■スポンサードリンク
天獄と地国
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
天獄と地国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は、小林泰三さんの作品を読んでみてウルトラマンとかが好きなんだろうなと思っていたらロボット物もあるので驚きました。 この天獄と地国は滅茶苦茶 厳しい環境で生きてる人たちが僅かな希望を胸にありえないと思いながらも理想郷を目指す物語 で道中に強敵と戦いながら幸せな世界を夢見る主人公たちの姿がカッコいい 特にこの作品の最大の特徴がギガントと呼ばれる巨大ロボットでそれぞれ長所が異なる4機の巨大ロボットが登場しまたそれぞれ質感や見た目が生体的だったり無機的だったりと様々である。 この作品の謎が詰まってそうな魅力的な存在でもあり想像するのが楽しい存在だと思いました。 戦闘描写は思ったより短いけど えっと思うような奇想天外な戦い方で読んでいて面白いです。 ミステリとかが好きな人には面白くないのかもしれないけどロボット好きだったりバトル物が好きな人にはおすすめだと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すごく面白かった。控えめに最高だった。 一冊にするのは勿体なかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SFマガジン連載時に読んでいましたが、内容は素晴らしいです。 装丁や、できれば本文イラストに、SFマガジン連載時のものを使用していただきたかったです。 SFマガジン連載時のイラストは、非常に雰囲気のあるものでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小林泰三さんのホラー作品がとても好きなのですが、SF作品も相当に面白いです。 この作品も、大いに想像力を掻き立てられます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
面白かったです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「」収録の短編「囚人の両刀論法」ラストで誕生した人類の理想世界の話という事で興味がわき購入しました。小林泰三さんの短編集は良く読みますがSF長編は初めてなのと、SFで理論を駆使されると読むのが苦痛になってくるので不安でしたが杞憂でした。それどころか世界に没入し、子供の頃に読んだ(ジャンルは違いますが)「」以来30年振りぐらいに夢中で読み耽る事が出来ました。重力が逆転した世界で、空賊が略奪を行った後の残りかすを回収して暮らしている「落穂拾い」の4人の話です。主人公が巨大ロボを起動させる為に仲間が貧弱な装備でギリギリの戦いを見せるシーンと、次々と巨大ボスが来襲しこれを打ち破っていく展開はとても熱かったです。巨大ロボに乗る時は肉に埋もれた状態であったり、巨大ボスが来襲する時は時速数千キロで半年かかってやってくる等ワクワクする設定も忘れる事ができません。後半は世界の真実を知るために北限を目指しますが、主人公たちが難関を打ち破った後、挫折したかつての冒険者たちが主人公にダーッと続くシーンは涙が出ました。人類があまりにも酷い暮らしを行っている為「人類はこの世界で生まれたんじゃない投げ込まれたんだ」という信念を強く持ち続け、人を惹き付け知恵と勇気で困難をギリギリで突破する主人公の姿は、何の希望もなく死んだように現実を生きる私に強く生きろと示してくれます。小林泰三さんというと主に短編で非日常体験をさせてくれるイメージでしたが、長編も凄まじいしまだまだ書き足りないというエネルギーがビンビン伝わってくる素晴らしい作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世界設定、展開、エンタメ要素、描写、全てがツボすぎた。 科学の整合性と、対極のグチャドロが結局融合するという。 こういう一つのジャンルに頼りきりになり過ぎずに面白く読ませる作品はあまり無い。 設定の説明ではなく、そこからの展開で楽しませるみたいな。 美少女キャラも出るからハードSFといっても難解で重すぎるということは無い。 これが面白いと思った人は「見晴らしのいい密室 」所蔵の「囚人の両刀論法」は必読レベルで楽しめるはず。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人類の行く末を暗示するかのような物語 救われない悲しさが漂っています。 他に類をみない宇宙観が素晴らしい | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小林泰三氏であれば狂気と恐怖に転移できる素材は幾らでも揃っているのだが境界ギリギリで踏ん張ってさっぱりとした娯楽作品に仕上げた模様。 さっぱりと、と言っても他の小林作品との比較であって中々にグロテスクで陰鬱で凄惨ではあるのですが、ホラー色よりもSFと冒険活劇に主眼を置いた作品になっているため テンポ良く、王道と言っていいストーリー展開と所々に散りばめられたジョークやユーモアがバランスよく調和している。 巨大ロボットも小林氏の手にかかるとこうも生臭いものになるのかと感心させられる上、常識ほど非常識な概念も無いものだと思わずに居られない。 ザビたん可愛いよザビたん | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台は・・・岩盤で閉ざされた太陽系? ルナ、マルス、或いはアフロディーテなどの人々の暮らす場所は、地球から月や火星、或いは小惑星のアフロディーテなどに人々が移住した所なのだろう。 