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ゲームの名は誘拐
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ゲームの名は誘拐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 61~80 4/7ページ
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東野圭吾を読んだのはこれが初めてだったのですが、正直非常にがっかりでした。 話は一辺倒の起承転結で、あからさまな複線のせいで、半ばでほぼ展開が読めるし、何より登場人物たちに全く魅力を感じない。ステレオタイプに製造されたキャラクターがギクシャクと茶番を演じている、という印象しか受けませんでした。読み終わった後に何の感慨も残らない本を読んだのは久しぶりです。 東野氏の他の作品を読むべきか悩んでしまっております・・・。 | ||||
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面白くてすらすら読んじゃいました。本をめったに読まない人でもきっと夢中になると思います。 | ||||
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これほどタッチの軽い東野作品は初めて読んだ。 "狂言誘拐"を企む主人公・佐久間はものすごく頭がキレる男で、 犯罪をゲーム感覚で、しかも楽しみながら実行しようとする。 実際の誘拐犯ってこういうこと考えながらやってるのかなぁ?とか思うと、なかなか興味深かった。 しかし"敵"もまた、つわものであり、おそらくこれまでに数々の修羅場をくぐり抜けてきたであろう男。 まさに頭脳と頭脳のぶつかり合い、それがまた物語により一層のスピード感を与えている。 このゲームに勝てるのか?いや、なんとしてでも勝たなければならない。 ふたりの考えや駆け引きの中に人生を生き抜いていくヒントのようなものが書かれてある気がした。 まぁ、途中から落ちはなんとなく読めたのだが、"誘拐ゲーム"のスリルは十分堪能させてもらった。 まるで漫画を読んでいるかのような感覚に陥るテンポの良さとストーリー展開はお見事。 「面白いからちょっと読んでみて」と気軽に勧められる1冊。 | ||||
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藤木直人と仲間由紀恵を主演として放映された映画「ゲーム」の原作。巻末の藤木さん本人の文章はなかなか興味深かった。俳優としての役作りへのこだわりや撮影現場での小話などは読んでいて楽しいものだ。映画の出来栄えも個人的には大変良かったと思っている。とくに終盤からラストにかけての佐久間(藤木役)の反撃は見応えがある。前半の佐久間の態度や口調には「傲慢さ」が充満しているため、あの強気な人間がどんどん落ちてゆくシナリオとのコントラストが実に鮮明なのだ。藤木さん自身も、そのことを意識的に行ったと語っている。さすが俳優だ。 映画の「原作」である本書を読んだ感想は、正直なところ、あまり芳しくない。原作と映画の違いがかなり大きいので、そのギャップになかなか対応できなかった。佐久間と樹里(仲間役)の会話のやり取りも、映画のなかの藤木・仲間バージョンとうまくイメージが整合できなかった。端的にいえば、原作よりも映画のほうが私にとっては遥かに面白かったということに尽きる。「原作との違い」を知ることができたことは収穫だが、それ意外はあまり積極的に評価する点はないように思う。むろん東野圭吾の作品だから、作品全体としてではなく、細かい配慮を感じさせる無数の文章には読者を引き込む力がある。一気に読ませる筆力も健在。私自身がそこそこ彼の作品を愛読しているせいもあり、今回は琴線に触れるようなものでなかった。だから評価は「星3つ」とした。 逆のケースも想定してみた。つまり先に原作を読んでから映画を観ていたら、本書への評価は変わったのだろうか。いや、たぶん変わっていない。それだけ映画が与えたインパクトが大きかったのだ。映画は小説の原作を忠実になぞる必要など全くないし、そうでないからこそ、どちらにも魅力が生じる。連載時の題名を変えたのは正解。新幹線のなかであっという間に読了しえたことが今は不思議である。 | ||||
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主人公は広告プランナー。ある大きな仕事から外され、ひょんなことから相手の会社の副社長の娘と知り合い、狂言誘拐を仕掛ける。そして誘拐と言う名のゲームを彼は始める。クライム・ノベルというと、だいたいうまく事が運ぶことになっている。それでも、その過程は面白い。こういう小説は、結末ではなく、過程を楽しむものなのだ。 クライム・ノベル。人はなぜそれに魅了されるのだろうか。犯行がクールだからか。犯人と警察の知恵比べが楽しいのか。いずれも正しい。しかし、一番大きいのは、犯人と一体となり、実際にはできるはずがない犯罪を疑似体験できることだろう。しかも、たいていの場合、こういう小説では血が流れない。純粋に、犯罪の進行を楽しむことができる。読後感も悪くない。こういう本を読むと、読者は普段のストレスや怒りなどから解放される。一服の清涼剤と言ってもよい。それが、私たちが夢中になれる理由であろう。 しかし、この物語は東野圭吾らしく、単なるクライム・ノベルでは終わらない。一筋縄ではいかない小説である。どうぞ、存分に楽しんでいただきたい。 | ||||
