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あの日にドライブ
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あの日にドライブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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タクシーの、お話かな?一気読みしたので、内容が、いまいち、解らないと言うか? あんまり、記憶に残らない本でした、でも、物語は、良かったと思います じっくり、もう一回読んでみたい本でした | ||||
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著者の僕たちの戦争がとても好きで、この作品もタイムスリップもんだと思い購入しました。 が、しかし僕の勘違いでした。 別に過去に戻るわけじゃないんですね。 そこ、かなりガッカリしまして、読む気が無くなったけどなんとか読みました。 主人公がうじうじ過去を振り返るくせに仕事は、めちゃめちゃキレるという矛盾に違和感を感じながらも、表現力が素晴らしく苦にせず読めました。 大した事件も問題も無く、淡々としているのに飽きさせない。 相当レベルの高い文章力です。 私的にはこの家族なんかいいなあと思いました。なんかね。 | ||||
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展開があるのかと思いきや・・・。ほのぼのした内容で通勤の電車の中で読むにはいいかもしれません。 | ||||
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銀行員の私が、同業者に読んでほしい本です。 銀行マンの本当の幸せや、日々体験している事が書いてあります。 退職した銀行マンの奮闘ぶりと、本当の自分の姿。 大好きな本です! | ||||
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経済小説のオススメにあったので読みました。エリート銀行員からタクシー運転手への転身。はたから見ると落ちこぼれのようにみえるが、それはタクシー運転手に対して失礼。職業に貴賎はありませんが、自分が感じる優劣はそれぞれあるのが現実です。でも仕事に対する意識が常に真剣で、その仕事に真面目に前向きに対応していれば必ず報われる。そんなことを教えてくれる作品です。自分でも似たような状況で胸に響くものがありました。ただ 最後に元上司に対する復讐はやはり小説かな。 | ||||
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堅実な銀行マンからその日の営収ノルマ超えに頭を悩ませるタクシードライバーへの転身。その中で、昔の記憶を辿っては昔の恋人の美化と後悔、さらには今の自分の周りの環境を嫌悪する男性のお話。 これだけだと暗いはずなのに、タクシードライバーという職業のリアルな生活の描写と自分の行動を棚にあげて嘆いていた家庭環境が改善されていくのがなんとも面白かったので読めてしまいます。 荻原さんじゃないと書けない内容だと思いました。 | ||||
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荻原浩は、今ではすっかり私のお気に入り作家になってしまったので、これまでは、「今一つ」と思った作品でも、否定的なレビューを書くことを控えてきたのだが、この作品には、どうしても一言いわずにはおれない気持ちを抑え切れなかった。 最初に断っておきたいのだが、決して、この作品が面白くないというわけではない。いや、むしろ、スラスラと読み進められ、飽きがこないという点では、筆者が何作も書いているミステリよりは上だと思う。しかし、この作品は、筆者に類い稀な筆力があるがゆえに、読者を飽きさせずに読ませてはいるものの、ストーリー自体は、元一流銀行員のタクシー運転手の日常と、取りとめのない夢想を淡々と描いているだけであり、ストーリーには山も谷もないのだ。文庫本ならともかく、このストーリーで1,575円というのは、買う方としては、ちょっと辛い。 特に残念だったのが、終盤に挿入されている、主人公が「あの日」にこだわったあるエピソードだ。まさか、題名の「あの日にドライブ」が、この「あの日」であるはずはないのだが、それにしても、ここでの主人公の極めて次元の低い言動を読んでいると、読者がそれまで主人公に抱いていた共感を壊しかねないし、それ以上に、筆者がこの作品で、主人公を通して、一体、読者にどんなメッセージを伝えたかったのかもさっぱり見えてこなくなり、この作品の価値さえ、減じかねないと思うのだ。私には、筆者のラストの綺麗なまとめの言葉が、どこか空々しく響き、すっきりとしない後味の悪さだけが残ってしまった。「荻原浩が、珍しく、ラストのまとめ方を誤った」、そんな感が否めない。 | ||||
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「どこで間違ってしまったんだろう?」大手銀行を辞めた伸郎は いつもそう考えている。だが、そう考えている限り前には進めない ことに気づいていない。過去を懐かしみ、できるならあの日に戻り たいと過去を追い求める。その姿には哀れさがただよう。だが、 過去にこだわることが愚かだと知ったときに、身近にある大切な ものが見えてくる。家族がどれほど自分を思ってくれているのかも 分かってくる。今の自分の姿は、自分自身が今の人生を選択した 結果なのだ。その結果がどうであれ、人はこれからも前を見て歩く しかない。この作品はあらためてそのことを教えてくれた気がする。 | ||||
