■スポンサードリンク
ペスト
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ペストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 21~40 2/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新型コロナを機に再読。 初読時は問答無用の五つ星だったが、時を経て読むとアラばかりが目につき、その評価も変わってしまった。 他国の新型コロナ対策と同様の都市封鎖が行われるわけだが、それは境界域での話。 感染域内では、外出禁止令などなく映画館やレストランは相変わらずの大盛況で、3密当たり前というか、市外に出れなくなったせいで却って混雑している所もあるという有り様。 公共交通機関内では多少ソーシャルディスタンシングもどきの行為も見受けらるが、一般市民が手洗いやうがいを励行している様子はなく、必死に防疫に努めているとは言い難い。 舞台は1940年代でそんな大昔という訳ではないし、著者もそれ以前の流行を下調べしてから執筆しているだろうから、そんな荒唐無稽な話でもないはずだが、現実のコロナ・パニックと比べると、そのノーガードぶりに啞然としてしまう。 感染力も致死率も最強レベルのペストが蔓延していたにも拘わらず、このような一都市丸ごと培養シャーレ状態では、もう自然に終息するのを待つより他あるまい。 この作品でも初動の遅れが後の惨事を招いてしまうのだが、当の医者が、ネズミの大量死や患者のリンパ節肥大を目の当たりにしておきながら直ぐにペストを見抜けなかった、なんていくら小説とはいえお粗末。 その後の人間模様も、慈愛に満ちた利他的行動が却って感染拡大に繋がりかねないという現実を知ってしまった今、必ずしも共感できるものではなかった。 しかし、疫病が猛威を振るった時の、一つの人間の在り方や友情を緻密に描いた良作であるのは事実。 哲学、宗教色も濃く、単なるパニック小説に堕していないのはノーベル賞作家の為せるわざ。 特に、ペストは天罰、などと当初のたまっていた神父が、罪なき子供が悶死する光景を前に悔悛へと踏み出すシーンは、感銘を受けた。 しかし翻訳は、ガチガチの直訳を思わせる不自然で回りくどい文章が多い。 なかには、もっとコンパクトに纏めれば簡潔明瞭な文章で済むのに(二重否定とか)、と思わせる箇所も散見される。 原文が悪文かつ晦渋なのか、それとも翻訳が異色なのかは分かりかねる。 しかし別訳者による代表作「異邦人」が、より深遠ながらも明快につづられた良訳である為、原作者が作品ごとに文体を変えることがあるという事実を差っ引いても、なおさら翻訳に難があったのでは、と邪推してしまう。 初読の時スラスラ読めたのは、若さにかまけて飛ばし読みをしまくっていたからだろう。 年取って一言一句ネチネチ読む癖がついてしまった私にとって、この翻訳は鬱陶しかった。 訳者の巻末解説も、解説とは名ばかりの自己チュー批評でガッカリ。 この人には、なるべく読者に分かりやすく伝えようという配慮はないようだ。 自身の筆に酔い痴れてしまうタイプなんですかねえ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
和訳が古くさく、すんなり頭に入ってきませんでした。違う和訳で読みたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
予定より2日ほど早く届き、GW中に読めました。 昔から読みたいと思いながら時が過ぎ、改めて巷の話題もあり 購入しました。 内容として、前半は内容に集中できず、理解も難しでしが、 中盤以降に内容が入って来た感があり、のんびりした 長期休暇時に読むのが良いかと思われます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やや読みにくかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なるほど名作と言われるだけの作品である。ペストが蔓延した街での人々の気持ちの変化や街全体の様子がリアルに描かれている。日を追って打ち出される感染症への対処法・政策や医師の苦悩・疲弊も、新型コロナに苦しむ現代社会に重ねて読むことができて面白い。本作品p.188で医師リウーが医者としての自分の仕事について「際限なく続く敗北です」と話す場面は、医師とは何かという問いに対する深い哲学的な洞察を感じさせる。 ただし、日本語訳がわかりにくくて大変読みづらい。訳語の選択も「てにをは」の使い方も適切でないものが多い。新進気鋭の翻訳家による新しい日本語訳が強く待ち望まれる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
感染症の社会経済に与える影響 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みにくくて むずかしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
綺麗な状態で届きました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
