■スポンサードリンク
予知夢
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
予知夢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全100件 81~100 5/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでしまおうと思い、探偵ガリレオに引き続き読んでみた。 今回は不思議なオカルト系のお話を化学で問いでみせるのがテーマ。 湯川助教授のカリスマ性と草薙刑事の奮闘ぶりが”探偵ガリレオ”ほど出ていないように思う。 ストーリーも”探偵ガリレオ”の方がはるかに勝っていたように思う。 そして、この後湯川助教授は”容疑者xの献身”で長編デビューしたわけですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書のキーワードは、オカルトとミステリである。各章の概略を紹介します。 第一章:夢想る 幽体離脱を題材にしたミステリ。キーワードはモリサキレミであろう。殺された坂木は、モリサキレミに関する夢に操られていたのであろう。 第二章:霊視る 心霊写真を題材にしたミステリ。幽霊騒ぎと事件がどう関係するかがポイントか。 第三章:騒霊る ポルダーガイスト(騒がしい霊)を題材にしたミステリ。原因は、共振現象のいたずらなのではないか。家の真下のマンホールに何らかの振動が加わったからだ。 第四章:絞殺る 結局、科学を駆使して矢島忠昭が自殺をした。それに、奥さんの貴子はどう絡んでいるのか?火の玉とミステリの関係は? 第五章:予知る 予知夢を題材にしたミステリ。ダブル不倫と欲情によって殺人が行われた。ポイントは富由子と峰村の関係なのかも | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
深夜、16才の少女の部屋に男が忍び込んだ。捕まった男は、自分と少女を結ばれる運命だったと主張。容疑者は、小学校時代の作文で、既に少女のを名前を書き記していた...「夢想る(ゆめみる)」。ありえない場所で恋人の姿を見た男。ちょうどその時、恋人は殺されていた...「霊視る(みえる)」。夫が行方不明となった女性から相談を受けた草薙刑事。最後に男性が立ち寄ったと思われる家から謎の物音が...「騒霊ぐ(さわぐ)」。絞殺事件の被害者の娘は、殺された父のそばで火の玉を見たというが「絞殺る(しめる)」。マンションで女性が自殺。向かいに住む少女は、その三日前に女性が自殺するのを見たというのだが...「予知る(しる)」の、全5作 草薙刑事と湯川助教授が、一見オカルト関係に見える事件を科学的に解決していきます。ちょっと気になるのは、この事件で出て来る犯人たちが問題解決のために、「殺人」という手段をとても簡単に選んでいるようなきがするところです。事件の謎ときも、「ふーん」という感じ。短編集のためにそうなってしまうのかもしれませんが、なんとなく、薄っぺらい気がして、残念です。ただ、さらりと読みたい人には、お勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
刑事・草薙と物理学者・湯川が奇妙な事件に挑むミステリ作品である。奇妙な事件を物理学者・湯川に相談しに行く、刑事・草薙。刑事・草薙が持ち込んだ事件に科学的解釈を与える役割を担う物理学者・湯川。なかなかの名コンビである。 本書の面白いところは、“ミステリ”に“科学”を持ち込んだところである。物理学者・湯川の手にかかると、「何の変哲も無い事件?」,「単なる偶然が重なった事件?」と思わせる事件に、科学的な解釈が与えられ、事件の真相に迫っていく。この科学的な解釈が与えられていく様は、「なるほどそういうことだったのか!」と思わず納得である。 “ミステリ”に“科学”を持ち込むあたりは、元エンジニア・東野圭吾らしく興味深いところである。湯川という名前も、ノーベル物理学賞受賞者・湯川秀樹を意識したものなのだろう。このように様々なところから、東野圭吾が持つ独特の世界観を感じることができる。 本書は全260ページほどで、全部で五つの事件が収録されている。短時間で手軽に読めるのも良い。自信を持ってお勧めできる一冊である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ガリレオシリーズの第2弾。 