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ペスト
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【この小説が収録されている参考書籍】
ペストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全304件 221~240 12/16ページ
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アマゾソの作戦なのか、ベストセラーと表記されており、まんまと読まざるをえなかった。 当然、我が国の現状であるコ口ナと比較することになったが、 カフェーでくっちゃべったり、映画館が賑わったりする部分は違うなと思った。 ノーベル賞作家が時間をかけて執筆したものであり、また外国文学というのもあり、 一読するだけでは、深く読み解くことは【難しい】だろう。 けれども、彼がペストを題材に歴史は繰り返すと言いたかったのは伝わった。 | ||||
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今こそ同じ状況になって、100歳まで生かす医療はパラダイスではなくなり、医療関係者は腹をくくってコロナに立ち向かう局面‼️ 良い治療薬が早く開発されますように | ||||
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カミュはサルトルより好きだった。だから、怖い話でも、なんとか読み進もうとした。ちょっと頭でっかちの読み方。今、感染症が流行るなかで、読み返すのが多い本の上位3冊の1冊らしい。もう1冊は1984。最後の一冊は、、、。 | ||||
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50年前に読んだ文庫本を探したら、色も変わり読む気になれず、しかし、直ぐ読みたい希望をかなえてくれる。 | ||||
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疫病と街封鎖という突然の不条理に巻き込まれたとき。災厄の中で記憶も希望も感情も喪失し、ただ現在の中に生きるしかないとき。はたして過去の自分との一貫性を保ち、持続可能な生き方を見つけられるだろうか?主人公はただ静かに誠実に自らの役割を果たし、見きわめ、そして忘れないことを選択した。そして人間の中には軽蔑すべきものより賞賛すべきものの方が多いと結論した。今直面している世界的な危機を、未だ非現実的に感じ、否認、楽観している自分に気付き、かつ希望を与えてくれました。ぜひ | ||||
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平時と今とでは読後感が全く違っただろう。 ペストに翻弄される登場人物がそれぞれの理解や行動を取る。 まさに今世界で起こっていることを映したようでリアルに読める。 ペストが不治の病であるなら、人間全てがペストを持っていて、またペストに感染させて相手に死を与える存在であるのだというタルーの理解は鬼気迫るものがある。 たぶんペストに象徴されている悪を、今はそのまま読むことはできないが、確かにペストによって露わになった大切なことや愛のかたち、本当の信仰を考え直してみる機会になったことは確か。 美しい言い回しに溢れた文章。 | ||||
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NHK 「100分で名著」や昨今の社会情勢により話題になっていたので購入しました。カミュは初めて読みました。 ナチスドイツ占領下のヨーロッパで実際に起こった出来事のメタファーとして言われている本書ですが、感想としてはここまで人間の内面とありがちな思考を描き切れるのかと驚嘆でした。 不安な状況下だからこそ現象の裏にある真理を求める人、あくまで現象に対峙する事を求める人、善悪を判定し自分の正しさを主張する人、状況が分からず振り回される人々、まさにこれから世界で起こり得る(乃至は起こっている)事の縮図でどう考えて行けば良いのかのヒントが散りばめられています。 | ||||
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高校の時に読んだ。ペスト禍の中、運命を引き受けるように、淡々と使命を果たすリウー医師の姿を見て、自分は物理少年だったのに医学部に進みたいと思った。当初の希望(外科)とは全く違う科目に進んでしまい、日常は『ペスト』ではなくなったと思ったし、武漢肺炎・中共ウイルスが日本に来ても、身近に襲来することもないと思ったのだが・・・・ ペストという病疫の中、リウーとタルーが のどかに水浴をするシーンがある。彼らは彼らを襲った惨禍をそれぞれに受け止め、それぞれの人間性で戦うのだが、今回の疫病の中で、人々はどう受け止め、どう戦っているんだろうか? 自分はリウーではないしリウーにはなれない。だが、カミュの「反抗の論理」は、共有している。それにしても、高校の時に読んだ文学と、同じような世界を生きることになろうとは思わなかった。// 病疫の管理ができず、統治能力がないことを某国は自ら証明した。この惨禍の後は、某国の解体を実践することこそが「反抗の論理」の完成であるにちがいない。 | ||||
