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監視機構
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監視機構の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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9年前の発刊当時に物理で購入していましたが、Kindleで安くなっていたので再購入しました。 時の流れのおかげでイイ感じに記憶が薄れており楽しく読めました。 機構の新局長となった「コントロール」氏の組織内外での凡庸な権力闘争と退屈な思い出話が続く背後で、不穏さがひたひたと迫りくる感覚が妙にリアルです。 1巻めの美しく恐ろしい描写に惹かれて読み始めた方にはつらい長さになっているので、要所要所で1巻めの描写を思い出しながら読み進めるといいかも知れません。8~9割方をこなしてしまえばその後は退屈さが激減しますので。 起承転結の承にあたる本巻を「深堀り」と読むか「冗長」と読むかの差だと思うので、他の方々の高評価も低評価もどちらも理解できます。 この過剰な「タメ」を楽しむことができればいいですね。 | ||||
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完結編世界受容につながる、全滅領域の続編。 あなたがもしエリアXの謎より 生物学者が日誌を通して初めて夫と心を通わせた描写のほうに心惹かれたならぜひ頑張って読んでほしい。 展開が少なく退屈に感じるかもしれないが 突然ストーリーが大きく動き出してからは 前作以上の恐怖に出会うだろう。 怖いのになぜか美しさを感じてしまうから、この作品は素晴らしい。 | ||||
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真横にある得体の知れない恐怖を終始感じる1冊だった。 2部の主人公は監視機構の新責任者。ギスギスして非効率的な組織で、思うようにいかない日々を送る。 確かにそれだけでは退屈は退屈だが、監視機構のビルというのは前作の舞台のすぐ近くにあるのだ。 そして終始流れ続ける不穏な空気。なにか起きるんじゃないかとヒヤヒヤしながら読んだ。 また、組織的な話も、物語の厚みを作るという意味では必要なものであったと思う。これによって、よりSCP的な雰囲気を醸すことができたのではないだろうか。 そしてラストまで読めば、眠気も一度に覚めると思う | ||||
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いきなり、他所からやってきた新しい上司が「自分のことは名前ではなく<コントロール>と呼んでくれ」と言われたら、そりゃドン引きですよ。 しかも、自分では”仕事が出来る”と勘違いしているが、やる事なす事全てポンコツ。 「それいけスマート」様なコメディと思って読みましたが、それにしては500頁は長すぎる。 でも最後まで頑張ってるので、星一つ。 | ||||
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てっきり続きが読めると思っていたのに話の舞台も主人公も変わっていて驚きました。 第一部が面白すぎて期待が大きかったためか、あまりのテンポの遅さ、興味のわかない登場人物達に退屈してしまい、 読んでいる内に眠くなって何度もタブレットを顔に落としたり、 寝てる間にページだけめくっていて話が分からなくなったりしました。 それでも続きが知りたいので何とか少しずつ読んでいたのですが、 最後まで読んでも(結構読み飛ばしましたが)どうでもいい日々の出来事や人間関係、組織内の争いの話が多く、 疑問が解決しないだけでなく新たな謎も出てきてモヤモヤした気持ちが残りました。 読者が知りたい内容は全体の1割くらいじゃないでしょうか。 複数の人物の主観で話が進み、場所と時間があっちこっちへ行くので全体的に話が分かりにくいと思いました。 唯一の救いは終盤に明らかな進展があったことです。第三部でちゃんと話がまとまることを期待しています。 | ||||
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映画の宣伝を見て、読み始めました。1巻と2巻の話のテンポの違いに驚いています。途中で、一旦読むのを投げ出しました。 でも、最後まで読み通し、3巻を買うか悩んでいます。 | ||||
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全滅領域では早く次のページを読みたい、と思わずにはいられなかったが、 続編となる監視機構ではそんなわくわく感はいっさいなかった。 主人公〈コントロール〉の進んでいるんだか戻っているんだかわからない思考の描写に延々と付き合わされるだけ。 一巻目がすばらしかっただけに、今作は読んでいて苦痛を感じるほどだった。 がっかりさせられっぱなしで、いつドラマとして盛り上がるんだろうと思っていたら、 なんの盛り上がりもなく終わってしまっていた。呆然、のひとこと。ひどいです。 | ||||