「探偵ガリレオ」が出たときは、まさかシリーズ化するとは思いもよらず、そのシリーズで、東野圭吾がようやく直木賞にたどり着くとは、まるっきり予想できませんでした。 ミステリの短編集はこうあって欲しい、と思えるような作品です。 短編の中に、超常現象の謎解きと科学的な説明を入れ込んでいるので、犯人当てまではひねりを入れる余地が少ないです。 でも、そもそも犯人当てミステリを書く気が少ないようなので、フーダニット抜きでも楽しめればOKでしょう。 そう考えると、このシリーズはハウダニットなんだな。今気づいた。 「この犯罪はいかにして行われたのか」を謎解くミステリ。 それがそのまま「容疑者X」に続いていると思えば、それも納得。 短編では描ききれなかった人物描写を長編でしたかったのかな。 ・・・・などと、直接作品とは関係ないことを考えてしまったのでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
起こりえない難事件のトリックを物理学的なアプローチでときあかすという物理学者・湯川助教授が主人公の「探偵ガリレオ」シリーズ第二弾。 作品の構成上は、「種明かし」に重きを置いているようなのですが、私にとっては、それ以外の部分が面白かった。種明かしについては、「ホホー」と唸らされるという感じはあまりなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
数々の難事件を物理学者の湯川が解決していきます。 東野さんの作品はやはりこのようなミステリーものが一番です。 ついつい物語の中に引き込まれていきます。 このようなトリックを次々と考え付く東野さんはすごいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「探偵ガリレオ」(文春文庫)シリーズの2冊目。直木賞受賞作「容疑者Xの献身」(文藝春秋)で湯川助教授の存在を知った方もいるかも知れない。私がそうだ。連作短篇集。毎回説明がつかないような不可思議な事件を一見関係のないような事象を手がかりにして見事に解決してしまう彼の手腕に舌を巻く。本作の場合はとくに、単純な事件だと思われていたものの、実は複雑な要素をはらんだ殺人事件だった・・・という驚きの連続に満ちた展開が多く含まれている。科学の力を応用した推理に最初は度肝を抜かれ、じわじわと納得の心が満ちていく。「解説」において言及されていたが、まさにオカルトとミステリーの奇跡的な素晴らしき融合だと思う。新作の発表が待ち遠しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一見怪奇とも思われる事件の数々。その事件を、刑事の草薙と、友人で物理学者の湯川とが解決していく。草薙が述べる事実を組み合わせ、湯川が謎を解くという形になっている。予知夢、心霊現象、怪奇現象など、人が不思議に思う現象にも、必ずそういうことが起こる理由が隠されているというのが面白い。この2人の名コンビぶり、もっと続いてほしいと思っているのだけれど・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一見、「超常現象!?」と思えるような事件を、物理学者の湯川が解決していく『探偵ガリレオ』の続編。前作同様に、キャラクターの魅力は損なわれていないし、テンポも良い。落ちも含めて上手いと思う。が、今作に関しては、正直なところ、湯川が解く必然性を感じないものが多かった。「夢想る」「霊視る」「絞殺る」の3編などは、それぞれ物理学の要素は使われているものの、物理学者でなければ解けなかったか?と言えば、そうではないように思えてならない。(変な言い方ではあるが)そんじょそこらの名探偵が主人公でも、十分に推理可能だろう。そういう部分で、『探偵ガリレオ』に比べると、劣るかなぁ…という感じ。と言っても、十分に面白いのだが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「探偵ガリレオ」に続く、連作ミステリー第二弾。相変わらず草薙刑事と湯川教授が「オカルト」と思われる事件を、合理的に科学を生かして、紐解いていきます。それぞれの物語は安定した面白さを持っていて、事件が解かれていく進行と共に、よくできてるな~と感心させられます。