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黄泉眠る森: 醍醐真司の博覧推理ファイル
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黄泉眠る森: 醍醐真司の博覧推理ファイルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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面白かった | ||||
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編集長が活躍する醍醐真司の博覧推理ファイルシリーズ第2弾! 今回は四編の物語で構成されている。 前作と比べると些か落ちるがそれなりに楽しめた。 | ||||
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SF?推理小説とはかけ離れていてがっかりでした | ||||
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京極夏彦を経験してしまった我々には、こういう、新書を一冊読んだ程度の知識はすでに博覧とは言わないのです。その意味で、主人公の蘊蓄はひたすらうざい。自分を物知りだと思っている無知な人の酒飲み話を聞かされている感じ。 ただ、漫画編集者の鬱屈や事情については、さすがに多くの人が知らない部分を抑えていて面白いです。 気になるのは、主人公のキャラクターのぶれがあること。どうやらこのシリーズの第一作ではきちんと打ち出されているようですが、一作目を読んでいない人にとっては、読み切り4作とはいえ、いきなりこの本から読んでいけないようです。 | ||||
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WOWWOWで放送されたドラマ『闇の伴走者』が面白かったので原作者の長崎尚志さんの本を探していたら、この『黄泉眠る森』を見つけて読みました。 椋洸介(むくこうすけ)という漫画家が八枚の下書きを新人編集者の安田肇(やすだはじめ)にFAXで寄越したあと、ある日突然メイルでもう描く事ができないので漫画家を辞めるといって失踪してしまったところからストーリーが始まります。以前、椋洸介とも関係のあった醍醐真司というフリーとなった漫画編集者に捜査依頼があり、安田肇と醍醐真司(だいごしんじ)の二人で椋洸介の捜索を開始します。 そして、椋洸介の過去にまつわる事件が醍醐真司の推理とともに次々と明かされて行きますが、なんとも後味の悪い話へと続いていきます。『闇の伴走者』のときもそうですが、原作者の長崎尚志さんは漫画業界にかなり精通している人だとすぐわかります。経歴を調べましたがかなりの経歴をお持ちの方です。 WOWWOWで放送されたドラマ『闇の伴走者』の時の主人公の醍醐真司役は、古田新太さんで、今回の『黄泉眠る森』を読んでいても古田新太さんのイメージで読む事ができました。 醍醐真司シリーズをもっともっと多く書いていただきたいと期待しております。 | ||||
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闇の伴走者が面白かったので 購入しました。 こちらは どちらかというと 作家の趣味や 好みの題材を取り上げているような感じで スリルとサスペンスの推理小説とはいかなかったが、退屈はしませんでした。 作風かな?? | ||||
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あの奇態な漫画オタクの巨漢醍醐真司の再登場で結構待ち望んでいた方が多いはずなのです。 とにかく漫画創作の蘊蓄に特化していて数枚の残された原稿から漫画創作時の漫画家と編集者のやり取りや、 元ネタの引用原典から作家のこだわり、行き詰った経緯などを読み明かし事件を解決するという異能で異形の 中年おやじ醍醐真司。 一作目「闇の伴走者」を読んで彼に出会った読者は現実世界ではお付き合いしたくないが、 でもそのライフスタイルは追っかけたい、と思ってるに違いありません そんな一部のB級グルメ好き読者はこの続編を待っていたのです。 でもねえ前作が醍醐真司の猟奇事件ファイル、今回が醍醐真司の博覧推理ファイル、でちょっと違ってる このちょっとの違いがワルい方向に働いているのです。全4編の連作短編の構成。 失踪したホラー漫画家の少年時代の怪しく懐かしい体験を解き明かす再訪ストーリーと、 邪馬台国のネタで新連載を企画するベテラン少女漫画の大家と企画を立ち上げるストーリー、 平日の昼間の場末映画館で出会うカルト映画好きの親子との出会いから父親の事故死の解明をする短編 とあちこちにフラフラと首を突っ込んでいくのですが脈絡のないサイドストーリー的なエピソード (主役を張れなそうなエピソード)が最後どうなっていくのかなあ?と不安になりながら最終章まで 読んでゆくのだが結局しゅぼ~~んと終わってしまう(一応オチはつくのだが) 前作のドロドロのコテコテに因縁話のインパクトが強すぎたがために今回の醍醐は同一人物かよっ? てくらい仕事熱心でマトモなこだわりの強い好人物に見えてしまっているんだな そしてあっち行ったりこっち行ったりしながら自分以上にハタ迷惑なサブキャラに振り回されて かろうじて食いモンとかでのみ主張をがんばる程度で収まってしまっているのが悲しいです やっぱり醍醐は振り回されるよりは振り回す、わがまま言い放題で毒まき散らし放題だけど そのカルトっぷりにシビレるアコガレるってのがこのシリーズのあるべき姿!と思うのですよ うう 三部に期待するぜ | ||||
