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ペスト
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【この小説が収録されている参考書籍】
ペストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全304件 41~60 3/16ページ
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頼まれて購入です。喜んでいました。 | ||||
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感染症の種類、時代背景は違えどもまさに共感の嵐。ペストという強力な感染症に社会が見舞われた時、人々は何を感じてどう行動するのか?普通は見えないはずの心の内面をうまく描き出している。この小説では、感染症が収束して平和がやってくるフェーズまで描いている。このような世界が我々の時代にもやってくることを願うばかりである | ||||
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20世紀にアルジェリアで起こったペスト被害の実録をベースにした小説である。ペストという細菌はヨーロッパ中世に猖獗を極めた印象が強く、更に黒死病という異名からもおどろおどろしい恐怖感を誘う。2020年の初めから世界に拡大していった新型コロナ・ウィールスはその感染力の強さではペスト以上のものがあるが、致死率においてはペストに及ばない。従ってパンデミックとして人に与える恐怖感ではペストが勝るものの、緩い恐怖感の広がりの大きさでは新型コロナがはるかに広い。ひとたびペストに襲われた市は扉を閉じて市民を外部世界から隔離しなければならない。そこに隔離、幽囚の身となった人々のそれぞれの闘い、悩み、苦しみ、そして共感、希望といったドラマが展開される舞台が生まれる。 あたし(アルベルチーヌ)はこの作品を読んでいて、昔のハリウッド映画、それも大パニック映画を観ているような気分になったわ。「タワーリング・インフェルノ」「ポセイドン・アドヴェンチャー」などなど。燃え上がる高層ビルあるいは沈没に向かって刻々と浸水してゆく豪華客船の中に閉じ込められた人々。それと同じように、このアルジェリアの一都市は難破、市民はどうすることも出来ず巨大な嵐が衰え去ってくれるのを待つばかりなの。医師リウーは有力な武器も持たないながら、ひたすら職務を全うするためペストに立ち向かって行く、わー!かっこいい! スティーブ・マックィーンかジーン・ハックマンかといったところね! そしたら遊び人みたいな暇人のタルーとかいう人が衛生隊なんていうヴォランティア組織を立ち上げて、リウーの応援に力を尽くしてくれる。そして苦しい闘いの中にも熱い友情が芽生えて・・・・、 わーたまんない、これって昔のハリウッド映画の典型的なパターンね、でも気持ちのいいものね、見ててね。でもこの作品には美女というものがほとんど出ない、そこがハリウッド映画との大きな違いね、実存主義のカミュさんが書いたんだから、さすがね! パニック映画の常として色々とタイプの違う脇役もたくさん出てくるんだけど、カミュさんが書いただけに、それぞれに実存的意義ってのかしら、そういうものが与えられてるのね~、オモシローイ!! 小悪人のコタールは警察に取り調べられるのが嫌で、首つり自殺を図ったけれど失敗。ところがペストが蔓延したため警察の取り調べもなくなったのですっかり元気になり、小商いで懐も温まり、楽しく遊び暮らせるようになった。 このコタールを自殺から救ってやったのが市役所の古参吏員グランなの。グランはコタールと同じアパートに住んでいる。彼は医師リウーの医療活動を助ける統計資料をまとめる仕事で有能ぶりを発揮していたのね。ただ彼は仕事を終えた後、アパートに戻ると、詩とも小説ともつかない一つの文を長年にわたって書き続けていたの。彼はその書き出しの文章をあれこれといじっては、今や親交を深めていたリウーやタルーに読んで聞かせていたのね。あたしはこの人のこと、なにか若そうな感じがしていたんだけど、ある時、老吏員とか書かれていたんで、年寄りなんだと気がついたの。そして最後の方でこの人が「すっかり変わり果てた顔で街をさまよっていた」という場面では思わず泣いてしまったわ。 実はこの場面はとても重要な場面で、この後グラン老人は倒れて、すでにペストにひどく侵されていることが分かるんだけど、翌朝、割と何でもなかったように起き上がるのよ、この時からペスト菌は一斉に退却を始めたの。 人間の抵抗とかとは関係なく、ペスト菌は「もう十分にやった」と言わんばかりに勝手にこの市を去ってゆくことにしたようね、でも最後に散発的に襲って行ったのが、今ではリウーの無二の親友になっていたあの衛生隊のタルーだったの、タルーは一昼夜苦しみ抜いた末に死んでしまった! あたしはまたまた泣いてしまった、これってハリウッド映画の常套手段よね! 主演の男は何とか生き残らせて、その代わりと言っては何だけど、その片腕 となって活躍した親友を死なせて観客の涙をしぼらせる。それは分かっているけど、やはり泣かされるのって気持ちいいもんね! それであたしの結論を言わせてもらうなら、「ペスト」はハリウッド・パニック大作とよく似た作品構成を使っている。ただ人物像の説明には難解な叙述が使われていて、その辺を丁寧に読むのはなかなか難しーい!! でも、そんなの気にしないで楽しめるわ、今のコロナ・パンデミックの世界とペストに襲われたアルジェの市とで人間の心理の推移を比べてみるのも忘れないようにしましょうね。 | ||||
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かなり難解であったが、あっという間に読破した。流石、ノーベル賞文学賞作家。 | ||||
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紙の世界名作文学全集や文庫本も何度も買って読んでいるが、電子版をまた買ってしまいました。 何度読んでも感動する類まれなる名作ですね。 | ||||
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その日 人類は思い出した ヤツらに支配されていた恐怖を… 鳥籠の中に囚われていた屈辱を… っていうセリフが進撃の巨人にあった。まさにこれ。 | ||||
