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ゲームの名は誘拐
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ゲームの名は誘拐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 101~120 6/7ページ
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誘拐事件を犯人の側から描いたサスペンスで、藤木直人主演で映画かもされました。 言うまでもなく、犯人を追い詰めいくという作品は多いです。逆に犯人から描かれている場合は、その作品が犯人の視点からでないと成り立たないという設定の場合が多いので、この作品も…これ以上はネタバレになるので書きませんが。 いつもとは違った視点で描かれる作品というのは、新鮮味があります。また、この人の文章というのが、さらさらと読めるため読むのにそう時間はかからないと思います。 どの作品にも、話の流れがあってその流れが変わると、事件を解決する側に有利な情報が次々に得られていきます。今回の場合はそれが逆な訳ですが、ほんの些細なところで、流れが変わったかなと思ったところからの、話の展開が面白くドキドキしながら見てしまいました。 ただ星4つなのは、やはりここは賛否両論あるのでしょうが、やはりクライマックスなのでしょう。僕はある程度の予想ができてしまいました。というのも、設定を複雑してしまっているために、話の展開としてそれ以上難しい伏線を張ることが出来なくなったのではと思っています。 しかし、話の全体の意外性やストーリーの展開のしかたは一読の価値があると思います。 | ||||
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広告代理店に勤める佐久間は自信を持ってたてた新車キャンペーンプラン、「オート・モービルパーク」を日星自動車副社長・葛城に白紙に戻されます。偶然の出来事から桂木の娘をゲームとして誘拐することになりますが・・・。全編が犯人側から描かれるという、画期的な誘拐物です。これ以上は、ネタばれになってしまうので書けませんが、誘拐物としてはよくできていると思います。長さも適度であり、最近の長くて重いミステリーに食傷気味の方にもおすすめできます。ただし、読み始めたら最後ノンストップです。特に後半はラストまで本を置くことができません。間違っても寝る前に読み始めてはいけません。3時間程度の余裕を持って読み始めてください。2002年は「トキオ」と本書、東野圭吾の当たり年でした。蛇足ですが誘拐物としては天藤真「大誘拐」・岡嶋二人「99%の誘拐」・Rジェサップ「摩天楼の身代金」がおすすめです。(いずれもあまりに有名ですが・・・) | ||||
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岡嶋二人を髣髴とさせる誘拐話。犯人側の描写ばかりで、被害者側の状況が判らないというのが新鮮。 身代金受渡し完了後の展開が白眉。 確かに、色々違和感を感じさせる描写があったんだよなぁ。 ラストの切れ味はいまいち。 | ||||
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大手自動車メーカー・日星自動車のイベントを企画していた企画マン・佐久間はほぼ決まりかけていた自らの企画を会長の息子で、日星自動車副社長・葛城の鶴の一声で白紙にされてしまう。怒りに任せて、葛城の邸宅にやってきた佐久間だが、そこから抜け出して来た葛城の娘・樹理と出会い、狂言誘拐を計画する…。ページ数にして300頁、しかも1段という最近の小説としてはかなり短い作品ではあるが、誘拐のトリックの手際の良さ、そしてテンポの良さが最大の魅力。軽い文体ではあるものの、内容まで軽いわけではなくて、最後はキッチリとどんでん返しもついており、出来としては良いのではないかと思う。とはいえ、ちょっとミステリを読みなれた人ならば、この結末はすぐに予想がつくようにも思う。伏線としては、ちょっと露骨な気がする。また、300頁でこれだけをつめ込んだので、ちょっと駆け足な気がするのも確か。もう少し枚数を割いても良かったような気がしないでもない。これだけテンポの良い作品だ、あと100頁くらい追加されていたとしても全く苦痛には感じまい。と、最後は何か苦言ばかりになってしまったが決して駄作ではない。面白かっただけに、苦言が連続してしまっただけ。 | ||||
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誘拐を犯人側から描くという、面白い描き方。しかし、「百夜行」「秘密」などと比べると内容に深みがなく、淡々と描かれているという印象だった。身代金獲得の作戦は見事だったが、ラストが今ひとつ盛り上がりに欠けたような感じで、残念だった。 | ||||