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有名漫画原作者のミステリー。その実績から期待度大で、またテレビドラマの影響もあって、全編を通じてミステリー満載かと思いきや、ある意味肩透かしを食らいます。 第1章は好調でしたが、第2章で、その系統の話が好きな方は堪らないでしょうが、物語の方向性が分からなくなります。第3章も短編としては受け入れられますが、全体としては唐突感があります。 ミステリーとしては物足りないかもしれませんが、それでも最終章では、物語は軌道修正され、謎はしっかりと解き明かされます。 | ||||
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気鋭のホラー漫画家の失踪事件を発端とする忌まわしい過去に人間が操られるようにして起こる殺人連鎖の謎を解く。 醍醐真司という博覧強記のマンガ原作者(というかプロデューサー)が主人公の第二編だという。マンガ原作者が主人公というのが新鮮だし、その業界ものとして興味を引いたので読んでみた。 ヒットマンガ作品がどうやって生み出されていくのかという過程にも触れられているのでその点では興味深いものがある。それは主に天才肌の女流漫画家朝倉ハルナと醍醐との卑弥呼を主人公としたマンガの創作過程として描かれている。「魏志倭人伝」の解釈や邪馬台国論争の薀蓄を延々と地下バーで講義(読者に披露?)するのはいいのだが、こういう打ち合わせは呑みながらほんとにやるものだろうか?疑問に思ってしまう。ただこのストーリー設定を(美内すずえ作画なんかで)実際に実現したら面白いのではないかと思わせもする。 しかし本筋の失踪漫画家の方はどうも無理矢理感がぬぐえない。彼の作品がマンガ原稿を活字描写されるかたちで数箇所出てくるのだが、これに物語の重要な伏線が張られているのはいいとしてもこれがまったく面白くない。むしろマンガ原稿なのだから、マンガにしてそのまま挿入したら良かったのではないか。玄人受けのするホラーマンガ家(個人的な印象としては諸星大二郎?)の設定なのだから肝心の絵が無いことには読者はそれを受け止められない。 マンガ家と小学校時代の親友2人との忌まわしい過去が現在によみがえる話にしても、殺人動機が強引だし方法が雑過ぎる。殺人といっても自殺で処理されているものをわざわざ殺人事件として掘り返すのだからもっと衝撃的な要素がないとリアリティが感じられない。少なくとも本筋のほうは悪い意味で漫画的で、ご都合主義に感じました。 脇役俳優ジョー・ドン・ベイカー(この小説の主人公に似ている?)の主演映画「ウォーキング・トール」やB級映画監督ウィリアム・キャッスルと巨匠ヒッチコックの関係とかカール・カルダナの「まだ天国じゃないの?」というマイナー映画の取り上げ方(この映画は調べたら本当に存在する映画でした)はまさに薀蓄の極みで、本筋より脇道においしい魅力が満載。そこに登場する癖のある登場人物たちのほうが皮肉にも印象的。もっともページ数にしても半分はB級グルメと邪馬台国、B級映画などオタク関連の博覧会で占められているのではないだろうか。その意味ではサブ・タイトルにウソは無い。 | ||||
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ドラマが好感触だったので、次シリーズが出ていると聞き、本屋で見つけて購入しました。話は飲み込みやすく、推理モノとして一本きちんとまとまっています。しかしこの表紙絵では、どうしても邪馬台国を中心とした推理モノを期待してしまいがちで、そういう先入観があると少々肩透かしを食らいます。また物語半ばは別の事件もはさんでいます。私はそれなり楽しめましたが、人によってはとっ散らかるのでは? と、いらぬ心配もしました。また作中の事件と関係ないキャラがとても強くて、事件まわりの人物の印象が霞んでしまいました。というわけで思ったのが、この強いキャラの関わる別の事件があったのではないか、ということです。でないと冒頭のあの編集者の台詞の意味もなくなりますし、むしろそっちの話がとても読みたくなりました。この醍醐と言うキャラには変な魅力がありますし、漫画業界に精通した描写は氏でなければ不可能だと思います。次回作も期待しています。 | ||||
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