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荻原浩は抽斗(ひきだし)の多い作家だ。たっぷり笑えてしみじみ泣けるユーモア小説や人情ものを書いたかと思えば、シリアスなミステリーや哀愁と感動の人間ドラマを書いたりする。 本書はあえて言えば、渡辺謙主演で映画化される『明日の記憶』の系譜に連なる人間ドラマということになるだろう。前回の「直木賞」のノミネート作品でもある。 牧村伸郎は43才。優秀で着実な営業実績とキャリアを持つ銀行員だったが、おととし、上司へのたった一言の諫言がもとでリストラ同然の出向を命じられて、自ら退職する。公認会計士を目指して自宅浪人を始めたが、試験を受けるまでの腰掛のつもりで、3ヶ月前タクシードライバーになった。会社では営業ノルマに追いかけられ、家では特殊な勤務時間のため、妻や娘、息子ともまともに会話ができない。毎日に疲れきり、ストレスから円形脱毛症になってしまった。 彼は、今までの人生の岐路すべてで誤った選択をしたと思いはじめる。「もう一度、人生をやり直すことができたら」、「もう一度、チャンスが欲しい」、「できるなら、時計の針を戻したい」いつしか彼は、自分が選ばなかった道を見てやろうと決心し、やり直しの人生をバーチャルに想像するようになる。あの時違う選択をしていたら・・・、自分の人生はこんな風にはならなかっただろう。---悪い想像はひとつも浮かんでこない。 そして、夢のような過去を辿りなおし、“あの日にドライブ”をして、文字通り夢想した彼が見たものとは・・・。 著者は、ユーモアとペーソスあふれる独特の荻原テイストを醸し出しながら、誰もの頭に一度はよぎるであろう“人生のやり直し”というテーマに真正面から挑んでいる。どうなることかと思って読んでゆくのだが、最後には前向きでさわやかなエンディングに胸をなでおろしている自分がいた。 | ||||
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あの時こうしていなかったら、あの時こうしていればという空想を絶え間なくしている主人公の話。 現実に失望しているものにはありがちだがあの時こうすれば、このときああすればといろいろ考えるのは人の常。 この主人公の場合、それがいささか度を越しているが。タクシー運転が暇だとますます妄想が昂じてくる。 ところが、タクシーの運転にうまく適応して次第に暇がなくなってくるにつれ、この妄想も止んでくる。 つまり、「小人閑居して不善をなす」そのままの小説。 結局、人生に分かれ道はなかった、青い鳥は目の前にいたという分かり易いオチでした。 たいした小説ではないが、不思議と最後までやめられなかったという意味では、おもしろかったのかも。 | ||||
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些細なことで銀行をクビになってしまったタクシー運転手の話です。 話は結構シビアでヘビーな話ですし、主人公も悩んで妄想癖ではないかと言えるくらい、大丈夫?という状態ですが、全体的に軽いタッチで書かれています。 むかしを振り返って、たらればの妄想をするのですが、悩みの多い前半と少しずつ光が見えてきた後半と、読みやすく出来ています。 話はどうということはなくて、印象に残らないと思います。 | ||||
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私も、よく考える事。 「あの時、こうしていたら・・・」 その世界をうまく描いていると思う。 けれど、結局考えたところで、何も変わらない。 変わったといえば、空想の世界にはまるための資金作りで、 タクシードライバーが必要な眼を身につけた・・・という事なのかな? なんだか、むなしさというか、 「何かを起こしてくれるのではないか?」 という期待が・・・打ち砕かれた? 切迫感も何もなく、いつの間にか読まされ、読破していました。 | ||||
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重松清を読んだばかりなので期待が大きすぎたようだ。 扱っている題材には共感する物があるのでこれも直ぐに手に取ったんだが。 期待は、裏切られた。 どうしてもこの主人公に共感できなかったからだ。勝手な白昼夢ばかりに終始し、挫折した男の切なさ、無念さが全く感じられなかった。 人生から与えられる事を期待するだけの主人公は家族との溝を真剣に埋めようともせず、小賢しいテクニックを学んでまっとうなタクシードライバーになっていくだけだ。 つまりは、独り言の多いタクシーの運ちゃんの話。 そして、ドライブしたい、あった筈の人生の何と薄っぺらい事か。 ラストのエピソードも、ただ後味が悪いだけ。 次のドライブに期待。 | ||||
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エリート銀行員だった主人公は上司への“ある一言”のおかげで キャリアを閉ざされ、現在はタクシードライバー。 もう一度人生をやり直せたら・・・と夢想する日々の中で 彼が見つけたものとは・・・・・。 もう一度やり直せたら・・・ これはどんなに成功している人間でも、 誰もが思う“永遠に叶わない夢” 特に主人公の過去の振り返りや夢想は度が過ぎていて、呆れてしまうほど(笑) こんなお父さんじゃ冷たくしてしまう家族の気持ちもわかるものです。 前半は主人公のめめしさが情けないけど、 最後は荻原さんらしい爽快感がありました。 人生とは、ちょっとした出来事で変わっていくもの。 この主人公もほんのちょっとだけ仕事のコツをつかんだだけで すべてが良い方へ転がりはじめた。 人生なんてそんなものです。 人生は一本道じゃない。 多くの曲がり道があってこそ人生なのですよね。 | ||||
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終盤まで物語は起きない小説です。 元銀行員のタクシードライバーの追憶と妄想の日々です。 流石の筆致で読者をぐいぐい引っ張りますが, いかんせん,この小説は荻原浩にしては展開の練りこみが足らない気がしてしまいます。 荻原浩の小説には,困難な,これ以上なく困難な状況にいる人間に心の開放を与える力があります。 彼の小説ならばはずれがないとずっと私に思わせていてほしい方なので,どうか筆を荒らさないペースで出版を進められますようにとお祈りしております。 | ||||
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