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神様からひと言
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神様からひと言の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全129件 101~120 6/7ページ
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異動先での個性的な面々。そのキャラクターが笑えた。 一つ一つの行動がありえないけど、とても面白かった。 長編だが、長さが気にならずに一気に読めるオススメ本です。 読み終わったあと、爽快な気分になりました。 | ||||
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本を読んで、声を出して笑う。 そういう経験のない方に読んで欲しい一冊です。 中盤あたりに主人公たちクレーム処理班とクレーマーとの 対決シーンがあるのですが、 私はそこで思わず大口を開けて笑ってしまいました。 キャラクターの一人一人が生きていること、 笑わせようと力んでいない文章。 そんなとこに惹かれました。 荻原氏の知名度はまだそれほど高くはないかもしれませんが、 これからドカンと、ありそうな方です。 それからこの「神様からひと言」はドラマ化が決定したようですよ! | ||||
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何となくタイトルが胡散臭い感じがしてなかなか手に取れなかったのですが、 「本屋さんオススメのおもしろさ!」という言葉に読み始めました。 面白かったです! 勤め人ならどこかでぶつかる気持ちには、とても共感してしまいました。 「お客様の声は神様のひと言」という社訓とはかけ離れた実態の「珠川食品」。 そのリストラ部署である「お客様相談室」に飛ばされた主人公の奮闘記になりますが、後半はあまりの痛快さに一気読みです! 人それぞれにいる「神様」のひと言によって、ぽんっと背中を押される瞬間が人生の中にはあるはず。 それによって訪れるラストがとても心地よいお話でした。 | ||||
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ごくごく普通の主人公とその周りの環境。 イベントはありますが"特別なこと"は起こらない本です。 この作品には喜怒哀楽を思いっきり引き出されました。 「これが面白い」と言うのは難しい本です。 登場人物のやり取りとか話の流れとかも面白いんですが、 それぞれ一つ一つはやっぱり"普通"のこと。 全部積み重なって、感情をころころと変えさせられる。 その「自分の心の動き」が面白かったです。 元気の出る本です。 本の中には幾つもの元気の出るフレーズがあります。 それが神様からの一言なのかなと思いました。 | ||||
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そうすると必ず期待を裏切られますけどね。 お客様が神様なんです。Jhonが神様なんです。とにかくいい本なんです。全国の本屋さんがお勧めしてるんです。 俺はおもっくそ笑わせてもらいました。あぁこんなやついるいる、とか、いそうだなこんなやつ、とか、結構リアルに登場人物を頭の中で浮かべられるぐらいキャラの個性が光ります(けして誇張じゃなく)。でもって主人公と自分を照らし合わせて考えるでしょう。俺ってけっこうちっぽけだな… まだこの作者を知らない人、「明日の記憶」の原作者といえばわかるでしょうか? | ||||
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読み終えて「おもしろかった〜」が感想です。 場面の設定がとある食品会社で普通のサラリーマンの話なのですが、よくありそうで、実はほとんど無い、そんなお話です。 とにかく一人一人のキャラクターが最高です。 個性豊かなキャラクターが個性的な行動で物語がテンポ良く進んでいく様は、他の小説では見たことがありません。 何がおもしろかったのか自分でも分からないくらい、普通のサラリーマンのお話なのですが、やっぱりおもしろかったです。 | ||||
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”面白い”という紹介で買いました。面白くもあり、サラリーマンとしては、考えさせられる場面もありで、話の展開にのめり込んでしまいました。 会社という中では、内容が違えども経験したような事がある様な感もあり、それぞれの登場人物が非常に身近に感じさせられます。十人十色の悩みの中で、仕事に向かう勇気がもらえます。 | ||||
