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探偵ガリレオ
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探偵ガリレオの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全176件 141~160 8/9ページ
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今まで東野さんの長編を読んできて、今回は初めての短編。 うーん、ものたりないです。 化学的な仕掛けが盛り沢山ですが、理解できなくて、私には視覚的なイメージが湧かなかった。だから、パッとしない。だから、スッキリしない。 これがドラマになるというから驚きだが、主役にはぜひ上田馬ノ助をチョイスして欲しい。 | ||||
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理科系全くダメな私には想像もつかない世界。だからこそ本書を読んで化学の奥深い神秘を感じぜずにはいられない。 湯川助教授曰くこの世で起こっている超自然現象と言われるもののほとんどは化学的(物理的)に証明できるそうな。それこそ神秘だぞな! 映画とかドラマしたらおもしろそう。。って思いながら、まさに本が読み終わった今日、10月から月9ドラマで福山雅治主演でドラマ化されることを初めて知った。 あとがきでは佐野四郎が書いていて、その理由はというと東野先生は佐野四郎をイメージして湯川を書いていたそうな。 背が高くて、色白、目がねで神経質そう、髪型はきのこ頭のよう。。うん、確かに佐野四郎だな。彼もいつか湯川を演じてみたいと言っていたので、さぞ悔しいことだろう。 福山ではちょっとかっこよすぎるんじゃあないかなあ。。とも思うけど、ともあれドラマも楽しみだ。 | ||||
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10月から福山雅治さんの湯川でドラマになるんだと知って、読みました。湯川=福山という先入観で読んでいる自分があり、ちょっと想像の幅が狭められてしまったような気もしています。 物語そのものはどれも痛快で、さまざまな事件を化学の力で解き明かすおもしろさは、理系の人間ならずとも楽しめます。「容疑者Xの献身」はすでに読みましたが、湯川のキャラクターは本書のほうがより個性的で際立っています。 本書で行われている実験がまもなく映像で見られるかと思うと、今から楽しみです。 早速「予知夢」も読まなくては! | ||||
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警視庁捜査一課の草薙俊平は怪事件に頭を悩ませると、ある友人の元を訪ねる。その友人こそ帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学である。湯川はその怪事件を科学的に解決していく。 2007年10月クールの「月9」枠でスタートする同名ドラマの原作。直木賞受賞作「容疑者Xの献身」もこのガリレオシリーズである。この「探偵ガリレオ」はシリーズ第一作の連作ミステリー小説である。 まず読んでみて率直な感想は、この作品は自分に合っていないなと思った。面白くなく、途中で読むのをやめたくなるのではない。短編集だからか、テンポよく最後まで読んでしまった。しかし、他の東野作品ほどのめりこめなかった。まずその大きな理由として、短編集なため一つ一つの事件がサラッと解決されてしまう。そして、犯人がすぐに誰かわかってしまう。(登場人物も少ないため、選択肢も限られている)これは、湯川が犯行のトリックを暴くことをメインとしているためしかたがないことでもあるが、その犯行のトリックというものにあまりにもリアリティがなく、湯川の説明も実に科学的。理科嫌いの私にとってはイメージがあまりわかない。もう少し一話一話にドラマが欲しい。やはり東野作品は長編ミステリーが面白いと思わせる作品であった。 とはいえ、世間一般的には評価も高いようで、ドラマに興味がある方は読んでみて損はないと思う。 | ||||
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草薙刑事と湯川助教授のコンビが主役で、この二人の事件トリック解明に向けての対話は軽いコメディタッチでもあり、物理学の難しそうな見解にも抵抗感を薄めさせてくれます。 東野氏が理系出身であるためでしょう。物理の話はとても詳しいです。 インスタントコーヒーの知識まで詳しい、という点は少し驚かされ、思わず笑みがもれてしまいます。 短編集でもある点から、シリーズ物にしてもいいような気がしますが、マンネリ化させずに次々といろいろな分野に踏み込んだ作品を描き続ける著者の姿勢は、創作家としての挑戦心も感じられます。 | ||||