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コロナ禍をかさねながら読んでいる。悪戦苦闘している真面目な行政官には是非読んでほしい。コロナ禍の、この後への展開と、対策が見えてくる。人間は同じ事を考えるものだ。 | ||||
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コロナ禍の際に流行ってた本だったので購入しました!! 過去の歴史にも同じようなウィルスで苦しんだ時代があってどのように乗り越えたかを書いた本でした!! とても興味深くコロナ禍の乗り越え方について学べましたね_φ(・_・ | ||||
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気に入らなかった事は無いです | ||||
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コロナ禍の今、どうしても知っておくべき内容だと思い購入しました。読んで、まさに今置かれている状況だ!!と何度も繰り返し読んでます。 | ||||
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COVID19の現在、ウィズ・コロナの現在に読むべき作品として、手に取った方は多いと思いますし、私もその1人です。たった今、読み終わったところで書いているのですが、終盤の感動が素晴らしく、その余韻に浸ってます。特別ではない一般人として他人と関わりながら生きるということや、その中での人間の変化であるとか、手に入れることができる友情と大切な人との別れとか、色々なことを頭に押し寄せてきて、考えさせられてしまいます。おそらく、この長編を読み通して、何も感じることがないという人はほとんどいないのではないでしょうか。何らかの感動があるはずだと思います。 ただ、その感動にたどり着くまでの道のりが長いです。淡々とした単調な語りの文章で、元々のカミュの原文がそういう文章なのか、翻訳のためなのかは分かりませんが、長時間読むのが正直疲れました。一気に読める本ではなく、予想以上に完読までに日数を要しました。そのため、星を1つ落としていますが、そうした長旅を経たからこそ、終盤の感動があるのも事実だと思います。 アルジェリアのオラン市で突然に発生したペストと、これに対する特別ではない一般の人達の記録。COVID19がなくても感動を生む作品なのでしょうが、COVID19の現在において、さらに多くの人に読まれるべきでしょう。 | ||||
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コロナに遭遇している今に、非常に通じる一冊でした。 | ||||
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ペスト、本もしっかりとしていて、読みやすかったです。 | ||||
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作者や不条理小説として再評価されたのではないのが残念だが、読書する人が増えるのは良い。 | ||||
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友人の評価が素晴らしいので、一部紹介します。その通りです。『ペスト』は確かに、読みにくい所があります。信仰や、死刑制度についての立ち入った議論などもあるので、そう簡単に前へ進むというわけにいかないところもありますが、多少の私は読みにくさの多くは翻訳の問題ではないかと思っています。私も人と共同で翻訳を出がけたことが何度かあり、お互いに訳稿を交換し合って、訳を検討しましたが、日本語として読みづらいと思われるところは、必ずと言っていいくらい、誤訳でした。 この小説は、色んな人間が登場しますが、主人公が医者であるとしてあり、それも面白いところ、翻訳文章は、こなれていなくても日本語としての工夫が見られ美があります。ペストの少年の死の描写などは凄まじいですし、街の人々の心理変化も実に現在の世界や日本のコロナの状況に似ていて、驚くぐらいです。人々が次第に絆を俯瞰目ていく様子も人間肯定であり、希望が見られ素晴らしいです。 | ||||
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今、時間のある時にゆっくり読んでいます。 本当の感染症は私たちの心の中に起きているのではないか? 小説のなかでペストに翻弄される人物像を見るときに現在のコロナウィルスで自粛規制に縛られている 現代人の姿が重なりました。 | ||||
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NHK番組で紹介されたため購入した 新型コロナ感染症の流行と重なる展開に、人類は感染症と共に生きたし、生きていくのだと再確認 | ||||
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大学の医学部で微生物学の講義をしていますが、毎年、医学生さんに本書を推薦しています。ノーベル賞受賞作家カミュによる、医師・医学生必読の書。理想の医師像がここにああります。医師・医学生であることの誇りが感じられるであろう名著です。 本書を読まれた後は「シーシュポスの神話」を勧めます。同本で書かれていることを、はっきり体現しているのは、“ペスト”の主人公の医師です。「ペスト」の読後ならば、同書の内容理解には苦労せずに、引用される哲学者や本の数々も、入門書、解説書として役立ち、ひいては、今後の読書の手引きになります。 | ||||
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新型コロナの感染が広がっている中で話題の本を読んでみました。まさに歴史は繰り返されています。政治家の皆さんにも是非読んでいただきたい一冊です。 | ||||
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10代後半で読んで以来、50年近く経って読みました。続けて2回読む事のほとんど無い私ですが、久しぶりに読んだ後、もっと細かいところまで味わいたい、この小説の中にいる事で生じる共感、一体感を失いたく無い、そん気持ちから続けて読みました。 おかげで、より深い理解と共感を得る事が出来ました。 コロナ渦の今、誰もが物語の中に入り込むのに最適な時です。 | ||||
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