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「会社とはおでん鍋だ」と主人公涼平の先輩が言う。しょせん狭い鍋の中でぐつぐつ煮詰まっているだけ。牛スジはおでん鍋を出たら使い物にならない、(上司みたいに)こんにゃくは鍋の中では安物だけど、田楽みそになったら堂々のエリート。ちくわぶはよそには行けないかわりに存在感があるから専門職。ちくわは転職可能。じゃがいもは平社員だけど、肉じゃがになったら共同経営者。じゃがバタなら社員が塩とバターだけだとしても押しも押されもしない社長だ。 涼平は飛ばされた先のお客様相談室で、くる日もくる日もクレーム処理に追われている。リストラ寸前候補者の溜まり場にいる社員は変人ばかり。破裂しそうになる涼平がおでん鍋の中で奮闘するさまが物哀しくもあり、面白くもある。おでん鍋をひっかき回して涼平は肉じゃがになれるのか?それともじゃがバタ? 涼平にとっての神様がときどき現れて、進むべき方向へそっと肩を押してくれる。読むと元気が出てきます。特に後半は痛快。頑張れ!サラリーマン! | ||||
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通勤電車の中で読もうと書店で品定め中、店員さんが薦める文庫本のトップという広告で購入した。読み始めると登場人物の会話が絶妙、かつウィットに富んだやりとりに改めて作者の柔軟な文章力に関心させられる。 油断すると読者のふいを突く展開が用意されていてぐいぐいと読まされてしまう場面も、、。 主人公と周りの登場人物が個性的だし会話がおもしろすぎる為か電車内で一人笑ったり吹きだしてしまうこともあり人前で読むのは禁物かもしれない。 | ||||
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サラリーマン物のユーモア小説ということで読んでみた。 ストーリーは割と単純で仕事上の失敗から販売課からお客様相談室に異動させられた主人公の悪戦苦闘の物語である。 お客様相談室のスタッフは社内からのつまはじきものという設定もよくあるパターンである。 並みの小説ならば会社の危機を救ってハッピーエンドとなるところだがそうはならないところが作者の腕前。 会社が2流の会社で経営陣も馬鹿ばかりという設定のためか、お客様相談室の仕事ぶりは誰からも評価されない。 主人公も初めは腐ってしまうが、先輩の篠崎の仕事ぶり(手抜き)とキャにつられて仕事に一生懸命になってしまう姿は妙にリアリティがある。 題名の神様の一言はお客様(神様)のクレーム対応を意味するだけでなないことが後半になって初めてわかる。 最後の結末もさわやかで、楽しんで読める一冊と思う。 | ||||
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やる気のなくなっているサラリーマンに【希望】や【勇気】を忘れずに書かれています。文芸にありがちな難しい表現ではなく、気軽に読めます。しかも、ユーモアも忘れてはいないところで、今困難な状況にある方にお勧めします。 | ||||
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大変躍動感にあふれ、読む者を一気に引きつける展開に脱帽。最後まで楽しく読むことが出来た。読み終わった後の、爽快感は大変心地よく同時に、終わってしまった事に対する名残惜しさのような感覚を覚える程の作品だった。ふと、自分も主人公のような生き方が出来れば、と涙した。 | ||||
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初めて接した荻原作品「誘拐ラプソティー」がいまいちだったため、暫くの間遠ざかっていたのですが、やってくれました。面白いです。読了後すぐにあっちこっちと印象に残ったページを探し感慨に耽る作品に出会ったのは久しぶりでした。主人公のありのままの自分をさらけ出し受け入れる姿(荻原作品共通ですが)にはおおいに共鳴し、不幸の中前向き(なんだろうか?)の姿勢には明日を生きる勇気がもらえます。ただ惜しむらくは彼女とのエピソード。必要無かったのでは、と思うのは私だけでしょうか? | ||||
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会社勤めしてて不条理なストレスを 抱えてる人には、笑えない小説。 何を大切にして生きていくかで 人間の核って実は決まるかもしれない。 何かを犠牲にしてまで 自分にとって守りたいものがある時、 (それが人によって家族だったり、自分自身の生き方だったり、恋人だったりさまざまだと思うけど)人間て、ちゃんと地に足つけて 納得して生きていけるんだろうなって 思わせてくれた一冊。 | ||||
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「明日の記憶」がとてもよかったので、荻原氏の作品をもっと読みたいとおもい、手に取りました。 会社に勤める人間は何かを人質に取られていると言う発想は新鮮でした。お客様相談室での展開は爆笑もの。競艇場が大好きで、お金が入ると姿を消す、「謝罪の天才」篠崎、声を発することなく、巨体を縮めて自己啓発本をひたすら書き写す神保、お酒よりもネットのほうが酔わせてくれるという、敬語を知らない羽沢、フェロモンの分泌を操る紅一点穴戸、篠崎の天敵で、室長という肩書きにすがって威厳を振りかざす本間、すべてのキャラがとってもいいのです。 笑いながら読み進めるうちに、わかってくる会社の恥部。そして会社勤めの不条理さ。「明日の記憶」とは全く違った角度から、社会を見つめ、核心に寄っていく荻原氏の手腕はさすがです。 おでん鍋をつつきながら、篠崎がおでんの具を自分たち会社人間に例えて話すくだりは、お惚けのようでいて、実はとても深いメタファーです。 最後はスカッと明るい読後感。会社の人間関係に悩み、ストレスを抱えているすべての人に、絶対お勧めです。私もこの本に出会ったとき、ちょうどお客様からのクレームを処理して胃を痛くしていたのですが、読んだらすっきり、元気になりましたから。 | ||||