ミステリー好きは是非一読あれ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルに惹かれて買ってみました。幻想的な感じの表紙といい初めての東野作品だったので、もっとオカルトっぽいのかと思いましたが、見事に裏切られました。 内容は他の皆さんのレビューが詳しいので、言葉を足すことはありませんが、好きだけど苦手な物理・化学音痴の私としては、自分で想像しながらの謎解きが面白かったです。 捜査一課刑事でありながら頼りなげな草薙と、飄々としてお茶目な湯川の掛け合いが楽しい。真相が暴かれるにつれ明らかになる、人間の欲望・残酷さが悲しく余韻を残します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
予知夢、幽霊、ポルターガイスト…超常現象を扱う雑誌ではよく見かける言葉。この作品を見るまで、オカルトを否定する存在がミステリーだと思っていました。草薙刑事が出会う事件は、みなオカルト…現実では理解できないものばかりです。それらを物理学者・湯川の視点から見ると、きわめて現実的な話が浮き上がってくる。昔から「視点を変えてみれば…」と言うけれど、その観点を上手に利用している作品だと思いました。予知夢とか、ポルターガイストとか…そういった非現実的な事件の裏側には、浮気とか、相続狙いとか…きわめて人間臭い現実的な真実が隠れていてます。その両極端な対比構造に親近感を覚えるとともに、人間であることの寂しさのようなものも感じました。うまく言葉では表現できませんが、何となく得した気分になれる推理小説です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は、「探偵ガリレオ」に続く草薙刑事と湯川物理学助教授が活躍するシリーズの第2弾。五編からなるオムニバス形式の作品である。 冒頭の「夢想る」は、ストーカー行為で逮捕された坂木は、十七年前から結ばれる運命にあると自供する。その女性は十六歳の女子高生で、十七年前には生まれてさえいないのだ‥‥。これは予言なのか?「霊視る」は、デート後、細谷は友人宅で、家に送ったはずの彼女の姿を目撃する。驚き、不安を感じた細谷は清美の友人に連絡する。友人が清美の家を訪れるとそこには清美の死体が‥‥。細谷が見たのは清美の霊なのか?「騒霊る」は、草薙が姉の友人から夫の失踪で相談を受ける。聞き込みでは、夫が親身にしていた老婆の家に立ち寄った後の足取りが掴めない。老婆の家を訪れると亡くなった老婆の変わりに甥夫婦とその友人夫婦が。草薙が家の中を調べていると、ポルターガイスト現象が‥‥。「絞殺る」は、工場経営者矢島が絞殺体で発見される。保険金殺人としてアリバイのない妻が疑われるが、数日後にアリバイが判明する。一方、首の絞め傷に疑問を抱いた草薙は湯川に相談する。湯川の出した答えとは!?「予知る」は、不倫相手の富由子は、菅原が見ている前で首を吊って死亡する。その後、退職と離婚という憂き目に会う菅原。一方、聞き込みをする草薙は事件の二日前に富由子が同じように首を吊るのを見たという目撃証言を掴む。目撃証言が正しいとなると富由子は2度死んだことに‥‥。 著者は電気工学科出身というだけあってかなり質の高いトリックとなっている。予知夢を見るらしい少女の意味深な発言で最後を締め括っているあたりがさすがだと思わせる。本シリーズの次回作が楽しみ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
オカルトめいた事件を例によって草薙刑事と湯川博士のコンビで謎解きをしていく連作短編第2弾。表紙帯で相当期待して読んだのですが、前作といい、この『予知夢』といい、このシリーズは映像にして初めて活きてくる内容なのかな?という印象を持ちました。著者によると湯川博士のイメージモデルは俳優の佐野史郎さんとか。TV局の方、このシリーズのTVドラマ化を検討されてみては如何?何となく著者もそれを狙っているようないないような.....。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新聞の広告で、あらすじを見て期待して読んだんですが、はっきり言って、面白くなかった。オカルトチックな謎をあんなにあっさり、解説されて一体何がおもしろいのか私には理解できなかった。「白夜行」を読んだ後に、この本を読んだので尚更ギャップが大きくてよくなかったのかもしれませんが・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
