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パイナップルの彼方



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パイナップルの彼方の評価: 4.13/5点 レビュー 16件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(3pt)

若者向け

まだ自分が定まってない若者が最も共感する話なのだろう。
たくさん失敗してようやく人生を歩みだした女性像の描写はうまく読まされるが、
自分には主人公が若すぎて読後感がいいとは言えなかった。
パイナップルの彼方 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:パイナップルの彼方 (角川文庫)より
404112154X
No.15:
(2pt)

主人公、世の中や他人をナメすぎじゃないですか?

主人公に好意的な感想が多くて少しびっくりだ。主人公、世の中や他人をナメすぎではないだろうか。
私は主人公と同じ時代の同世代だと思うのだけど、令和の今読むと時代が違うのだから仕方ないが
いかにもバブル期の甘ちゃんで愕然とする。
あらすじには「ある日、1人の女性新人社員が配属されたことで、周囲のバランスがゆっくり崩されていく。」とるがこれは誤りだ。会社を引っ掻き回したのは新入社員でも女性先輩でもなく主人公の行動だ。
会社の備品を盗む、彼氏がいるのに会社の女たらしの男性先輩(既婚者)とは危うい関係でキスはするホテルにも行く(セックスはしなかったが)、そのくせ彼氏が風俗店に行くのは絶対許せないと言う。
冷笑しながら女性先輩後輩をナメて社内で泥棒までしてるくせに、やれ過呼吸だ円形脱毛症だと被害者気取りでその調子のよさにあきれる。
ついでに言うと、類は友を呼ぶとの言葉通り子持ち友人も他責性が強い無責任な母親だ。
あと気になったのは主人公はハワイへの旅費はちゃんと出してくれた人にお金返したんだろうか。この性格でいえば返してないんだろうな。最後の最後まで自己中心な主人公だった。
パイナップルの彼方 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:パイナップルの彼方 (角川文庫)より
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No.14:
(5pt)

山本文緒さんの出世作

女性3人の結婚と恋愛の物語
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No.13:
(5pt)

時代が被って懐かしい

ケータイもなくワープロやウォークマンが健在で、披露宴が
派手だった平成初期が舞台。自分と時代が被って当時を思い
出しました。
この小説の主人公のように自分の思うがままに生活していた
ら、今頃どのようになっていたのかなと。。。
お話は結構スリリングで先が気になり一気に読み終わりまし
た。結末も思わず深文(主人公)に、よかったね、と感じる作
品です。
パイナップルの彼方 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:パイナップルの彼方 (角川文庫)より
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No.12:
(5pt)

面白い!

山本文緒さんの小説は昔ハマって読んでいました。再度、購入です。読み出すと、一気に読んでしまうので、待ち時間に少しずつ読む用に鞄にいれて、少しずつ読みました。山本文緒ワールド!面白いとしかいえません。
パイナップルの彼方 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:パイナップルの彼方 (角川文庫)より
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No.11:
(5pt)

面白い

就職をきっかけに東京で一人暮らしを始めた20代のOLの会社生活と、友情と恋愛を書いた小説です。 
職場内の複雑な女性同士の人間関係とうまく付き合おうとしながらも色々な問題に巻き込まれてしまい、次から次へ色んな事件が起こってしまい、最後に体調まで崩してしまう結果に。だけどどんなに事態がめちゃくちゃになっても、決して仕事を辞めようと思わない主人公がたくましい。一見暗そうな内容だけどラストはハッピーエンドで読後はすっきりした気分になりました。

作家の自身のOL時代の経験をもとに書いたところも多かったかなと勝手に想像しながら面白く読ませてもらいました。
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No.10:
(4pt)

せつないOL

せつないOLがよく捉えられていてよかったです。ぜひ、厳しい今の時代を生きているOLの人達に読んでほしいなと思いました。どこにでもある話ですが、うなずける部分がたくさんあり、OLの新人時代や2〜3年目を懐かしく思える作品です。
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No.9:
(3pt)

普通の人たちの物語 なんだけど

舞台も,登場人物も,何もかも,本当に普通の,もっといえば地味な感じの物語……と思いきや,そんな普通の人たちの立ち上がり方,絡みかたがすごい.

何もかもが順風満帆・平和だった主人公のOL.とある事件をきっかけに,その平和な日々,周囲との関係性が,微妙にずれてくる.最初は気づかない程度のさりげなさで,でも坂道を転がるように確実に.

修正しなくちゃと思ったときにはもう遅い.

普通の人たちにいかにドラマ性を持たせるか,は,恐らく作者の才能なのだろうけど,どんどん普通じゃなくなっていく様は,「うーん,現実でこんな目にあったらしんどいなぁ」と,素直に思わせる.

そして,20代前半という,人生を決められずに,また決めたと思っても「こんなはずじゃなかった」と思ってしまうような,不確かさの描写はさすがの一言.
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4041970016
No.8:
(5pt)

よく分かってる!