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とにかく読んでいて幸せだった。 冒頭のわずかな部分を除いてはこの作品を読んでいる間は とてつもなく幸せだった。 「書店員さんが大絶賛!」という帯。 少し前に「担当さんが大絶賛!」のような帯の作品にがっかりさせられた。それだけに期待はさほどしなかったのだけれど。 こいつはすごい、確かに面白い、それに「元気をくれる」 「帯に偽りなし」という稀有な作品だった。 タイトルと皮肉ではなく素敵な装丁では もしかしたら損をしているのかもしれない。 本来この本を手にとって そして抱腹絶倒ほろり、捨てたもんじゃないよね、やるぞぉ〜 となる人たちはもしかしたらもっと違うタイトルデザインのほうが 惹きつけることができたかも。 ユーモアも文体も確かに素敵だけれど 一番素敵だったのは逃げていないこと。 この種の作品の主人公って えらそうなこと言っても 実はただ逃げてるだけだったり 人の気持ちの大切さを説きつつ 実は全うな人間の地道な努力を踏みにじっていたりするんだけれど そういうのが一切ない。 これはなかなかないことだと思う。 弱くても不器用でも とにかく真っ向から対峙して逃げてないから こんなに潔く気持ちいい作品になるんだろうなあ。 それにつけても 作者の作品はもっともっと売れていいと思う。 作者はもっと評価されてしかるべしだと思う。 と心配していたら なあんだ 今年の初夏に『明日の記憶』映画化だって。 よかったよかった。 ご都合主義の部分がないわけじゃないけれど 名作マンガ『悪女』を思い出したりもするけれど。 そんなの気にならなかったりする。 ただタイトルに関連する伏線やくだりは もしかしてなかったほうがすっきりするかなとも思うけれど それもいいんだ、作者が書きたいと思ったのだから。 そう思えるだけの素敵な作品でした。 追記 実はこの作品下手な心理ノウハウ本や クレーム処理のハウツー本より ずっと参考になったりもする。 | ||||
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一気に読みました。それくらい、面白くて笑えて、そして勇気付けられます。 会社勤めの人なら、絶対共感できると思います。 読んだ後、「あー、面白かったっ!!」って、すっきりする感じです。 | ||||
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笑っちゃいました。 友人と井上ひさしさんぽ。って話したり。 題名から、難しい本をイメージしていたのですが、 ディテールも、業界にいた方だからかすごく細かくて、 ただ、面白いだけの本じゃないです。 本当に大切なもの。 さりげなく教えてもらいました。 | ||||
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大手広告代理店をやめて、あるメーカーへ転職した主人公の奮闘劇が描かれています。 このメーカーの新製品の決裁会議から物語は始まるのですが、いきなりおもしろいです。 (新製品は何かと思えば、、、) そこで早速トラブルを起こして、リストラ要員収容所の「お客様相談室」へ異動となります。 超個性的な上司・同僚の中で、、、奮闘奮闘また奮闘。。。 (超個性的って感じたけど、よく考えてみるとどこにでもいますね、似たのは。どのキャラも。) というストーリー。 サラリーマンであれば、絶対楽しめると思います。 出版社が言う「サラリーマンに元気をくれる傑作長編小説!」に偽りなしです。 確かに元気をもらいました。 とってもおすすめです。 | ||||
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創業者の社訓が「お客様の声は神様のひと言」という中途入社したある食品会社で、<リストラ要員強制収容所>と呼ばれる「お客様相談室」へ左遷されてしまった涼平。個性的なメンバーに囲まれ、毎日「お客様=神様」からのクレームに翻弄される彼。どこの会社にでもありそうな、上の意見にはイエスマンぞろいの会議風景。クレームを真摯に受け止め、業務改善を全くしようとしないで「くさいものにふたをする」的な会社の体質。悪質クレーマーの痛快な撃退劇。 私自身も兼務ながら似たような「クレーム承り」の仕事の経験があるので、身につまされながら読んでいったが、物語は単なる宮仕えの悲哀を描いたサラリーマンストーリーではない。 社内の出来事と並行して描かれる涼平と半年前に出て行ってしまった恋人との関係。彼の周りの「それでも懸命に生きる」意外に魅力的な登場人物たち。涼平の「神様」は「お客様」だけではなかったのである。「神様」はハードに生きる私たちを必ずどこかで見ていてくれる。そんな希望を抱かせてくれる、それでいてなんとなく切なくほろ苦い作品だった。 | ||||
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