天æç©çå¦è...ã»æ¹¯å·å¦ãããªã«ã«ãã£ã½ãäºä»¶ã'ç§'å¦ã®è¦-ç¹ã§è§£æ±ºãããããã䏿è°ãªäºä»¶ãåºã¦ããã¨ã"ãã§ãããã¯ç§'å¦çãªè£ã¥ã'ãããã®ã ããããã風ã«ç©èªã®æ§æã決ã¾ã£ã¦ããã®ã§ããããæ¨çã«ç-ãç§ã§ãã"ã®é£ä½ã ã'ã¯åå以ä¸ããªãã¯ã'å½"ã¦ãã"ã¨ãåºæ¥ãããããªãã¤ã¾ããªãä½å"ãã¨ããã¨ããã§ã¯ãªããæå¾ã®æ°è¡ã§ããã¼ããã¨å"¸ãããã"ã¨æ¯åãåºæ¬çã«æ±éã®ãç¼å·®ã-ãã¯åªã-ãããããç§ã«ã¯ã¨ã¦ãå¿å°ããã£ããä¾ãã°ãçµæ®ºï¼ã-ãï¼ããã§ã¯ãçµæ®ºã®ããªãã¯ã¨ã¯å¥ã«ããã女æ§ã®ã¢ãªãã¤å·¥ä½ãéè¦ãªãã¡ã¯ã¿ã¼ã«ãªããç§ã¯å¥³æ§ãã¢ãªãã¤å·¥ä½ã'ã-ã¦ããã®ã ã¨ã¯æ-©ãããæ°-ãã¤ãã¦ãããããã®ãæå³ãã«ã¤ãã¦ã¯ã¾ã£ããæ°-ãã¤ããªãã£ããæå¾ã®æ°è¡ã§ãæ¬å½"ã¯ãã'ãªãã"ã!¨ãªã®ã ãããåªã-ãæ°-æã¡ãã«ãªã£ãã®ã¯å¤åç§ã ã'ã§ã¯ãªãã ããã¨æãã | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野作品は自分はこれが初めて。何かと最初に手をつける作家は大体が長編なのに連作短編になってしまったが。 その分、東野氏の全部を読める小説ではないのだろう。これを読んだことで、彼の小説に興味を持つことは、確かだが。 それでも、ネタにはサスペンスの要素十分入ってるし、結末が湯川の叙述なしでは読めない。オカルト物が殆どのため読めないのは仕方ないか。 面白いのは1章と5章か。 1章は17年前に結ばれる夢を見ていたという男の話。発展性は5章にも劣らない。犯人が捕まったところから話はスタートする。まあ、それ自体はほかのいくつかの収録作品にもあった。設定が一番不可思議で、興味はまず惹くし一番完成度はあるかと。 5章は男女関係の果てに生まれた複雑な話。なんとなく中途半端に終わってしまったし、少女の最後の言葉が面白い。あれは、湯川でも片づけられないかもしれない。と言ってもあそこでとぎれているのは故意だろう。あとは想像にお任せしますって事になるのだろう。 全部科学で片づけられると言うことは現実ではあり得ないが、そういうオカルトを題にした作品。出来はなかなか。 湯川学が途中言っていた「極めて低い確率で起きる偶然というものが生じる。それについて理屈を付ける必要はないと思うがね」と言った事にちょっと目を止めた。偶然も必然のうちだが、理屈は決してないというのがよく分からない。元々理屈を付ける必要性がない?何故と言えば何故?などと、考えさせられたがこの言葉の意味が自分にとっては一番のオカルトだったように思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
湯川登場の第二弾。多分、湯川秀樹からパクったと思われるが、最近流行った映画「トリック」は完全にこのシリーズのパクリ。圭吾さんは学部卒にもかかわらず、理科系研究室の雰囲気がよくわかってるなぁ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾の本を多く読んでいる読者ならご承知の通り、彼の文体は長編と短編とではかなり違う。この短編集もご多分に漏れず、非常に軽いタッチで最後にひねりを利かせた作品が収録されている。彼の作品を数多く読んでいる私は、今回「ははぁ~ん、きっと最後の結末はこうだな、作者もついにネタ切れか?」と思いつつ、結局、「えっ、そうなの?」と作者に小気味好くはめられてしまった。彼の長編しか読んだことのない読者は、予知夢のような彼のコミカルタッチの短編集もお試しになってはいかがでしょうか? | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!