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あの日にドライブ
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あの日にドライブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 1~20 1/3ページ
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古本なのにたいへん綺麗な本でした。 また迅速に対応していただきありがとうございました。 良い買い物が出来ました。 | ||||
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最初は挫折からの再挑戦→成功の話かと思ったがそんなよくありそうな話ではなく、主人公なりに考え、みずからの道を見つけていくハートフルな少し面白おかしいお話で、一気に読んでしまいました。 | ||||
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誰あの時ああしてたら違う人生だったのではないか。誰もが一度は思うことだと思う。後悔しても戻れないけれど、後悔する必要があるのか?読み終わってスッキリほっこり前向きになれる作品だと思います。 | ||||
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人生 | ||||
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おそらく女性が読んでもあまり共感できないかもしれません。 しかし、アラフォーの男性なら、全ての人が共感できるのではないかと思う内容でした。 見事な人生への応援歌です。 カバー裏書を読んで「ファンタジーものかな?」と思い読み始めました。 違います。どこまでもリアルな、現実味のある物語でした。 人生をやり直せたら、今と違う人生を歩んでいたら、40代あたりになると誰もが一度は考えることでしょう。 時々、違う自分を妄想することもあるでしょう。 本書は、過去の自分、今とは違う自分を追い求めてしまう主人公の再生の物語です。 幸せな未来は、過去の中にあるのではない。 歩まなかった別の人生の中にあるのではない。 今、自分が歩いてきた人生の道の上に続いているのだ。 夢中で読み、自分の人生を見つめなおしました。 しんどいこともある。 うまくいかないこともいっぱいある。 でも、でも、 明日から、頑張っていこう。 そっと背中をおしてくれる、素敵な小説です。 主人公の牧村の妄想、女性は笑うのかな。 男なら、同じようなこと思いますよね。 どこまでもリアルで、 だからこそ、読んだ次の日から頑張れそうな気がする。 そんな小説です。 人生に疲れた40代男性、ぜひ読んでください。 | ||||
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タクシ-の運転手さんを 見直しました・・ 市場を読む力が大事ですね・・ 最後が出来すぎです・・ 青春を呼び戻したいですね・・・ | ||||
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設定は非常に面白いし、叙述はユーモアたっぷりで面白い。 しかし話の展開や最後の終わり方は唖然とした。 本書の読後感が割れるはずだ。 本書はメガバンクの行員だった43歳の男が、馬鹿らしいことから退職したが、有効な棚卸資産はなく就職活動は当然に甘くない。 結局は住まいから数駅先の職場としてタクシー運転手になった。 この展開は面白そうだと、初めて萩原浩作品を読んだ。 果たして面白い部分と、どうでもいい部分と混在すること、 話の展開は凡庸として淡々としていること、 読んでいて懐かしさと、血圧も脈拍も上がらず、和やかな雰囲気で読めること等々、あまり強い印象は残らない。 しかし中年男の職場ストレスが溜まる上下関係、、つまり課長から見て我慢がならぬ支店長と、ダメな部下との間で苦悩する主人公の姿はよく想像できる。 昔学生時代に付き合った女性のことが忘れられなくて、ストーカーまがいな行動を取りたくなる牧村の気持ちもわかる。 16年連れ添う妻とは会話はなく、話もしない長男、汚ないものを見るような目の長女、そういう家庭にするつもりはなかったが、理想と全く違う現実は万人が感じるところだろう。 もし人生がやり直せれば、あの学生時代に大好きで、何度か寝た恋人と一緒になっていら・・・、その思いも万人の感ずるところだ。 一般読者が読むよりも、本書にある様な環境にいる人間が読むと、より引きつけられることだろう。 先ずはメガバンクの課長、次長、副部長クラス。 組織には彼らの上に長がいる。 しかしこの部門長はどうしようもない輩が多い。 私も昔話だが、ある部に転勤になったが、ここの取締役部長が気に入らなかった。 私は本書主人公・牧村伸郎とは逆に、大型ダンプの免許を取る為に教習所に通った。 これで何も怖いものはなく、いつでも上司をぶん殴れる状況にして、楽しく銀行員生活を全うした。 ある意味それと似た描写がとても面白かった。 しかも銀行員はつぶしは効かないので、牧村が一般企業の総務・経理・営業に一般応募しても、全く採用されないのは確かだ。 ましてや外資系金融機関、生保の幹部社員募集に失敗も当然だ。 逆に外資系などに行かなくて良かったと思うべきだが。 異業種から訳ありでタクシー業界に入った新人ドライバーこそ、本書はその参考になりそうだ。 牧村は過酷な24時間勤務を初体験するが、会社の営収ノルマに全く届かない。 目標は月収が30万円、月12日の勤務日。 2日に1回ノルマを達成すれば十分可能な数字。 主人公は技術と努力が必要と痛感、やおら考え、頭を使ってタイミングを捉える努力をする。 その内に段々とノルマは大幅に超える日も、営収トップの日もあるようになった。 次第に余裕が出て来る様子に読者の安堵感も出て来る。 私はこの著者の作風と台詞に興味を持った。 | ||||