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身代金目的の誘拐と見せかけて、実は人質と犯人はつるんでゲームのように事件を進めていた。 人質であるはずの樹理にも、なにか裏がありそうと、読み始めた時点からううすうす感じてはいた。携帯やPC、あらゆるものを駆使して身代金受け渡しまで引っ張るくだりは、息をもつかせぬ勢いだが、ラストに来て樹理の秘密が知らされたとき、読者は実は彼女が優位に立っていたことに気づき、愕然とする。 落ちのつけ方が、何か腑に落ちないので星一つ減点。でもスリリングな小説を読みたい人にはお勧め。 | ||||
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完全に主人公からの視点のみで構成された作品.スピーディであり面白い.伏線も上手く回収されており,納得の内容だ.ただ残念なのがラストシーンで明らかになる犯罪に対する完全な結末が示されていないこと.あの結末を書ききってこそ,一流の作家といえるのではないだろうか. | ||||
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単純な誘拐としても十分に濃い内容だと思ったが、それだけでなく誘拐の裏に別の思惑を潜ませていたのが見事だった。それが何なのかは途中から想像がついていたが、それでも十分に楽しめたし、登場人物の特色もよく描かれていた。 | ||||
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本作品の実写版である映画は見ましたが、イマイチでした。しかし、実写版は面白くなくても原作は面白いということはよくあることなので期待していたのですが、原作もイマイチでした。 全体的にイマイチだったと思うのですが、特にラストがイマイチでした。作品の性質上詳しく書くことはできないですが、読み終えてもスッキリしなかった、というのが一番の理由です。「え、そこで終わっちゃうの」という感じでした。 残念ながら、本作品は今まで読んだ東野作品の中では下から数えたほうが早いと思います。 | ||||
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簡潔な描写、多様な舞台、展開の迅速さ、、これらが相まって読みやすいです。 後半までは切羽詰まる盛り上がり所は無いのにすらすら読ませてくれます。 そして不気味さを急速に拡大させるラストのどんでん返しは驚愕もの。 しかし物語の裏にあった意思に疑問が残ります。 真のゲームの達人なら家庭にあそこまで大きな波風は立てさせないのでは? とはいえ読者だから面白かったので○です。 | ||||
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まさかそんなどんでん返しがあるとは思わなかった。 結末が全く予想できなかった。 相変わらずテンポ良く読めるので、結構分厚い本ですが一日で読んでしまいました。 これだけテンポ良く読ませるのってすごいと思います。 | ||||
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東野圭吾氏の作品3冊目です。 非常にテンポがよく、読みやすかったです。 緻密に計算された誘拐犯の行動と考え方。 現金の受け渡しなどはすばらしく、さすがとおもいました。 ただ、最後のどんでん返しが・・・!? って感じでした。 でも、全体的な評価としては☆4です。 | ||||
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これは、「誘拐もの」と言うより、人質と犯人がグルになっているから「狂言誘拐もの」の一種と言うべきだろうが、その範囲ではすごく面白い小説。読み始めたら、途中ではやめられない。 完全に犯人側の視点だけで描かれ、警察が動いているかどうかもわからない。そんな状況で、敏腕広告プランナーでもある犯人の佐久間は、警察の動きを予想し、先手を打って完璧な計画を立てて実行していく。 いわば、佐久間の頭の中の警察と、佐久間自身の知恵比べとでも言える展開になっているのが、斬新な設定と言えるし、ページをめくる手が止まらない理由でもある。もちろん、相手は人質の父親でもあるけれど。 作者の東野圭吾は、善人が出てこない物語を作りたかった、と言っているそうだが、そういう悪人だけの犯罪小説として成功していると思う。 また、人質の「樹理」が魅力的。彼女も一種の悪女だけれど、小悪魔という感じで、その言動にはドキドキする。彼女が人質でなければ、この作品は娯楽作として成功しなかっただろう。 しかし、「完全犯罪」の誘拐事件の裏側で、同時進行していた、「もう一つの完全犯罪」が結局どうなったのか、決着がついていない点は納得いかない。善人がいない小説が狙いなのだから、犯人が逮捕されるとかいう、「社会的な決着」は必要ないだろうけど、物語としての、何らかの決着はつけてほしかった。 | ||||