ザビタンの名前の元は矢張りアクマイザー3だろうか。しかし女の子だとは気付かなかった。 主人公達が乗る(?)のは生体パーツをメインに造られていて、一種のサイボーグと言って良いかも知れない。前半は横山光輝のノリで見せる能力の異なる巨大な人造物同士の戦いが面白く、後半は舞台となる世界の有りようが面白い。 主人公達は外へ出たが、そこに待ち受けるものは何なのか、何故、そういう世界が出来たのか、続編を期待したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高度なSFは『ホラー』と見分けが付かない、という感想を小林氏の作品にはいつも抱きます。 この作品も同様、「重力が逆転した世界では、何もかもが空に向かって無限に落下していく」とか「体組織修復の為に注入された一兆個のナノマシンは、大部分が体細胞と融合し、既にそれ無しでは一瞬足りとて生存できない」とか、想像するだけで身の毛がよだつ設定があちこちにちりばめられています。そしてそれらを容赦なく想像させてしまうのが氏の文章の特長。 他にも「真空に晒された人間がどう感じるか」「かつて重力が地に向かって働いていたとすれば、何故現在は天に向って重力が働くのか」「真空での戦闘においていかに核兵器が非効率的か」等々、純粋なSF要素も多々あります。 加えて数百メートル級怪物兵器同士の闘争、魅力的なキャラクター群(全裸少女もいるでよ)、さりげないパロディ(やっぱりプラズマ弾は両手をクロスして放つんですね……)まで詰まっているとなれば、一冊で何粒もおいしい作品であると言えるでしょう。 惜しむらくは、文庫版432頁を費やしつつも、物語が全く完結の気配を見せない事。購入なされる方は、その点を事前に知っていないと肩透かしを食うこと請け合いです。その分で星マイナス一。 ただし、後書きを読む限りでは続編の執筆にも十分な期待をもてそうです。 「勝ったっ!第一部完!」で終わる心配はまず必要はないと思われます。 補足 いろんなところで「エヴァっぽい」て言われてますが、私はむしろリヴァイアスだと思います。 ヴァイタルガーダーに惚れている人はとりあえず読んで損は無いと思いますよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「科学的知見および科学的論理をテーマの主眼に置いたSF作品」、という意味で、この作品は正しくハードSFです。初歩的な物理学の知識がなければ、この作品の世界観を理解することは難しいでしょう。 主人公が世界の謎を解き明かす過程や、敵との戦闘などは、非常にリアリティのある描写を楽しめます。小林泰三の得意なドロドロぐちゃぐちゃな描写もかなりあるので、それが好きな人も満足できるでしょう。 解き明かされない謎も多く、続編を企図しているのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ΑΩはウルトラマンのパロディSFだったけど、 今作はウルトラマンつーよりエヴァっぽかった。天使とかギガントとか呼ばれる兵器が凄く魅力的でした。 長編SF冒険譚としては楽しく読めますが、どっちかっつーと、ラノベだよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この人の作品を読むのは、AΩに続いて二作目。 AΩでは、冒頭、ハードな宇宙異世界描写が続いたけど、これは、全編そんな感じ。 ただし、この作品では登場人物たちは、ただの人類だけど。 失われた超科学によって作られたであろう、重力の方向が逆転した人工宇宙世界が舞台。 その世界設定と、そこに取り残され、忘れ去られ、あるいは幽閉されたであろう、人類の生活ぶりをまずは徹底した描写で描いている。 重力が逆転してるから、天井にぶら下がりながら、行動するのよ。 で、失敗したら、宇宙に落ちていくわけ。 過酷な世界でぎりぎりの生活をする村人たち、それを襲撃略奪する空賊、そのおこぼれを狙う落穂拾い、そして超古代兵器を武器に勢力を誇る帝国。 個人的なビジュアルイメージは二瓶勉のバイオメガの後半の宇宙世界を連想しながら読んだ。 そして、この世界で何とか生きながらえている落穂拾いが偶然見つけた、古代超科学遺跡兵器を頼りに、この世界を脱出して本当の?正しい重力?の世界へたどり着くまでの冒険譚が物語になっている。 超兵器同士の決戦、攻略を軸に、スペースオペラとして、面白く一気に読める内容。 宇宙船もたくさん出てくるし、宇宙船同士の攻防戦や重力の逆転した真空世界の描写等もおもしろい。 宇宙、真空が舞台にもかかわらず、AΩでもそうだったけど、この作者の趣味なんだろうけど、なぜかグロで汚く臭い描写も満載だ。 そして、ついにたどり着いた表の世界がラストシーン。 最後に何が起こっているのか、続編はあるのかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SFファンにはお馴染、フリーマン・ダイソン球殻の『外側』を 舞台にした、ちょっぴりエヴァ風味の物語(ウ○トラマンの次は やっぱりコレかww)。 この世界の置かれた末期的状況には、バクスターの『ジーリー・ シリーズ』に似た臭いも感じられる。登場人物がおしなべて博識な 部分には少し引っ掛かりも感じるが、電磁気学やニュートン物理学 はこの世界の常識と割り切る必要があるのかも。とはいえ哲学や ゲーム理論なんかは、船のメモリから学習したのかな・・・。 惜しむらくは、これが壮大な物語の第一部でしかない事。驚愕の ラストにはもう、「いったい何が!?」状態。続きが待たれる。 にしても、ざびタンって( *'艸`)プププ | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!