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コロナウイスル蔓延により今読む人が増えているそうだ。また本作におけるペストをナチスの隠喩と解釈する向きもあるらしい。以上の予備知識のみをもって読んでみた。カミュの他の作品やサルトルなどは未読。ここで今更内容の要約的なことはやめにして思うところのみを述べる。 まず訳が悪いとか日本語が古いとの評があるがそうは思わない。ただこれは意図的なものであろうが語り口が淡々としているのだ。であるからパニック映画や人間ドラマ的なわかりやすさを期待していると手応えが弱いのかもしれない。しかし、かような苦難の中で現実を「抽象」化して淡々としている人々を描いているようでもある。「抽象」とは著者自身が作中で用いている言葉だ。一方で、ペストがナチスなどの悪を表象しているとの解釈には多少の深読みが必要だ。不条理には違いないのだが、人間世界の内部から来るものと外部から来るものは少なくとも表面的には同類ではない。そんな中で「ペスト患者であることもペスト患者でないこともどちらも大変だ」と誰かに語らせているのはダークサイドに堕ちるのもライトサイドに留まるのもどちらも難儀だと聞こえなくもないが。 ナチス云々よりも、さりげなく神の恩顧なるものの無意味さを語っているところに注目したい。(著者自ら本作は最も反キリスト教的と言ったようだが) 神を信じるとか信じないとかそういった“抽象”的なことは超克した連携を否応なしに人々に強いる“現実”、こういったことは今後も不死ではない人間達に降りかかってくるだろう。ただその超えるべき軸は神への態度ではなく観念の中の主義であったり外的現実である貧富であったりするだろうが。 | ||||
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予定通り商品が到着しました。また商品自体の到着時点のコンディション良好でした。 | ||||
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読みにくいけど、人間に関する深い洞察が得られる。 | ||||
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ただのパニック小説ではなく、ペストという疫病を通じて、人間は強いのか弱いのか、色々考えさせられる小説。 でも、星ひとつの方達が書いてる様に、翻訳が分かりづらい。直訳しすぎなのかな。 カミュの文体は、非常に美しいと聞きます。 フランス語が読めたなら、是非原書を読んでみたいな。 | ||||
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アルベール・カミュ(1913~1960年)は、フランス領アルジェリア生まれの作家、哲学者。第二次世界大戦中に発表した小説『異邦人』(1942年)などで「不条理」の哲学を唱えて注目され、1957年にノーベル文学賞を受賞。1960年に自動車事故で46歳の若さで死去。 本作品は第二次世界大戦後(1947年)に発表された、代表作のひとつである。 物語は、フランス領アルジェリアの港湾都市オラン市(現存する)をペストが襲い、感染拡大阻止のために街は封鎖され、人びとが次々と命を失っていく絶望的な状況の中で、医師のリウーを中心に、よそ者(旅行者)のタルー、下級役人のグラン、新聞記者のランベール、パヌルー神父、密売人のコタールなどの様々な登場人物が、それぞれの立場で無慈悲な運命と立ち向かう様を描いている。 この作品は、ナチス占領下のヨーロッパで実際に起こった状況の隠喩だといわれる。逃げるところのない過酷な状況下で、同胞同士の相互不信、愛する人びととの別離、刹那的な享楽への逃避など、カミュ自身が実際に目撃した人間模様が描かれているのだ。本作品は、戦後間もない時期に発表されたが、民衆はそれを理解しベストセラーになったという。 さらに、この作品に込められているのは、カミュの人生観・哲学でもある。罪なき人びとの死、世に蔓延る悪、自分の力では変えようのない状況。。。人の人生は「不条理」に満ちている。しかし、いかに不条理であろうとも、我々はその人生を生きていかなければならない。そして、そのために最も大切なことは、本作品で描かれているように、人びとがそれぞれの役目を果たし、人びとが連帯していくことなのだ。 そして、作品の最後では、感染がほぼ収束する中で、それまで医師リウーを支えてきたタルーがついに発病し、「今こそすべてはよいのだ」という言葉を残して静かに死んでいく。。。