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好きな作家ではあるが。作品は面白いのにタイトルが面白そうでないのが、東野作品の欠点であった。やっと少しは気の利いたタイトルがついて読む前から面白そうだと思わせると内容はカスカス。「あっ!」ではなく「やっぱりね。」路線。通勤電車で読むにはもってこいの軽さ。最初から映像化をねらったかんじの描き方。エンタティメント性は忘れないからプロらしいプロなのだが、時々この人は作品を書いてるんじゃなくて、自分の力量のプレゼンテーションをやっているんじゃないかと思わせるときがある。なんでも書けるが逆に個性がない感じもする。ときどき2人以上の人間が東野名義で書いているんじゃないかなと思わせる作風とクオリティのばらつきがある。唯一主役の女性の言動がデビューから一貫して同じパターン。この作品は連載時から改題しているから「世界の中心で・・・」パターンでやっぱりタイトルは餅は餅屋に任せて正解かも。主人公の仕事が広告マンなんだから元々のタイトルじゃ合わないでしょう。「青春のデスマスク」じゃスプラッターホラーかプロレスものみたいだ。 | ||||
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通勤中頭を使いたくない時読むに最適じっくり読むには、後半のどんでん返しが伏線から想像できるので安直すぐ読めるので、読破の爽快感を求めるならいいかも | ||||
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誘拐の最中に障害と言えるほどの障害が設けられていない為、 淡々とした印象がありますが、読み詰まるところが何も無い、 テンポに優れた作品とも言えます。 軽い割には、伏線もしっかり張られており、見事にどんでん返し を決めているあたり非常にニクイです。 まさに映画やドラマのような洗練された雰囲気が印象に残る 作品でした。 | ||||
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東野圭吾氏の作品は初めて読んだが、すっかりファンになりそうなほどの素晴らしい作品だった。誘拐だけでもトリックや視点が斬新で、読んでておもしろい。でもそれなら星3つだっただろう。しかし筆者は最後の急展開のために、あれほどの様々な展開を仕掛けていたといわれれば、それはすごすぎる。ほとんどの人が途中まで絶対に最後の結末を予想できなかっただろう。気付けたことと言えば、誘拐が達成されたのに、およそ100ページ残っていた点だ。その100ページで筆者は全ての伏線を絡めて、展開を急転直下させた。筆者の技量に感服。まずは読んでみてください。 | ||||
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これ本当にやったら誘拐成功するんじゃないかな?と空恐ろしい気分になる。トリックはよく考えられているし、人間模様の描写も繊細でミステリーの本流でありながら文学としても成功している。 | ||||
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主人公は,広告会社の社員-完璧主義者のエリートで鼻持ちならない男それが佐久間。佐久間は、広告代理店の気鋭のプランナーとして、日星自動車の新車に関する大きなプランの提案をしていた。佐久間は自信たっぷりであった。しかし、新たに副社長に就任した葛城勝俊は佐久間の提案したプランを完全に否定した。佐久間のエリートとしてのプライドは傷つき屈辱を味わう。その恨みと腹いせに偶然出会した葛城副社長の令嬢「樹理」を狂言誘拐することに。佐久間は「ゲームをやってみないか」と樹理に持ち掛ける。葛城副社長から身代金三億円を奪う完璧な誘拐ゲームがスタート。佐久間は、インターネットの無料メール、掲示板サイト、非合法携帯電話、FAX、ビデオカメラなどハイテクを駆使してこの完璧なゲームを進めてゆく・・・全ては成功したかに見えた・・・。誘拐小説の面白さは、連絡手段、動機、警察を欺くトリック、身代金の受け渡し方法などが重要。でも、本当の面白さは犯人の真相心理、息詰まる駆け引きにあります。そして、最後に読者が「はめられた!」と言わなければならないことです。 | ||||
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人生のとらえ方は人それぞれだ。広告代理店勤務の佐久間駿介にとって、人生ははゲームである。「恋愛に限らず、ゲームに見立て、それを克服することに喜びを感じてきた。大学受験はそれの最たるものだ。ここで大きな勝利ポイントを稼いでおけば、人生という最大のゲームも勝利を手中にできる。子どもの頃、新しいゲームが出るたびに出るたびにゲームセンターに通った。カラフルな映像をバックにマシンはおれを挑発して来た。 INSERT COIN 「ゲームをやってみないか?」心の声を聞いた佐久間は、スポンサーの娘を誘拐する。 策士は策におぼれてしまう。ミステリーの形式で、人生を勝負としか考えられない男の悲哀が描かれている。 | ||||
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簡単な話だった気が・・。映画の予告はかなりおもしろそうだったけど本としてはどうかな?って感じ。「秘密」や「白夜行」はかなり好きな分期待して読んだから?ミステリ初心者には向いてるのかもですね。東野作品は大当たりか佳作なんで見極めが難しいです。これはトリックってかタネが読めちゃったのが残念。 | ||||
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簡単な話だった気が・・。 映画の予告はかなりおもしろそうだったけど本としてはどうかな?って感じ。 「秘密」や「白夜行」はかなり好きな分期待して読んだから? ミステリ初心者には向いてるのかもですね。 東野作品は大当たりか佳作なんで見極めが難しいです。 これはトリックってかタネが読めちゃったのが残念。 | ||||
