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戦国鎌倉悲譚 剋



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【この小説が収録されている参考書籍】
戦国鎌倉悲譚 剋
戦国鎌倉悲譚 剋 (講談社文庫)

戦国鎌倉悲譚 剋の評価: 3.83/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

なんて高慢な姫(尼僧)でしょう

里見義弘の妻になった青岳尼について興味があったので、こちらの本を購入。
物語は青岳尼と義弘との間の姫、初実(青蓮尼)と北条氏舜との交流にふれたもの。
この作家の本はたてつづけに五冊ほど読んでいて、史料を駆使して物語を組み立てるのがうまいな、と感心していました。
ただ、女性の描写があまり目を引くところがなく、さびしいかな……。恋物語はどうだろう? という期待もありました。
 母が尼僧の身分を捨てて、義弘とかけおち(?)した結果生まれた自分を責めている美貌の姫(尼僧)
 個人的に断定すると、ヒロインはビッチ。
 自分から「抱いて」とせがむのはかまいません。そのあとがいけない。
 なにしろ、一夜妻になった引き換えに、氏舜に仏の道を選ばせて「救う」つもりだった、という詭弁。男性にとってはむごすぎ……。素直に「好き、抱かれたかったのです」と言えばかわいいのにね。女として生きる覚悟がないなら誘うな、尼僧でしょ、とつっこみを入れたくなるのはわたしだけでしょうか?
それでも氏舜は青蓮尼を強引に還俗させて正妻に(側室ではないところに男の誠意がある)しようとする。青蓮尼は拒否して、顔を焼く。
 戦国の世で自分の意志を曲げないのは賞賛されるべき、と決め付けてヒロインを造形したのでしょうか?
 さらに、軟弱な氏舜にも共感できませんでした。
 戦闘シーンが充実しており、他の人物がキャラ立ちしている高感度が、主人公たちのイマイチな性格が残念です。
戦国鎌倉悲譚 剋Amazon書評・レビュー:戦国鎌倉悲譚 剋より
4062168243

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