世界はどこまでも「不条理」なのだ。 今般の新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴って、本作品はヨーロッパのほか、日本でも広く読まれるようになっているという。カミュのメッセージは上記の通り幅広く普遍的なものであるが、今の世界、我々を取り巻く状況に引き寄せて解釈することは、もちろん有効だろう。そして、そこで示唆されるのも、やはり、リウーやタルーのように、目の前のことに対して自分のできること(多くの人びとにとっては、外出を自粛すること)を精いっぱいに行い、皆で連帯していくことが最も大事ということだ。 今、このカミュのメッセージを大切にしたいと思う。 | ||||
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「ペストは人の心の中にある」。誰しもが自分の中に持っている悪い要素を自覚し、誹謗中傷や差別、利己的な買い占め等をやめる事。それ以外に伝染病に打ち勝つ方法は無い。 | ||||
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感染症が蔓延し始めている昨今の社会現象と重なると思いながら読み始めましたが、どちらかというと、一般市民ではなく医療と政治に関わる人物の視点で描かれています。現場に関わる方の心情と巷を描いた内容で、考えさせられました。 Kindle版で購入しましたが、訳語や喩えている表現が私には難しく、解釈や捉え方で変わってくるように感じました。 書籍でもう一度時間をかけて読みたい一冊です。 | ||||
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いまままさに多くの人に読まれるべき作品であるだけに、現代語訳が望まれる。 あまりにも読みづらい… | ||||
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ペストからの解放を喜ぶ人々の描写は、まさにフランスのレジスタンスの人々がナチス支配から解放された時の描写であり、ペストとは、ナチスのフランス支配の象徴であると、当時の自分は読み込んでいたが、50年後、コロナウイルスによって世界中の各都市が都市封鎖をせざるを得ない事態に陥った時に読み直してみると、疫病が兆候を見せ始めた時の政府役人の、なんとか過小に見せようとする態度、人々が最初は軽く見て、そのうちパニックになり始める姿、疫病が蔓延し始め、死亡者の処理ができなくなり無差別に埋葬し始める様子など、パンデミックの恐ろしさが現実の問題として自分に迫ってくる。信仰が、深い、浅いにかかわらず、無垢な子供にも、感染し死をもたらす伝染病の恐ろしさ。不条理とはそういう事か。唯、救いとなるのは、物語の中で、ペストの猛威にもかかわらず、保健隊に志願し、他者の為に働くうちに自己の心の拠り所を得ていく人々が少なからずいる事が、現状の参考になるという事か。 優れた書物は、読者の境遇によって幾通りにも読みこなす事ができるという見本のような書物と思った。 | ||||
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哲学的内容を含んでいるため、現在のコロナ騒動の収束とは、無関係で、当時の惨状を知る手立てにはならない。 ただペストの収束が、ある日突然に終わったとあるが、本当かどうかわからないが、今のコロナもそういう終わりを迎えるのかもしれない。 | ||||
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自分が生まれた年に発刊された本です。ありがとうございます。 | ||||
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第二次大戦が終わってまもなく、港町オランで突如発生したペストは瞬く間に町全体を覆い尽くし、やがて、多くの人命が失われることとなる。 閉ざされた町オランは地獄の様相を呈するが、この時代の人々は本当の伝染病の恐ろしさを知る人は少なく、公衆衛生の大切さが理解できていないようだ。 先の大戦で失われた莫大な数の人命に比べれば、こんなもの大したことはないという誤った比較対象論がまかり通り、感染の拡大に拍車をかけているのだ。 作者のカミュの根本に流れる不条理な思想というものを描いたこの作品は、人間がこの世に存在することの不条理性を問うもので、それに真正面に向き合い、克服しようとする努力の中に人生の意味を見つけ出そうとしたものである。 なので、現在世界が脅威にさらされているコロナとはかなり違った世界観が展開されてはいるが、比較して読むことは決して無意味なことではなく、「まるほど」と思わせられる部分も少なからずあるのではないだろうか。 | ||||
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