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過去に対しての、「ああしていれば」「もしこうなら」今はどう違っていたのか? 誰しもが共感出来そうな、そんな思いを追いかける事になる主人公。 徐々に明らかになっていく、過去に出会った恋人の今の姿や、出来事の真相…。 現実を目の当たりにしたからこそ、輝きを増して見えてくる「今」。 物語は淡々としており、ドラマティックな展開があるわけでもないが、だからこそリアリティが際立っていると思う。 過ぎ去った過去に後悔があるならば、本著から何か得られるかもしれない。 | ||||
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あらすじを読むと、何だかタイムスリップでもしそうな感じもするが、 中身は不満だらけの家庭と仕事の合間合間、過去を振り返りながら未来を妄想する男がメインの作品で、 まあだいたい想像どおりの内容ではあるものの、小気味のいい文章もありさらりと読める やや皮肉めいた作者の文体が好きな人ならば、中々楽しめる一冊だろう | ||||
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時々やらかしてしまう荻原浩ではあるけれど、これは面白い。よく出来た作品だ。 元銀行員のプライドが邪魔をして、なかなか転職先のタクシー運転手の仕事に打ち込めない主人公。「あの日こうしていれば、別の人生を歩めていたのではないか」と情けない妄想の日々を送っている。ありそうな話である。 これが何かをきっかけに劇的に変化して、大逆転で成功者に!というストーリーになってしまうと陳腐きわまりない。そんな内容だったら途中で本を閉じていたかもしれない。 色々な出来事から少しずつ現実を受け入れ、少しずつタクシー運転手として成長していくストーリーなので好感がもてた。そしてその中に荻原浩らしいユーモアを交えているので、とても読みやすく、読後感も爽やかであった。 ちょっと最近元気が無い中年サラリーマン向けの小説だ。ちょっとは元気が出ると思う。 | ||||
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本作品を読んで特に感じたのは、「人生という道では同じ道は二度と通れない」ということ。 人生という道では二度と同じ道は現れない。 しかし、「同じような、似た道」はある。 人生という道を通る時に必要なのは、その「似た道」を渡るときに以前通った「同じような道」での経験を活かすことではないかと思った。 そうすることで人間は成長していくのではないかと思う。 たぶん誰しもが一度は「あの時こうしていれば」と考えたことがあると思うし、人生に1%の後悔もない人はいないと言っていいと思う。 だからこの小説は誰もが読む価値がある作品だと思う。 多くの人に読んでほしい。 | ||||
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荻原浩さんの本を初めて読みました。 そして久々に時間を忘れて本を読みました。 一気読みです。なにしろ、テンポが良い! あの時違う会社に就職しておけば。。。 あの時もっと話のわかる上司がいたら。。。 あの時違う人と結婚していたら。。。 あの時、あの時。。。 私も伸郎と似たようなところがあります。 過去を後悔しては選ばれなかった違う道のことを 理想化してしまう。 結果、余計に現在がみじめなものに見えてしまうんですね。 読んでいてそこの部分は、やけに共感してしまいました。 ただ、自分の中で理想化してしまう選ばれなかった道だって 必ずしも思い描いた通りの理想とは限らない。 選ばれなかった道の一端を垣間見ることで伸郎は徐々に そこのこと気付いていきます。 最初は伸郎に共感してばかりでしたが 伸郎が変化するにつれて、肩肘はらずにとりあえず頑張ってみようかな と元気をもらっていることに気付きました。 ときどき笑いアリ。 電車の中で読むと、笑いをこらえるのに必死になる場面が 多々あります。 そして読後は、前向きな気持ちになれることうけあいです。 荻原さんの他の本も読みたいと思い 読み終わってすぐ「明日の記憶」を買ってしまいました。 | ||||
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伸郎は43歳。上司へのただの1度の不服従の為出世街道から脱落し大手銀行を辞めた。自分ではキャリア・アップのチャンスだと再就職先の面接を受け続けたが結果は惨敗。公認会計士の資格を取ってと受験するも一次で落ちた。パートに出た妻・学校へ行った子供達。昼間の家にただ一人。朝刊の求人案内のチラシ「タクシードライバー募集」に当座の生活費稼ぎにと冷やかし半分で飛び込んでみたが現実はそれほど甘くはなかった。1日5万円のノルマが果たせず営業部長から嫌味の毎日に、サークルの同期会の招待状が届いた。銀行勤めのままならまだしも、出席の返事が出来ないでいた。もしもあの時、これまでの沢山の人生の曲り角を別の選択をしていたら?もう一度人生をやり直すことが出来るとしたら?学生時代に借りていたアパートを訪ねてみたり、昔の恋人恵美の実家のあたりをタクシーでうろついてみたりと、過去の自分が取らなかった選択の行く末の妄想の日々。恵美と結婚していたら・・・。ぼんやり聞いていたカーラジオは飛行機事故で同級生の萱島の死を伝えた。少年時代からの夢のとおりの職業に就いた彼の死だった。その先に何があるかわからない。だから面白いのかもしれない。曲がるべき道を、何度も曲がりそこね、迷い、遠回りもする。その時々真剣勝負でとはいかなくても自分で選んだ道、それを楽しむ、楽しまないで人生が変わるのかも? | ||||