翻訳がいまいちかな | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回のコロナ禍の世界について、見解を聞けないのが残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表現がまわりくどいけど、学生の頃は難なく読めてた。 だって今、還暦だから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の内容自体は期待通り申し分なかった。 但し本年4月出版の定価750円の文庫本の入手価格が2倍以上に なるのは納得しにくい感じがする。 こういう状況でこそ定価(+送料)で販売して欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容は面白い!! ただ、訳された日本語がとにかく読みづらい。 日本語として、成立してない。 美しい日本語に訳してくれる優れた翻訳者の新訳版を待ちたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大作でもあり、読むのに時間がかかりました。ペストを背景にして、いろんな人生があることを改めて考えさせられた気がします。新型コロナウィルスが発生した今だからこそ、読んでみるのもいいかも知れないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どうも理解し難い。 翻訳が悪いのか、古いのか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現実に新型コレラが世界を覆っている中で、過去に書いたものは無力です。 記録でもなく、哲学的なあるいは神学的な考察が入りやすい実存主義全盛の時代背景もあり、中途半端な読み物になってしまっています。 ペストに立ち向かう医師リウーや、一緒に戦い斃れていった友人タルー、神を捨てられず信じながら空しく死んでいったパヌール神父、フランスにいる妻に会うために閉鎖された町を脱出しようとしていつかリウーたちと一緒に志願保健隊で戦う新聞記者ランベール、書物を書く夢をみながら一緒に戦う町の吏員グラン、などなど、魅力的な登場人物が出てきますが、最後まで湧き上がるものはありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
翻訳が稚拙で文章が理解できない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は感染症のペストがどのように社会に蔓延し、人々に不安を与え心理学的に変化してしくのかを期待して読んでみたしたが、この物語はほとんど病気のペストとは関係ありませんでした。著者は当時のフランスにおける個人的な社会批判のためにペストという言葉を比喩的に用いた物語でした。よって私のように感染症ペストの当時の人々の恐怖や社会状況を物語から感じ取ろう期待する場合は別の「ペスト(の記憶)」ダニエル・デフォー著を読んだほうが良いです。フィクションですがまだ5歳のダニエルは1665年実際にロンドンのペスト渦を体験し当時の悲惨さを後に(5歳だったので記憶がないかもしれませんが)小説に書いたものです。ペストに興味ある人はこちらが良いです。この本の評価ですがページ数は多いですが時々脱線することが多く本筋は350ページくらいです。 この本を読む前にNHKの100分de名著も読んでみましたが、思ったほど面白くありませんでした。大学教授というのは不条理とか実存主義とか難しそうな言葉を使いたがり、簡単は事でもややこしく説明したがり、些細なことでも言葉の裏にある心理はどうだとか勝手に想像を働かせて語り威厳を保とうとしているのが滑稽です。長々と書いてしまいましたが総体的にはまあまあの面白かった小説でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アルジェリアのオラン市を襲った病・ペスト。外部と遮断され孤立化した町の中で、ペストという不条理と闘う人々を描いた作品。最初はペストを医学的にどう対処するかという医療系の物語だと思っていたけど違って、ペストに直面した人々が心をどう変化させていったのかを年代記風に淡々と語っていく物語だった。冷静な語り口の中にも、町や人の心を精緻に描き出そうとする細やかさを感じる。ただ、活字を読み慣れていない人には難しい文章だと思うので、もう少し柔らかい訳だったらありがたかった。 医師のリウーはこのペストという不条理の中で戦い、敗北し続ける。少年のシーンはその苦痛が浮き立ってくるようで読んでいてつらかった。そんな地獄のような状況でできること、 「そこに、毎日の仕事のなかにこそ、確実なものがある。その余のものは、とるに足らぬつながりと衝動に左右されているのであり、そんなものに足をとどめてはいられない。肝要なことは自分の職務をよく果たすことだ」 「しかしペストと戦う唯一の方法は、誠実さということです」 「一般にはどういうことか知りませんがね。しかし、僕の場合には、つまり自分の職務を果すことだと心得ています」 このあたりの言葉が印象深い。現代でも感染症が大きな問題になっていて、その中でできることって何だろうかと考え続けている。誠実に自分の仕事をすること。まずはここから始まるのかなと。 「世間に存在する悪は、ほとんど常に無知に由来するものであり、善き意志も、豊かな知識がなければ、悪意と同じくらい多くの被害を与えることがありうる」 「そして絶望に慣れることは絶望そのものよりもさらに悪いのである」 この言葉たちも心に留めておきたい。ペストに限らず、不条理なものは世界にはあふれていて、いつ直面してもおかしくはない。自分ならそれとどう向き合っていくのか、何ができるのか。感染症で揺れている今だからこそ読めてよかったと思えた作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ノーベル賞とるだけあって、文学的表現が多く読みにくかったです なにを言ってるのか理解出来ず何度も同じ所を読み返しました 読みやすい今の文体に慣れている人は、読むのにてこずるかもしれません まあ、理解出来なくても読み進めることはできます 今のコロナのパンデミックと同じような事柄が掛かれてて面白かったです | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!