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まほろ市の殺人 秋 闇雲A子と憂鬱刑事
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まほろ市の殺人 秋 闇雲A子と憂鬱刑事の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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この競作のまほろ市シリーズは有栖川氏の作品のみまだ未読だが、本作を含む3編で評価すると、もっとも中編ミステリー作品として題材がオーソドクスかつ展開も凝っていて一番のお勧めではないかと感じる。 麻耶氏の作品としてはお馴染みのキャラが出てこないこれのみのキャラが活躍するが、劇中のある人物にやはり氏の作品に顕著な超越的な能力を持つ探偵視点が付与されており、ユーモアミステリーテイストながら、麻耶氏独特のテイストは味わえる。 真犯人はなにせ120ページほどの中編なので、薄々勘付くが、連続殺人の真相はなかなか常識外れながら、薄気味悪い余韻を残し、さすが麻耶作品としいう気がする。 | ||||
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▼あらすじ 真幌市では、この春から十一件も連続して殺人事件が発生していた。 ミステリー作家・闇雲A子によって「真幌キラー」と名づけられたこの連続 殺人犯は毎回、必ず死体の左耳を焼き、その傍に何らかの小物を遺していた。 奇怪な犯行を繰り返す殺人鬼の正体とは? ▼感想 《見立て》殺人の《ミッシングリンク》もの。 犯人が遺留品を残すのは、捜査を撹乱させるためでなく、むしろ、 一刻もはやく「正答」に辿り着いてもらいたいため、というのがミソですね。 犯人特定の最大のヒントが、序盤の段階で抜け抜けと示されているところや、 〈探偵役〉の予想外な人選など、結末のサプライズに向け、入念に構成されています。 一見、バカミス的な設定なのですが、犯人の抱く動機はきわめて 切実かつ叙情的であるというギャップも、独特の余韻を残します。 | ||||
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薄っぺらいわりに流暢な脚捌きで最後まで読ませてくれた本。ページ数の兼ね合いがあるのか、やたら体言止めが多い。でも気にならない。そのまま普通に読んでしまうこともできるが、この作者の流儀を知っている者には得に、また新しい魅力を感じる事ができるアイテムだと思う。軽く(値段的にも重量的にも)て入り易いのも含め、内容的にももちろん、コストパフォーマンスが高い作品だと思います。個人的にこの微妙な『終わってる感覚』と静かさがとても好みです。 | ||||
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