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手紙
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手紙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全538件 501~520 26/27ページ
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文句なし星5つ。面白い。というより、素晴らしい。彼の小説の素晴らしさを、再確認できる本。主人公の人柄、切なさ、葛藤や苦労、生き生きと、というのもおかしいけれと書き込まれている。少しずつ読んでいこうと思いましたが、一気に読んでしまいました。彼は悩んで苦しんでいましたが、素晴らしい人にあえました。1人ではなく、何人も。そして表向きなことではなく、現実やその動きなど、読んでいる側も反省させられたり、納得したり。きちんと執筆者の意見があって、少しこれはやりすぎ? と思う部分もあったのですが、それをあえて引き出したのは執筆者の意図だと思う。この小説を、高校生などに感想文かかせてみたら面白いのではないか。理解できるかどうかはわかりませんが。 | ||||
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この作品は一晩いっき読みしたので星五つと甘い甘い評価をするが、実をいうとちょっとやりすぎじゃないかと思う。犯罪を犯した犯人の家族がつらい思いをするというのはある程度理解できるが、この兄というのは幼女連続誘拐だとかカルトなどの大きな犯罪を犯した犯人ではない。そうであればその家族への影響はこの本に書いてある程度かそれ以上だろう。それほどに起きてくる出来事がいちいちわざとらしく「兄」の悪影響でぶっつぶされる。弟の人生に兄に関連しない結末をもった出来事は何も起こらないのか?おつきあいしていた女性の家族にしても描かれ方が極端で、そのいやらしさの表現はレトロと言ってもいい。そもそも今時この兄のような戦前の弟思い的な動機を持つだろうか。なにか確信犯的な気もする。弟の妻となった女性が示唆するように彼女の過去:サラ金で夜逃げした暗い過去と同程度に受け取ったらどうだろうと言っているようでもある。実際に犯人の家族でもなし、そういう人を知っているわけでもないが、就職に関して家族のバックグラウンドをここまで調べる企業には当たったことがない。わざとらしすぎないだろうか。 | ||||
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これを読んで犯罪に対する考え方が変わりました。「差別はなくてはならないものだ」という言葉にはただひたすら考えさせられました。東野さんは「白夜行」など傑作が数多くありますが、自分的にはこれがNo1と思ってるほど。ラストは涙が止まりませんでした。家族や友人に勧めまくってます。 | ||||
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生まれてこの方ここまで泣けた小説は他にありません。それくらい切なくて苦しくて愛しい物語でした。犯罪を犯した者と、その弟というレッテル。兄弟の絆、というよりは兄弟という血の呪縛が生々しく、痛い。確かな描写に導かれて主人公に感情移入した時、涙腺が弛むどころの騒ぎではないです。読みながら号泣して声をあげたのは人生で初めての体験でした。とにかく色んな角度から考えさせられる作品。自信を持って万人に読んで頂きたい傑作です!! | ||||
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普段ニュースで流れる殺人事件。その加害者の家族のことを考えたことはなかった。こんなに、苦しい思いを抱えていること。加害者が負ったのは、被害者への償いだけでなく、家族の苦しみでもあるということ。弟の気持ちの葛藤など、入りこんで読めます。 | ||||
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殺人という罪に対して考えさせられる本加害者である家族が社会から抹殺される現実被害者の心に消えない喪失感事件を償う気持ちはあっても、自己が存在するが故の苦しみ事件は時間が解決するが、その時間の果てしない長さ人に限られる人生の長さから、償う時間が果てしなく長く感じてしまう人間には弱いところがあり、人生で道を誤ることはあるその分岐点は、過ぎた後からしか分からない加害者の弟である直貴が心の中で兄に語りかける 兄貴、俺たちはどうして生まれてきたんだろうなー。 兄貴、俺たちでも幸せになる日がくるんだろか。この呟きがただの戯言でないのは読んだら身に染みる大衆小説であるが故の、重いテーマでありながら一気に読めます | ||||
