小説と比して、概要とストーリーの流れを大きくとらえて読むことが良いでしょう。 | ||||
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名作中の名作!こんなに面白い作品だとは思わなかった。最初からもう引き込まれまくり | ||||
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考えさせる小説だった。他人事と思えない自分たちになった | ||||
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読みごたえがありました。登場人物が多いので先にNHKテキストの「100分de名著」を読んでおくと分かりやすいと思います。 | ||||
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高校のときに読んだときは、少年がペストで死んでしまう痛ましい描写だけを覚えていました。それが、今、新型コロナウイルスで、改めてこの作品が脚光を浴びたということで、読み直してみることにしました。 舞台は、アルジェリアのオランという実在の都市です。ここにペストが流行ってオランが封鎖され、その中の人々の人間模様が描写されています。 第二次世界大戦の戦争の不条理をペストになぞらえているようですが、読み始めて驚くのは、そのあまりにもリアルなペスト流行中の人間描写です。 もちろん都市がペストによって閉鎖されるということから既にデジャブなのですが、俺はペストだと言って女に抱きつく男が出てくる下りで、ゾッとしました。そういう事件が実際にコロナでもよく起きましたよね。 ともかく、何よりも出てくる登場人物が不条理と戦うその心意気がなんとも心打たれました。 自分の故郷に帰れなくなってしまった今、愛する恋人に会おうと、オランの封鎖から脱出することを必死に画策するランベールが、やがて心変わりしていき、主人公の医師リウーと共にペストと戦うシーンは自分の今の境遇と重なって感動しました。 解説にも書いてなかったのですが、このリアルなペスト流行の経過は、カミュ自身が経験したものなのか?それとも想像を尽くしたのか?調べてみようと思いました。 | ||||
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今のコロナウイルス対策の参考に読みました | ||||
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読みたかったので助かりました。 | ||||
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