独身OLは、「仕事をどこまできわめるか」「このまま独身を謳歌するか、結婚するか」など、能天気に見えて結構悩んでいるものなのです。
それを何人もの女性たちを登場させて、すべてのパターンを網羅している!
著者の描写はすばらしいです!
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4041970016
No.7:
(5pt)

心から泣けます

結婚が幸せと信じて結婚した友人。自分にはもっと向いてることがあると常に不満を感じながら躍動的に生きようとする友人。そんな友人に囲まれて、自分は至って普通の平凡なOLだと思ってる主人公。会社にはお局も生意気な新人もいて、軽いHな話をする男性社員もいる(セクハラまでにはならないらしい)。平和に生きたい、退屈でも別に構わない、波を立てたくない、面倒なことには巻き込まれたくない。誰だって「自分に似てるな…」と思う面があるのではないでしょうか。しかし人生はそんなに順風満帆に行くわけがない。ちょっとずつ崩れていく平穏な日々。そしてとうとう人生の最悪なピークを迎える。主人公の周りの人が少しずつ破綻するだけでなく、本人の心も崩壊してしまう。
でもこの小説のすごいところは、崩壊した主人公が前向きになるまでの展開まできちんと描いてるところ。希望と勇気を与えてくれます。もうダメだ、と思った人生も、どうにかなるもんだ、ということを優しく伝えてくれます。そこが泣けます。
同時に、心の中では誰でもいろんなことを背負って生きてるんだなあ、としみじみ感じました。自分の彼氏、彼女、友人、妻、夫、同僚、上司、部下、親だけが変なのかしら?と思う方は、ぜひこの一冊を読んで、広い心で周りの人々を見守れるようになってくれれば、と思います。
パイナップルの彼方 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:パイナップルの彼方 (角川文庫)より
4041970016
No.6:
(4pt)

山本作品の中のイチオシです!

多くは書きませんが、山本作品の中で一番スキットして
面白いのではないでしょうか?
あとがきにも共感というか、感動というか、一度全部読んで
欲しい作品です!
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4041970016
No.5:
(4pt)

至高の山本作品!

ややハッピーエンド的な山本作品です。
ラストへ続くやや予想できうるドンデン返しの展開も面白く最後まで
一気に読んでしまいました。
「あとがき」にも本当に共感しました。鎧を脱ぐことができない現代人
は、本当にそのとおりだと思いました。
まあ、人物設定が一定パターン化していますが、今回は各人物が
ハマリ役といった設定なので、非常にウマイという印象を受けました。
なんといっても、主人公の設定が今回は非常に好感がもてる人物像
になっているのではないでしょうか?
ドロドロが多い山本作品の中では、夏 or 春を連想されるような作品
で、是非オススメです!
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4041970016
No.4:
(5pt)

夢はいつも持っていて妥協しない事

平凡な OLの深文が 主人公。仲よし三人組の一人、なつ美の結婚式からお話が 始まる。でも深文は 23才で 結婚する友人が 信じられない。しかもなつ美は 用意周到に、この人生計画を実践していっている。そのうえ、もう一人の親友、月子が その日、ハワイに留学をすると宣言。しかし、彼女は 逃避としてのハワイ行きである事を突き止める。順調に 見えた深文のその後が、色々と波立ってきて、どんでん返しの結末に。
本当に楽しく読みました。なぜって 何十年も昔の自分を 見る思いだったので。私がハワイに移住して 長い年月がたちました。けれど、ちっとも変っていない日本のヤングの日常。日本が 合わなかったら、どんどん海外へ出かけて自分の 可能性を試してね、と この本の読者、皆に呼び掛けたい。だって、日本が 変るのを待っているうち、あなたの 一生は 終わってしまうじゃないですか。
でも、山本文緒の 信条「どこかでなく、ここにある」という現実直視が できなければ、ハワイにも 幸せは 見つけられないでしょう。ハワイにも不満たらたらの人間が いっぱいです。山本文緒は 月子を 通して言っています。「生きてる人間が、天国に 住むのはつらいよ。あそこは 本当に なんにもないんだから」要は生きていく姿勢の 問題なのですよね。
世代の 差を 全然感じさせず、平凡な 日常を題材に ここまで旨く描けるこの作者に、大きな拍手を! おまけに私の 大好きな 北上次郎が解説で 大絶賛、作者の 人生の 投影を 感じるだけに、この続編は どれに当たるのかな。
パイナップルの彼方 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:パイナップルの彼方 (角川文庫)より
4041970016
No.3:
(4pt)

猿の惑星

登場人物がとても人間臭くて、自分自身がリアルに体験したような気になりました。
主人公の設定が自分と重なるところがあって、共感すること多かったです。特に『猿の惑星』という言葉は、この本の絶対的なキーワードではないけれど、私の表せなかった気持ちを表現してくれてすっきりしました。
終わり方がなんだかあっけなくて、もうちょっとゴタゴタしてほしかったなぁと…。
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No.2:
(3pt)

ナマナマしい!?

主人公その他の登場人物が、みんな性格悪い気がしました。
でも、それは本当に「人間っぽく」書かれてあるからだと思います。
人間って実はみんなこんくらいドロドロした生き物だと思います。
自分がよければそれでいい、いやなことからは逃げたい。
そんな本音がありのままに書かれているこの話にはすごく共感できるところがあります。
登場人物みんなにあらゆるハプニングがふりかかるので、「この先どうっちゃうの!?」ってハラハラしながら読みました。
しかもこのハプニングってのが…いつか自分にもやってきそうなことだから余計にハラハラ。。。
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4041970016
No.1:
(4pt)

OLの苦悩

自分は巻き込まれまいと深入りせず、割り切って付き合う同じ会社の女性社員。しかしいつの間にか巻き込まれ・・・
OLなんてやってらんないと、そそくさと都合のいい年上男を見つけて戦略的に結婚した友人。子供も出来て一見幸せな家庭を築いたかのようだが、実はそうではない。羨ましいわ、と言いつつ軽蔑する自分。
特別相手もなく、打ち込む仕事もなく、思い切って留学するが失敗する友人。
どれもこれも自分自身がOLの私にとって人事とは思えず一気に読んでしまった。
パイナップルの彼方 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:パイナップルの彼方 (角川文庫)より
4041970016

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