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甘栗を取ろうとして結果的に殺人を犯してしまうもちろん最初の強盗と言う時点ですごく間違っているのだけど自分にこんな兄がいたらどうだっただろう・・・犯罪者の家族ってこういう目に遭うのか・・・結婚してそれぞれが家庭を持つと兄弟の絆は薄れていきます普通の兄弟ならこれほど係わり合いにならず生きていくのに社会にそむく行為をした報いがこれなんですね | ||||
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東野作品はほとんど読んでいるけれど、この本はあたしの中でベストです。いろいろ考えさせられる話です。泣けます。 | ||||
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東野圭吾作品の大ファンの私の姉が、「図書券を送ってやるから絶対買え!」といって薦めてくれた本です。そういうわけで作者の作品ははじめて読みました。なんとも悲しく、苦しく、やりきれない思いが込み上げてきました。毎日のように繰り返される犯罪のニュースを、私はいつも人ごとのように聞いていました。ですがこの本は、私たちは誰もが当事者になる可能性があるということ、そして犯罪のニュースの裏には、悲しみ、苦しんでいる生身の人間がいるという当然の、それでいて無自覚なことを改めて気づかせてくれました。そして私たちは、まぎれもなくそのような世の中で生きているという事実を受け止めなければならないのだ、と考えさせられました。ニュースを伝えるマスコミの方たちにも、是非読んでいただきたい本です。 | ||||
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東野圭吾の長短ともにあらわれた作品だと思う。テーマの選び方や、その重いテーマを一気に読ませる筆力は流石。兄の立場からは手紙の文面以外一切書かないことで、彼に対する共感というか同情の念が逆に湧いてくる。それを詳しく書いちゃうと、この本とよく比較された真保裕一の『繋がれた明日』のように、いまいち共感しきれなくなるだろう。ただ、主人公の身に降りかかること一つ一つがわざとらしい。著者自身が雑誌上で、「1つのことを伝えるためには、1を書くのではなくて、1.5とかそれ以上を書く」というようなことを言っていた。だから、この作品のわざとらしい展開もわざとなんだろうけど、もっと機微のあった過去の東野作品の方が私は好きだ。読書を比較的多くしていて、行間まで楽しみたい人にとってはそのわざとらしさの方が目に付いてしまうのではないだろうか。さくさく読み進めていいテーマなのかな、とも思う。泣き(悲しみ?)のエンターテイメントとして、読書初心者に勧めたい。 | ||||
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才能にあふれているのに物事がうまく進むたび兄が犯した犯罪によって何度も挫折を経験する弟と、そんなことも知らず刑務所から、唯一の身内であるかけがえのない弟に手紙を送ってくる兄、そんな二人の心境がうまく描写されている。涙がとまらなかった。いろんなことを考えさせられる。これを期に東野さんの作品を立て続けに読んでいる。 | ||||
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弟を大学に進学させたいために強盗殺人を犯してしまう兄と、自分のために兄を犯罪者にさせてしまったと後悔する弟。それぞれが、お互いに抱いている感情に束縛され、二人は知らぬ間に悲劇の主人公になってしまいます。弟は兄は自分のために犯罪を犯したという負い目から、幸せを奪われていっても仕方がないと様々なことを諦め、自分にウソをつきながら成長していきます。ここまで苦しめなくてもいいじゃないか…と思わせるほど、様々な苦難に直面していきます。それらを乗り越えて、ようやく自分という人生を歩いていこうと決心した彼が取った行動は、本当にすごいな…と尊敬してしまいます。この本からは、必死に生きている人たちの息遣いが聞こえてきそうです。本当に素晴らしい話だと思います。 | ||||
