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ゲームの名は誘拐
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ゲームの名は誘拐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 21~40 2/7ページ
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これぞ、後の先(柳生)。 あえて凡手を打ち、相手が悦に入りしところで、おっかぶせる。 騙したつもりが、逆に騙され、窮地に。 世の中にはお金よりも価値のあるものが存在する。人の心と時間(144p)。 完璧主義者は他人にも、完璧であることを求めるが、小さな綻びからボロが出る。 ゲームには勝たなければ、意味がない。 敗者に、もの言う権利はない。 | ||||
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東野さんのは人気があるのであえて読んでいませんでしたが、今回読みました。 テンポ良く、又じらす所はじらし大変面白い読み物でした。 特に受け渡しの流れ等はドキドキします。 途中で名前の偽装が読んでいる人にはわかり、その時点で全体の仕掛け人の位置がシフトします。 この段階で細かい事を言えばいろいろあるでしょうが、凄いスピードで話が展開します。 映画化を念頭においたようなキャッチーでスリリングな展開は昔のようなギシギシの推理の枠を超えた、新しい流れを確実に作った人といえますね。 人気が出るのがわかります。 | ||||
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友人の勧めで読んだ。著名な小説家だけあって、凄まじい筆力だった。ともかく無駄な表現が徹底して省かれている。浪漫、情緒を完璧なまでに削ぎ落し、かつ必要な情報は全て事前に晒し、さらにミスリードさせるのだから、まさに天才的だ。読者の「常識」が、せいぜい誤解させる材料か。その並外れた技巧には、脱帽する。内容には、時代とともに不可能と化した手段も多くあるが、あくまで当時の時勢として読みたい。「良い人が登場しない小説」という趣向にも、より現実味を感じる。 ただし難点もある。「人生の全てにおいて仮面を被り続け、あらゆる対人関係をゲームとして見る」という性格設定で、恋人やセックスフレンドにまで冷徹なる主人公が、なぜか「樹理」と名乗る女性の言動に対しては愚かなほど無警戒に信頼してしまう。これが人生初の恋、というなら納得もできるが、恋愛という情緒を省いている故に、設定との矛盾を埋める材料が無い。これが徐々に際立つあまり、読み止めようと思ったことが幾度もあった。また個人的な見解として、ごく普通の思春期盛りの女子高生に、あの名演技が出来るとはとても思えない。援助交際への見解を書くのはいいが、それで生じた矛盾を一手に彼女が背負ったかに見える。もう少し年嵩か、せめて役者志望には出来なかったのか。「女性の心理は書けない。なぜなら、ぼくは男性だから」と語ったそうだが、それなら尚の事、一般の認識に従うべきだ。それらの点が余りに惜しく、残念ながら良い読後感とは言えなかった。 | ||||
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もっと、この原作に忠実に作ってほしかったと思います。 原作は、とにかく楽しめました。 | ||||
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本に関しては、個人の主観が入りますので統一コメントで行います。 問題がなければ、星は5とします。 | ||||
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あぁ、読みやすい。心が落ち着く…。 読みやすさは他の作家に比べて群を抜いて秀でているな。 狂言誘拐から始まる人生をかけた大きなゲーム。 グイグイ読めるのは描写の魅力からか、 ただ、先がちょっと読めちゃったのがな… それ以外はグー! | ||||
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主人公である佐久間駿介が、葛城樹理こと葛城千春と、狂言誘拐をして行きます。 しかし、この小説の根本にあるのは、佐久間駿介と葛城勝俊との、ゲームという名の『心理戦』 敵を謀るに謀られやすい。 自分が相手を嵌める時ほど、自分自身が嵌められやすいもの。 そうしたドンデン返しが、中盤から終盤に掛けて、一気に来ます。 もう一つの『事件』のその後は、小説の内容から推理するしかありませんが… 自分の解釈としては、佐久間駿介と葛城千春は、結婚しただろうと思います。 愛する女性を手に入れる為、ゲームの勝利と引き換えに。 そうして、もう一つの『事件』は、完全犯罪が成立したと思います。 | ||||
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好きな作家さんの一人なので全てではありませんが結構読んでいるほうだと思いますが、この小説に関しては家において置きたい!!と思うような本ではなかったです。強弱があまりないような感じでラストもだろーねーって。ミステリーとしては少し弱いかなと思いました。 | ||||
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安いし,内容も良かった,買って良かった。 是非読んでみると良いです。 | ||||