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著者の相変わらずピンポイントで、笑いをくれる文章があったり ほろりとさせるストーリーがあったりで、安心して読めた。 銀行を首になって新たに職ついたのがタクシードライバー。 酔っ払いの客や、理不尽な客を乗せて不満ばかりの 毎日の中で、徐々に自分の居場所をみつけていく そんな主人公に思わず嬉しくなった。 ちょっと仕事に悩んでいたこともあった時期に 読んだ本で、明日は少しだけ頑張ってみよう という気持ちにさせてくれた、思い出深い本です。 人生何があるか分からないし、職業に貴賎なし。 少しだけ前向きに生きていける、そんな作品なんで 最近ネガティブになりがちな方は是非読んでみてください。 | ||||
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主人公の牧村伸郎は銀行を辞め、タクシードライバーに転職することになる。物語としては、あの頃に戻れたら後悔しない人生が送れただろうと回想しながらも、現実の生活を送るのである。そういう気持ちが芽生えるなあという思いがある。今の生活に目をそむけるなということだろう。本書は、最初は暗いなあと思いながらも、最後はなんとなくほっとする気になる。昔のことを回想することがあっても今を一生懸命に生きることが大事なんだろうと思った。「自分の人生が間違った道へ迷い込もうとしていることに、気づかないのだ。何しろ曲がり角の手前には信号も標識もないのだから。」という文章が本文中にある。実際は間違ったかどうかもわからないのかもしれない。間違ったかどうかは、その人次第なのかもしれない。後悔だけはしないし、させないようにしたい。 | ||||
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タクシードライバーでなくとも、こう思ったりアクションを起してみたくなったり・・・。不思議なもので、主人公のように40を過ぎてからだろうか。悲しいかな振り返ることが、ある。福山雅治の「明日の☆SHOW」という曲・・・「憧れ描いた夢は、ちょっと違うけれど・・・」そんなことの積み重ねが人生なんだろう。妙に共感を誘う作品だ。 | ||||
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大変な職業だなぁ、ってこの本を読んで思いました。 それくらい詳しく(実際はわかりませんが)金融とタクシー業界について 書かれています。 読んでる間は、自分もタクシードライバーの気分になれます。 | ||||
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この主人公、銀行マンを辞めてからタクシードライバーになったが、過去のプライドを引きずってうじうじとしている。 タクシードライバーになってから、最初は戸惑ったが、次第に要領をつかんできて、水揚げも増えた。 つまり、立派に職務をこなしている。 ただ、銀行マンを辞めざるを得なかった主人公が、時計の針を過去に戻したいと願うのはもっともだと思う。 それは学生時代の就職前?または学生時代?または野球部員時代? 単純な話だが、もし人生の大半をやり直せるとしても、積み込んだ荷物を、もう一度コツコツと積み込まなければならない。 この事に要するエネルギーは相当なものだし、別の人生を歩んでも、良い未来が待っているかどうかは不明だ。 この作品は、そういう当たり前の事を、業界の体質などを絡めながら、ユーモアを交えて描いている。 それよりも、今をより良く生きる事の方が大事だ。 銀行マンという職業に対するプライドが、如何ほどのものなのか? それよりも、優秀なタクシードライバーになる事の方が、余程プライドを持てると思う。 長編である本書を読んでいる途中、何度もその事を考えてしまった。 しかし、この作品、胸がすく様な爽快な結末で幕を閉じる。 主人公にとって、失ったものよりも得たものの方が、はるかに多い。 内容があまりに面白いので、一気に読み上げてしまった。 | ||||
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一緒に購入したサスペンス物の「噂」とは全く違うジャンルの小説だ。 タイトルからは、過去の楽しい想い出を辿ってドライブをし、何か新たな発見をして明日からの生活に活かすような内容だと勝手に想像していたのだが、それは見事に裏切られた。 元銀行員のタクシードライバーが過去を振り返って、もしもあのときこうしていたら今よりももっと良い人生を過ごせたのではないかと、後悔しながら妄想する話だ。誰しも少なからず経験のあることだと思うが、前半部分は妙に暗い気持ちになってしまった。しかし、最後は良い意味で開き直り、今の人生を前向きに生きていこうと考えるという結末で、一安心した。 | ||||
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僕は主人公より6歳程年下(36歳)ですが、やっぱこの年になると多かれ少なかれ、 「もしあの時ああしていたら…」と考えてしまうのではないでしょうか。 特に僕は妄想好きだったので、この話は色んな意味で効いたな〜。でも妄想を始める と周りの人は(嫁さんも子供も)みんないなくなってしまう。それでも良いの?と言う 話だとおもうんだけど、そう言われてみたらそうだな…みたいな。 それにしても荻原浩の守備範囲の広さには本当に感心させられます。 | ||||
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