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展開が早く、そりゃ映画化されるわな、という感の強い作品。やり手の広告代理店マン(佐久間)、取引先の社長(葛城)、その娘(樹里)、主な登場人物はこの3人だけである。佐久間と樹里はグルになって葛城に狂言誘拐を仕組む。安全に身代金を奪うために佐久間は知恵をこらす。主犯の佐久間の視点からストーリーが語られる。ゲームの如き駆け引きを楽しみ、樹里や葛城をコントロールしようとする佐久間だが、しかし葛城も切れ者。更には樹里もこれまた曲者で侭ならない。その上いつしか恋も芽生え...東野得意の"仕掛け"が散りばめられ...とかなりおいしい展開。東野の技量を充分感じさせるし、駄作ではないと思う。が、やはり軽過ぎか。さらっと読むにはよいが、本格ミステリーファンの自覚がある人には食い足らないであろう。 | ||||
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03年11月に「g@me」という名で映画化される作品の原作。偶然、知り合った男女が狂言誘拐を企てるストーリーだが、ゲームの名の元に、それぞれの思惑が交錯しながら、事態は二転三転と。そして最後には驚くべき仕掛けが・・・!?この物語は誘拐モノにありがちな被害者側からの視点ではなく、相手の動向を見つつも一瞬たりとも気が抜けない犯人側からの視点で書かれています。1つ1つの行動をチェックする犯人の姿を想像すると、読んでいる人も興奮するはずです。特に、解決編にはとてつもないトリックが隠されているので衝撃を受けるコト間違いなし!!全体的に、長くもなく短くもなくでとても読みやすいです。それにしても、東野圭吾氏の作品はとてもクオリティーが高い!! | ||||
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『白夜行』を読んでからこちらを読んだので、作品の軽さを感じ、ちょっと物足りない印象を持ってしまいました。読む順番を誤って、もったいないことをしてしまったなと思っています。犯人側の視点から書かれているので、相手方はどう考え、どう動いているのかというのが明確にされていません。そのあたりを気にしながら読んでいくことになると思いますが、全体的に、リラックスしながら読み進めていくことができる内容です。ハラハラドキドキ・・・という感じではないです。ちょっとした気晴らしに読むのがいいかなと思いました。 | ||||
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『白夜行』を読んでからこちらを読んだので、 作品の軽さを感じ、ちょっと物足りない印象を持ってしまいました。 読む順番を誤って、もったいないことをしてしまったなと思っています。 犯人側の視点から書かれているので、 相手方はどう考え、どう動いているのかというのが明確にされていません。 そのあたりを気にしながら読んでいくことになると思いますが、 全体的に、リラックスしながら読み進めていくことができる内容です。 ハラハラドキドキ・・・という感じではないです。 ちょっとした気晴らしに読むのがいいかなと思いました。 | ||||
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主人公は広告代理店の花形プロデューサー。自分の知力・体力に絶対的な自信を持っている。そんな彼の企画を全否定したクライアントの専務に「ゲーム」を挑む。きっかけは家出した専務の令嬢を偶然拾ったこと。彼女を駒に誘拐ゲームを挑む。彼女がどうやって共犯者となるのか。この狂言誘拐をどう締めくくるのか。そしてどうやって身代金を無事獲得するのか・・・「ゲーム」の興奮からか男女の関係になってしまった令嬢とのその後も気になる後半、一気にどんでん返しが訪れる。★この本の楽しみは、最後のからくりを知った後、前半に周到に張り巡らされたトリックを読み返してみることにあります。★私は彼の作品は「秘密」から入ってしまったので、ついつい同様の読後感と感動を求めてしまいます!。その意味ではこの作品は「実によく出来たトリック小説」にとどまっていますが、『本をめくっている間は興奮と知的刺激の連続である』ことはお約束できます。●別の楽しみ方としては映画を見る前に。「仲間由紀恵と藤木直人が主人公である」ということだけ頭にインプットして読んでみると、びっくりする位映像が勝手に浮かんできますよ。 | ||||
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「おれ」が「樹理」と「誘拐ゲーム」を成功させたところで、「あれ?まだページが残ってる!!」そこからはドキドキしながら読めました。最近、桐野夏生の暗めのミステリーばかり読んでいたせいか、軽いタッチの本作品は楽しめました。やっぱり、殺人事件がメインになっているのと、そうでないのはぜんぜん違うのかも・・・。映画化される作品ですので、先に読んでおこうと思いました。「おれ」は藤木直人、「樹理」は仲間由紀恵が演じます。キャスティングだけ見ると、イメージはあっているように感じます。 | ||||
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