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本書は、科学を題材にしたミステリーです。警察官の草薙と物理学者の湯川の掛け合いが面白いですね。5つの話にしても、映像が眼に浮かぶようだ。理屈は難しいが、科学の面白さがわかるような作品だったように思える。ちなみに、湯川は俳優の佐野史郎をイメージして書いたみたいだ。 各章の紹介を行います。 「燃える」:ポリタンクの前に立っていた少年が焼死した。その原因と動機は何なのか?少女が見た赤い糸とはなんだろうか? 「転写る」:池から拾った金属マスクを見たとき、殺された男に似ているという。なぜ、殺された男に似た金属マスクが作られたのだろうか? 「壊死す」:スーパーの経営者が風呂場で殺された。胸の痣は細胞が完全に壊死したものだそうだ。どういう手段で殺したのかがポイントか? 「爆ぜる」:沖から火柱が突如出たという事件がおきた。それは、細かい火の玉が海面を滑りながら広がったという。また、アパートで他殺死体が発見された。その両者を結ぶ鍵は何か?なぜ、突如として沖から火柱が発生したのだろうか?私はこの章の話が一番好きでした。 「離脱る」:長塚多恵子という女性が殺された。その事件の証人は幽体離脱をして少しはなれたところの光景を見たという。湯川教授の別名の「ガリレオ先生」という言葉はこの章で始めて出た。女性を殺した犯人は誰か?幽体離脱の謎は? | ||||
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突然の発火事件、池で見つかったデスマスク、死体についた謎のあざ、海水浴場で起こった謎の爆発、容疑者のアリバイを証言したのは、幽体離脱の少年!?謎?オカルト?様々な謎の事件に物理学科助教授が挑む! 5つの短編というか、5つの事件を物理学科助教授が科学的に解決していくというものです。科学的知識のない私にとっては、「へー」、「ほー」、「ふーん」の世界。まったくのうそです、といわれても、全部本当です、といわれても、判断のつかない世界。さらっと読めることは確かで、暇つぶしにはよいかも。すぐ読めてしまうので、読み応えはあまりなし。こういうキャラはどうかなーみたいに、作者が試し書きで作ったような作品群です。長編に期待したいです。 | ||||
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科学技術に本当に詳しい人が読むと、いろいろ物足りない点が目立つのかもしれないが、私のように、元々文系で、ちょっとだけ理系の知識もある、という程度の人間にとっては、適度に知的好奇心が刺激されて楽しい。 私は何度も読み返しているが、トリックがわかっていても楽しめるのは、東野圭吾の話術の確かさがあるからだと思う。このシリーズには、第2短編集の「予知夢」、最新作で長編の「容疑者Xの献身」もあるが、本作がいちばん単純に面白いと思う(後の作品ほど、シリーズ本来の楽しさからズレているような…)。 | ||||
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刑事・草薙と物理学者・湯川が奇妙な事件に挑むミステリ作品である。奇妙な事件を物理学者・湯川に相談しに行く、刑事・草薙。刑事・草薙が持ち込んだ事件に科学的解釈を与える役割を担う物理学者・湯川。なかなかの名コンビである。 本書の面白いところは、“ミステリ”に“科学”を持ち込んだところである。物理学者・湯川の手にかかると、「何の変哲も無い事件?」,「単なる偶然が重なった事件?」と思わせる事件に、科学的な解釈が与えられ、事件の真相に迫っていく。この科学的な解釈が与えられていく様は、「なるほどそういうことだったのか!」と思わず納得である。 “ミステリ”に“科学”を持ち込むあたりは、元エンジニア・東野圭吾らしく興味深いところである。湯川という名前も、ノーベル物理学賞受賞者・湯川秀樹を意識したものなのだろう。このように様々なところから、東野圭吾が持つ独特の世界観を感じることができる。 本書は全320ページほどで、全部で五つの事件が収録されている。短時間で手軽に読めるのも良い。自信を持ってお勧めできる一冊である。 | ||||