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前作「全滅領域」の続きがものすごく気になったので、読了翌日に即購入。 ――― ここで「続く」なのかよ!!?? と、久々、本をぶん投げたくなった一冊だった。いや、悪い意味での投げるではなく、続き読めるのが来年なのか、という意味で。 (原文読めよ、なんのためのKindleだよ、と突っ込まれそうだけど……) 語り手は調査隊の一員だった「生物学者」から、監視機構の「上司」へ。 舞台は末端から組織中央へ。 しかし、謎は一つも明かされない。多分こうなんだろうな、という憶測はつけられるし、事実、前作のラストで「きっとこういうことなんだろうな」と推測していたことが正解?であるらしい?展開にもなっているのだが、相変わらずの隔靴掻痒。古いテレビドラマの「ツインピークス」をちょっと思い出してしまった。 つかず離れずのもやもやがどうしても気になって、次回、最終巻の三巻の発売が待たれてしかたがないのだけど…… これ、ちゃんとすべてに明解な答えが提示されるのかな。 「映画における一番よい結末というのは、観客が納得できない部分をどこかに残した終わり方である。そうすれば、その映画のことをずっと覚えていてもらえるからだ」てな結末にものすごくなりそうで、今からそわそわしている次第。 | ||||
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全滅領域を読み、すぐにでも、続きが読みたくて、購入。 全滅領域は、探検隊員の「生物学者」が中心人物だったけれど、今回は、探検隊を派遣する側サザーンリーチに新局長として着任した「コントロール」が主人公。 探検隊の謎、前局長の謎、サザーン・リーチが内包している謎、そして、「コントロール」であるジョンがなぜ、新局長としてサザーン、リーチに派遣されたのかという謎。 「コントロール」の心理状況が密に描かれ、彼の心の中に抱える不安感が、彼のおかれている状況の怪しさをより恐ろしくしている。 最終章、明らかに次作へ続かざるを得ない展開にして終わる。 ということで、来春刊行される、次作を待ち望んでいる。 | ||||
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前作『全滅領域』が肌に合わなかったという貴方は、本書を手に取るべきではない。読者を煙に巻くような悪夢感満載の前作から、続編の本書では具体的かつ即物的な展開になるかと思いきや、ジェフ・ヴァンダミアの作品がそのような展開になるはずもなく、本書でもヴァンダミア・ワールド全開。 本書の舞台は、エリアX調査計画を実施する秘密組織「サザーン・リーチ(監視機構)」。主人公は、そこに新しい局長として着任した、「コントロール」と呼ばれる男性。そして物語の空気感は前作と同一。すなわち、エリアXの影響を受け不可解な機能不全に陥っているサザーン・リーチの謎を、ともすれば正気を失いがちな主人公の主観を通して語るという、現実と悪夢の境界が甚だ曖昧な、幻惑的構成。 サザーン・リーチが機能不全に陥っている理由を解明し、組織を立て直すという勅命を帯びて着任したコントロールだが、現場では前局長の懇意だった組織のナンバー2が最強のお局様として立ちはだかる。そこに上位組織「中央」の派閥争いも加わり、着任初日からまさかの権力闘争を強いられるコントロール。そうした不毛な権力闘争の泥仕合に、境界から侵出して組織を冒しつつあるエリアXの謎が入り交じり、物語はさながら異界で展開される『裏切りのサーカス』状態。一触即発の権力闘争を戦いながら、日々影響力を増すエリアXの謎を解くという精神的負荷に、コントロールの心は次第に均衡を失っていく。 私は即物的な性質なので、本来この種の小説は物語に没入できず、途中で投げ出すのが常である。しかし、前作の1.7倍のページ数で繰り広げられるヴァンダミア・ワールドにたじろぎ、辟易としつつも、最後まで読んでしまったのはなぜか。非生産的な権力闘争やコントローラーの幼少期の思い出など、睡魔を誘う退屈極まりない展開と、エリアXの真相に迫る事件、そこから新たに沸き起こる謎が入り乱れ、途中で投げ出すことを許さない何かが本書にはある。これが、Amazon.comで「ハマる人にはハマる」、「相当に読み手を選ぶ」と評されるヴァンダミアの力なのか。 退屈と興奮に振り回された本書の内容を振り返ると、二度と読み返そうとは思えないのだが、間もなく発売予定の最終巻『世界受容』は、買わずにはいられないだろう。しかし、ネタバレを避けつつ英語版のレビューに目を通すと、「もしや何一つクリアにならず終わるのか?」という抗いようのない不安感が・・・ | ||||
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