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褒めている意見が多い中でなんですが、話はライトで読みやすいが、リアリティを期待する 向きには駄目でしたねぇ。 大手自動車会社の副社長夫妻の車がベンツとBMになっていて、なんだかなぁ・・・。 狂言誘拐をスタートするにあたって行動チェックをしているけど、その前に目立ちすぎていた部分へのフォローはないし。 本当にやったら?間違いなく捕まっていると思いますが。 純粋に、「推理小説」が好きな人間にはオチもわかってしまうしね。 まあ、狂言誘拐−犯人視点といえば、岡嶋二人の佳作が世にあるわけで、あの吸い込まれるような?落ちていくような?臨場感を求めてはいかんということなんだろうけれど。 | ||||
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一流を自負する広告プランナー「佐久間」が心血を注いだプロジェクトが、そのクライアントである日星自動車の御曹司「葛城」副社長に白紙に戻されるところから物語りは始まります。 人生をゲームに見立て、綿密なプランを立て、その克服に喜びを感じてきた「佐久間」とゲームに自信を持つ「葛城」、「葛城」に一矢報いたい「佐久間」が、ゲームの達人を自負する「葛城」に誘拐と言うゲームで挑みます。 「佐久間」は、ヒョンなことから「葛城」の娘「樹理」という共犯を得て、綿密なプランを立てゲームを実行し、見事に成功したかに見えますがどんでん返しが待っています。 この物語の中で重要な役割を担う「樹理」ですが、どんな環境で育ったのか、と思うほどしたたかに描かれており、最初は非常に違和感を感じたのですが、読み終わると納得します。 読み進めていく中でヒントになる「葛城」が言った3つの文章を記しておきます。 ◇勝負時での直感力と決断力があるかどうかで、成功する人間とそうじゃない人間に分かれる。 ◇万が一のことを考えてプロテクトを作る。 ◇優秀な人間は、知らず知らずのうちにに自分を補強する材料を入手している。 人生を生き抜いて行く上でのヒントにもなりそうです。 | ||||
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クライアントの重役にプロジェクトを潰されたプランナーが、重役の娘と共謀して狂言誘拐を起こし、3億円を奪取しようとします。 でも、当然ウラがあるわけで・・・。 最後にびっくりする結末が待ってます。 かなり、よい作品です。 皆さんも機会があれば 読んでみてください。 | ||||
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狂言誘拐を使って2人の男がプライドを賭けて勝負する話。 前半は誘拐を実行するにはこんなに細かく、気を配り クリアしなくてはならないハードルがあるのかと驚くことばかり。 私は自分には誘拐犯はつとまらねぇ!と 誘拐という犯罪だけには手をそめぬ事をここに誓った。 後半はやはりただの狂言誘拐ではなく、もう一人の男の大どんでん返しという 逆襲が始まる。 最後は痛み分けになるわけだが、2人の男のプライドを賭けたゲームが こんなに壮大な頭脳勝負で行われるとはあっぱれである。 終始ワクワクしながら楽しく読める1冊である | ||||
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プライドをズタズタにされた広告プランナー・佐久間が冗談半分に始めることになってしまった誘拐事件。物事全てをゲームとして考え,対応する佐久間と,自称「ゲームの達人」葛城。両者の息詰まるかけひきと,本来被害者の筈なのにウラのありそうな被誘拐少女・樹理。 誘拐物にもかかわらず,警察の動きを一切描かずに全編を押し切る技巧,ラストでモヤモヤが一気に明らかにされるサプライズエンディング,そして追い詰められながら最後に仕掛けた佐久間の鮮やかな「保険」,見事な完成度。 視点がぶれず,分量もコンパクトで,一気に読ませる。 | ||||
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これは「読んで良かった」と思える作品。 時間の無駄を感じることはないでしょう! 頭が良すぎて完璧に見えすぎてリアリティーがないようにも 思えますが仕事の出来る男というのはこういうレベルまで 達しているのだろうと思いながら成立はさせてました。 そもそも、リアリティーがあるとかないとか関係なく 話が面白い!面白いと心底思えたのはストーリーの7割ぐらい が過ぎた後からです。展開が更に面白くなっていく。 元々話の先を先読みしないような性格なのでその展開には あっと言わされました。 面白いと素直に感じた瞬間でした。 自信を持って人に薦められる作品でした。 | ||||
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これといった欠点が全く見つからない、ほぼ完璧なノンストップサスペンスで あり、万人におすすめすることができます。 作者は典型的なオールラウンダーで、トラウマが残るような重いテーマあり ギャグ連発の連作短編あり、全てをそぎ落としたゴチゴチのパズラーありと、 はじめて出会った作品によっては、好き嫌いが別れてしまうこともあると 思います。 (私もデビュー作のラスト、動機を見て目が点になり、数年食わず嫌いを するという苦い過去があります) そんなわけで「はじめての東野圭吾」を体験するのに、絶好の本である ばかりか、普段本を読まない人が、国内エンターテインメント小説の 世界にどっぷりとはまるきっかけにもなるような作品だと思います。 | ||||
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