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不可解な事件を、天才物理学者・湯川学が解き明かしていくという短編ミステリー集です。 解決の糸口不明、捜査は行き詰まり・・という状況からの逆転劇は痛快であるのですが、何分にもその方法が一般生活者の知識・常識と一線を画しております。科学やテクノロジーを駆使した解決は「なるほど〜」と思う一方、「知識があるから解決できたのよね」と感じます。文系人間の僻みかもしれませんが。(笑) 短編集であるために余計に感じるのだと思いますが、各登場人物たちがなぜ犯罪を犯さなければならなかったのか、心理状態に深みがない気がします。犯罪者の心の闇が曖昧というか。その分を、科学的解決法に費やされている気がします。殺人を犯す順序に思いを馳せると、この本にある順序ではないと思うのです。「殺人を遂行できる道具があるから殺す」ではなく「どうしても殺したい、どうするか」の方が、人間として自然じゃないかと。 この辺りの違和感は、科学を出発点にしたミステリーだったためでしょうか。「科学はすごい!」と思うのですが、礼賛はできなものだという読後感。科学は、それに傾倒して悪用すると殺人兵器になるという警鐘を鳴らすという意図で書かれたならば、一定の意義がありそうな一冊です。筆者の意図はそうではないかもしれませんが。 | ||||
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東野氏は理系の学部を出られたせいか、よく次から次へとこのような話を思いつくなぁと感心します。 でも実際に警視庁の刑事が難事件にぶつかるたびに、物理学者に助けを求めるものなのか?とは思いましたけど・・・。 文系人間の私には、難しく理解できない事件ばかりでした。 それだけに、東野氏の知識の深さには驚かされるばかりです。 みなさんもぜひ一度よんでみてください。 短編集なので、とても読みやすいですよ。 | ||||
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東野圭吾は読後にひんやりとした恐怖感が残るのが好きだ。それは作品中に必ず私の怒りのツボを突くことの裏返しのようなものだ。怒って怖くなる。たまに哀しくなる。そんな普段あまり体験しない感情を味あわせてくれるのが好きなのだ。 でも、この作品は違いました。彼は理系なので理系テクを使ったトリックを書いてみたかったんでしょうね。テクは面白かったですが、軽く読めてしまいました。短編集だから?う〜ん、それだけじゃないよな。たぶん一番書きたかったことが「テク」だったからでしょう。 『爆ぜる』と題された作品で大学研究者の話がでてくるが、ノイローゼの研究者の話はよぉ〜〜く聞くので、何だか一番曖昧な動機のはずなのに一番説得力があったりして。自分の個人的な経験が読書にも影響しちゃうんだよな(当たり前) それにしても、東野圭吾はどんどん金持ち臭くなる。正直なだけか。 | ||||
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と、ずっと思って短編を敬遠していましたが、テンポの良い短編も満足のゆくものでした。長編のような様々な伏線が張り巡らされているわけではないにしろ、最後まで結末を読ませない東野氏の筆力は短編でも健在です。 本書のような短編を読むと、東野氏の魅力はミステリーというジャンルの蜘蛛の巣のような伏線だけにあるのではなく、魅力的な登場人物を創り出す、人物描写のうまさにあるのではないかと思わされました。登場人物が脚色されたスターではなく、日常的で人間的な登場人物だからこそ、共感的に読めるのではないでしょうか。本書ではとくに、大学教授である「ガリレオ先生」が光り輝く―明るい性格どころか、やや暗い印象を受けるほどではあるが―存在であったといえます。 | ||||
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現代のハイテクを犯罪にからめてストーリー展開していくアイディアは面白いと思いますが、なにせ出てくるハイテクが普段の生活に馴染みの薄いもので、種明かしされても、ふぅーん、程度の感想しか出てこないんですよね。。。 | ||||
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頭を使わずに読むなら非常に読みやすいと思います。主人公2人の掛け合いも絶妙で、互いの個性がうまく表現されていて面白いです。 しかし、トリックが子供だましというか、ずいぶん都合のいい話だなあと思うのは私が理系だからでしょうか。殺人およびその隠蔽の手段として用いるにはどれも不確実すぎるように思います。トリックの検証実験も、天才科学者とはとても思えないくらいにいい加減で、もうちょっと説得力が欲しかったです。 | ||||
