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呪い殺しの村



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【この小説が収録されている参考書籍】
呪い殺しの村
呪い殺しの村 (双葉文庫)

呪い殺しの村の評価: 3.67/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

ああ、そっちか

タイトルで即決。
読み進めるまで謎が謎を呼ぶ。
呪いはどういう仕組みなのかともどかしい思いを抱きつつ、読む手が止まらない本。
ラストでの、探偵についての文章に痺れた。
僕もそういう感想を抱ける存在と出会いたい。
呪い殺しの村Amazon書評・レビュー:呪い殺しの村より
4575238902
No.2:
(5pt)

探偵海老原が....

海老原がいいですね。勿論トリックの内容も益々、洗練されてきたように思えますが
探偵海老原の愛すべきキャラクターも一つの楽しみです。
内容については他の皆様を参考にされ、ぜひ読んでみて損はないと思います。
呪い殺しの村Amazon書評・レビュー:呪い殺しの村より
4575238902
No.1:
(4pt)

本格物の醍醐味、「誰が」「何故」「どのように」が揃った、読者自身も謎解きを堪能できる作品

密室殺人や瞬間移動といったトリック、登場人物の秘められた生い立ちからなる動機など、事件の真相について、「誰が」「何故」「どのように」と、本格物のポイントがしっかりと揃っていたと思います。
都会と地方の小村にわたっての進行も、舞台設定としてはなかなか良かったと思います。
 
ストーリーの終盤から、探偵の海老原によって、真実が明かされていくのですが、それまでの展開で、読者にはしっかりと事件のヒント、手がかりが提供されています。本格ものの大家のごとく、「読者への挑戦」が設定されているわけですね。
 
近年主流の科学捜査、組織捜査を軸とした警察もの、また、弁護側、検察側の丁々発止の対決を軸とした法廷もの等、ミステリには種々の楽しみがありますが、本作は、ミステリの原点、王道的な作品として、読者自身も謎解きを楽しみながら読み進めるのが良いと思います。
 
ただ、全く難点がないわけでもなく、もう少しキャラクター設定がしっかりしていれば、より良かったのに、とも思います。探偵の海老原と行動をともにする警察官の鴻上、大倉といった人物は、あまりキャラクターが活きず、埋没してしまっていたように思います。また、探偵・海老原も閃きの良さと、手がかりを見逃さない注意深さ、そして、論理的な思考、説明の説得力の高さを見せるのは良かったのですが、なぜ、このような才能を持ち合わすことができるのか、この人物像について、もっとしっかりと書き込まれていれば、とも思いました。
 
とは言いつつも、最も良かったのが、やはり、ラストで真相が明らかになるところです。
繰り返しですが、これこそ、、本格物の醍醐味です。
ラストの直前まで、探偵の海老原の説明で、読み手に対して事件の真相が明らかにされたか、と思いきや、まさか、最後にこうきたか、と、まさに見事な「どんでん返し」だったと思います。
呪い殺しの村Amazon書評・レビュー:呪い殺しの村より
4575238902

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