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「罪を憎んで人を憎まず」と言う言葉がありますが、本書を読んでその言葉の意味を深く考えさせられました。弟を大学に行かせるために強盗殺人を犯してしまう兄、刑務所に入った兄のためにさまざまな差別を受ける弟・・・。その弟に思わず感情移入してしまいます。もしもある日、自分の身近にいる人が強盗殺人半の弟だと知ったら?自分も接する態度が変わってしまうかもしれない。あからさまな変化は見せないようにするものの、やはり相手にはその小さな変化も感じ取ってしまうのでしょう。「差別はあってはならない。だが決してなくならない」という言葉には、考えさせられます。推理小説ではないので、明確な結末があるわけではないですが、この小説の問いかけには、それぞれの答があると思います。その答がすぐに出せる答なのか、長い時間かかってようやく出てくる答なのかは、それぞれだと思いますが、犯罪によって生み出される犯罪者家族、被害者家族という問題を考えてみる端緒になります。東野圭吾さんの作品は、いろいろ読みましたが新境地を開いた作品だと思います。差別をする芽は誰の心の中にも有ると思います。(気づいているかどうかは別にして)。男女問わず、若い人にも年配の人にも読んで欲しい作品です。 | ||||
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兄弟愛とは。家族とは。社会とは。とにかく考えさせられます。自分自身と主人公を重ね合わせて、自分の甘さをも痛感させられます。テンポのある展開と、意外性のあるストーリー。最後の最後まで、一行ずつ大切に読みたくなる本です。 | ||||
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わたしには両親がいるものの、兄が犯罪者です。これまで誰にも言えなかったこと、辛かったことが山ほどあります。そんな私の気持ちをこの1冊は伝えてくれます。と、同時に、自分の複雑な気持ちを整理してくれました。続きを是非、書いてください。コンサートのあと、どうなったのか知りたいです。 | ||||
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弟を思う気持ちから、思いもかけずに犯してしまう殺人。殺人犯となった兄が、獄中から反省もこめて、弟に毎月送る一通の手紙。ただ一人っきりの家族である弟は、成長すると共に受ける社会の差別に、兄にある決断を下す。加害者家族が受ける悲劇を、東野圭吾氏が、より一層リアルに深刻に書き綴る一冊。そして、又、泣けてしまう最終章。 | ||||
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読んでいて、つらくなりました。いろんなことを考えさせられる一冊でした。読みはじめて、一気に読んでしまいました。なんとも言えない感動がありました。 | ||||
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差別―差をつけて取りあつかうこと。正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと―とある。本書は、殺人犯の弟というレッテルを貼られた若者が、差別されながら生きていく姿を描いた感動小説。 内容は、弟の大学費用を捻出するために強盗殺人を犯してしまい服役する兄。残された弟は、孤独と世間からの差別を受けながら大人へと成長していく。兄は服役中、弟宛に毎月手紙を出していた。世間から白い目で見られる度に兄という存在を疎ましく思いはじめる。そして、音楽でメジャーデビューしようとするときや恋人と結婚を考えたとき、あるいは就職先など、世間は兄という存在を理由に彼を認めようともしなかった。 しかし、就職先の社長と出会った彼は変わっていく。昔から変わらず接してくれる!人と結婚し、子供も授かった。そして、ある日妻がひったくりに遇い、一緒にいた子供が怪我をする。程なく犯人は捕まり、犯人の両親が彼らの元へ。今までは犯罪加害者の側にいた弟は、このとき犯罪被害者の側も知ることに。そして彼がとった行動とは‥‥、そこで見たもうひとつの兄の手紙‥‥、感涙のラストへ。 兄の手紙で文章が上達していく様。弟が成長するなかで知らず知らずのうちに卑屈な性格になっていく様。彼を取り巻く人間模様。どれをとっても絶妙で巧妙だ。そしていつものスラスラ読ませる筆力。「やっぱり東野圭吾作品は見逃せない」、そう思わせるには充分すぎる内容であった。とにかく優れた作品であり、必読の書であることは間違いないと言えよう。 | ||||
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~この本のレビューを書くのが僕だなんて正直意外でした。発売からだいぶ時間経ってるのに。それはさておき、とにかく素晴らしい本でした。東野圭吾さんはずっと苦手で敬遠していた作家さんだったのですが、見る目は変わりました。強固なのに、薄弱な兄弟の絆。もどかしくて、もどかしくて、答えなんて~~いつまでも経っても出てこないのではと思うほどでした。本を読んで目頭が熱くなったのは、本当に久しぶりでした。いい本だと思います。~ | ||||
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