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本書は、草薙刑事と湯川助教授が活躍するシリーズの1作目。直木賞を受賞した『容疑者Xの献身』もこのシリーズである。ちなみに、湯川は俳優の佐野史郎をモデルに造り出した人物だそうだ。 「燃える」は、夜中、自販機の前でたむろしていた少年たちが火事で重軽傷を負った。傍らのポリタンクに引火したのが原因だが、出火原因は不明であった。「少年の髪が先に燃えた」「ピンと張った赤い糸が見えた」という不可解な証言から導きだされる真相とは!? 「転写る」は、草薙刑事が姪の文化祭の展示品で不気味なデスマスクを見つける。果たして、そのデスマスクは死体で発見された歯科医の顔と一致した。どのようにしてデスマスクはできたのか…。歯科医を殺害した犯人とは!? 「壊死る」は、スーパー経営者が風呂場で心臓麻痺により死んでいた。しかし死体の胸部には皮膚が腐ってできた痣があった。まもなく被害者が入れ揚げていたホステスが捜査線上に浮上。彼女はどうやって被害者を殺害したのか…。 その殺害方法は驚くべきものだった!? 「爆ぜる」は、海水浴客でにぎわう湘南でひとりの女性が爆発により死亡した。一方、あるアパートでは男が頭部を鈍器で殴られ死んでいた。ふたつの事件をつなぐものとは? 犯人は誰なのか!? 「離脱る」は、女性殺害事件で交際していた男性が容疑者となった。事件当時のアリバイは仕事をさぼって車で休んでいたというものだったが、アリバイは証明されず殺人現場で男性の車を見たという証言も出てきた。ところが、男性が休んでいた場所の近所から特異な形の目撃証言が飛び出した。それは、幽体離脱した少年が男性の車を描いた絵だった…。幽体離脱のカラクリとは!? | ||||
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「容疑者Xの献身」(文藝春秋)に登場する物理学者・湯川助教授が活躍する第一作は連作短篇集である。毎回ミステリのトリックが科学を応用したものになっており、教育テレビの番組を見終えたあとのように「科学って面白い」と思う。ただ「容疑者」を先に読んだ者にはトリックにそれほど不可解さや驚きが感じられないかも知れない。短篇という制約があるからだろうけれど、「裏切りの連続」みたいな展開が希薄だからか。全5篇のうち、4篇目を読んでいるときに、でんじろう氏が頭に浮かんできた。あと、湯川氏と名前が似ているために、湯浅弁護士の姿がだぶった。文庫解説によると、著者は佐野史郎をイメージしたらしいけれど。おぎやはぎでもしっくりくるな。 | ||||
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実は、このシリーズの最新作“容疑者Xの献身”を読んで湯川教授ファンになり、この1作目を読みました。天才的物理学者の湯川教授と警視庁捜査一課長の草薙は、大学の同級生である。草薙は、捜査に煮詰まると湯川のところを訪れる。そして、湯川の物理的発想を元に事件を解決していく。 事件自体が、突然燃え上がった少年の頭や心臓だけ腐った男の死体など、衝撃的でまったく普通の考えでは分からないものが取り上げてある。解決していく過程での物理的発想は、ものを違う方向から見せてくれて、まったく物理の知識のない人も楽しめると思います。 作者の経歴を見ると納得だが、理系と文系のコラボレイションですね。 | ||||
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化学や物理の理論などをふんだんに使ったトリックが出てくる。 トリックはある程度想像できるのだが、確証がもてるほど、物理の知識がない私には、謎解きは難解だった。 それは論理的な部分の構成である。 一方、感情的な部分もみごとに構成されている。 子供嫌いの湯川が、子供相手にどうするのか?その後どうなったのか? また草薙刑事とのやりとりも面白い。 短編という字数制限があるなかで、ほっとする部分を受け持っているのである。 | ||||
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燃える頭、失踪者そっくりのデスマスク、心臓が壊死した死体、海上での爆発、テレポーションで描いたと思われる絵など、超常現象と思われる難事件について、警視庁捜査一課の草薙俊平から持ちかけられた相談を、「探偵ガリレオ」こと帝都大学理工学部物理学科第13研究室の湯川助教授が物理学を駆使して解明する物語だ。殺人のトリックに、物理学的謎解きの趣向が加わったユニークなミステリーであり、湯川助教授のとぼけた味も良く、暇つぶしに好適だった。 | ||||
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