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東野圭吾らしく、読者をひきつける文章でハードボイルド&エンターテインメントとしてはまずまず。最後の逆転も、途中で読めても楽しめます。そのへんの構成はさすが。 が、ミステリと呼ぶには、「ゲームを完璧にこなしてみせる」と豪語する主人公の割に、行動が雑。女の行動があからさまに怪しいけど気付かないのは信じ切ってる設定だから仕方ないか…、IPアドレスの知識がないのは10年以上前の作品だから仕方ないか…と割り切って読んだのですが、それを差し引いても穴が多すぎます。狂言誘拐を始めるにあたって、女にしつこく目立つ行動はしなかったか問い質すわりに、自分はタクシーで尾行したりホテルのフロントで両替を急にやめたり…目立ちすぎです。誘拐の駆け引き中もペンキのついたMRーSを乗り回してるし…。なのに自覚がなく、自分の頭の良さや周到さをアピールするので、読んでいて混乱します。伏線の一部としてわざと詰めの甘い行動をとっているのか?と疑ってしまう。結局わざとではなく単に自覚がないだけとわかって拍子抜けです。ミステリでなくハードボイルドとして、主人公と副社長の気取ったやり取りを楽しむなら良いかな…ということで☆2つにしました。 | ||||
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誘拐にまつわる物語。 誘拐側が繰り出す手段。 社会の仕組みの持つ歪みの中で、 犯罪をいかに構成していくか。 推理(mystery)と不安(suspence)が入り交じる。 | ||||
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本作品は仲間由紀恵主演のドラマを観た後に読んだ作品であるが、ドラマの方のトリックの方が面白かった。普通原作のほうが面白いというのは私の持論であるがこの作品には当てはまらない。これほど見事に身代金を入手するのは現実でもあり得ると思う点がすばらしい。一般文学300作品目の感想。2009/10/03 | ||||
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誘拐をモチーフにしたコンゲーム小説としては退屈するところがなく一気に読める痛快娯楽サスペンスである。 読んだ人は分かるが、本作のプロットは非常に斬新だなあ・・・と思って後に偶然、歌野昌午氏の「さらわれたい女」を読んだところ、これが殆どプロットが同じなのです・・・・。歌野氏の方が10年ほど早く出版されているので、東野氏が偶然同じ話を思いついてしまったのでしょうか・・・・・。まさかパクったとは思えないので、誘拐でコンゲームという枠なら推理小説作家は同じような事を思いついてしまうということなのかとある意味驚いてしまった。本書とさらわれたい女をセットで是非読んでみることをお勧めします。後から読んだほうはほぼネタが割れてしまいますが・・・・・。なんせ同じオチなのですから・・・・。 | ||||
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話の組み立て方がとても良くできている。 軽いノリが赤○次郎風だなと思った。 しかし、中盤以降の”ええっ”という展開からは さすが作者のうでの見せ所という感じ。 一気に読ませてくれます。 誘拐ゲームは決着するけど、殺人の捜査は尻切れトンボ。 主人公が怪しまれて捕まる可能性は高いのかなー。 突然仕事を降ろされて、その腹いせにというパターンになりそうなので あえてやめたのか。 ということで、星4つ。 | ||||
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自信過剰の広告マン、担当していたプロジェクトから突如おろされる、 それを命じたクライアントの副社長。怒りの治まらない彼は、酔いの勢いも手伝って副社長宅に行ってみる。 家から逃げ出してきた若い娘と会った事から、彼は自分のプライドを傷つけた腹いせもあり、 自慢の知能で、副社長に「誘拐という名のゲーム」をしかけ、復讐しようとする。 文章がとても読みやすくあっという間に読んでしまった。 途中は、ヒロインの行動が子供っぽくて、「これじゃ完全犯罪なんて無理でしょ」と思ったけど、そこは最後のどんでん返し。 楽しめました。 | ||||
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見事などんでん返しに驚愕しました。 もちろん、所々何かおかしいと感じるところはありましたが、それに気づく事なく終盤まで行ってしまいました。 ゲームに勝ったのは、果たして誰なのか。 ぜひ、手に取っていただきたい1冊です。 映画化もされているそうですが、自分はこの原作のイメージを損ねたくないのでパスします。 | ||||
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これまた間違えて、映画から入ってしまいました。 通常映画から入って原作を読むとき、原作の素晴らしさに驚きます。 この作品の場合、違います。是非映画から入ってください。 主人公は藤木直人、誘拐される令嬢に仲間由紀恵。狂言誘拐を主題としたお話としては、実に良く出来ています。身代金受け取りの場面は圧巻です。そして、冒頭のシーンがいずれ生きてくる。そしていつものどんでん返し。この展開が思わず○でした。 原作は、それに比べると若干つくりが甘い。と言うより、これをあそこまで作り上げた脚本家に◎。しかしながら、そのたたき上げとしてのアイディアを提供した原作として○。読みやすいのですが、原作を読む限りは、真保裕一的な徹底した描写と、時間設定、視点なんかがあっても良かったのでは。と思います。センスの問題です。単なる狂言誘拐の設定としてはそんなに珍しくないし、現実の世界の方が面白い話はいっぱいあると思います。その意味では、現実の方が面白くなりがちな狂言誘拐に挑戦した原作に80点かな。とても東野圭吾の発想とは思えませんが。 映画を原作より気に入ったのはこれが初めてです。映画製作者は、原作80点くらいの粗削りな所をその技術、脚本で美しくしていく方が、得なのではないでしょうか。 基本的にはお勧めです。 | ||||
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