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噂
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噂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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登場人物同士の関わりや話の流れに引き込まれますが、ミステリー・サスペンスとしては佳作な感じがします。 警察側(特に主人公)の捜査や推理にはストーリーに都合の良い動きが透けて見えるので、ちょっと冷めてしまいました。 話題のラストは、主人公が度々強調していた事柄なので予想はしてましたが、昨今のホラー的な感じなので個人的にあまり好みではありません。 ただ噂に浮き足立つ人間の性が、大小様々に何処にでも存在している様がよく出ていて楽しめました。 | ||||
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人気作家、荻原浩の描くサイコ・サスペンス。 足首を切られた女子高生の死体が見つかり、目黒署の刑事たちは本庁とともに捜査を開始する。古株の小暮の担当は女子高生の周囲の捜査。ペアを組むのは本庁の警部補でもある女性刑事、名島。やがて、小暮と名島は女子高生の間で流行っている「レインマン」という噂が事件と酷似していることに気づくが……。 単純にミステリーとして楽しめる作品だと思います。 刑事でいることに疑問を感じ始めている小暮と、本庁から来た低姿勢の女性刑事名島のペアは、読んでいて心地よくなるような関係ですし、物語も事件の裏に何が隠されているのかがじつに上手く描かれていてそつがありません。 地味とも言えるほどの地道な刑事の捜査から、新たな展開が生まれていくストーリーも面白かったです。 と、ここまでだったら普通のミステリーだったのですが、最後の最後の一行でやられました。 この衝撃はアルジャーノン以来の衝撃です。 たった一行で「あっ」と言わせる。 上手いなぁ。 | ||||
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「ラスト1行」にとあおっていたので、最後を読まないようにと思い、読み進めてきましたが、確かに衝撃度はMAXでした。 ラスト1行とあおりがなければ、気づかない人もいたかもと思えば、この宣伝方法は見事か。 ほんと驚いたラストなんだけど、望んでないラストです。裏切られ方として、いろんな伏線がきれいにつながってというより、予想外すぎた気がします。もうちょっと犯人やその周辺の人物がわかると、ぐっと深く入れたかなと。 でも、一気に読めました。衝撃と言われて、衝撃を受けたのは、確かに作品の力と思います。 | ||||
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いつも通り、この筆者のミステリーは安心して読めると思っていたら 衝撃のラスト!思わずうまいとうなってしまった。 | ||||
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ホラー・サスペンスのジャンルの作品としては、非常に低年齢層を狙った感じが してならないです。犯人設定、殺害描写などは非常に子供だましな感じがして、 怖さを微塵も感じないです。 「香水」「女子高生」「レインマン」「足首切断」、どの素材を上げても新鮮味 もなく、驚きもスリルも無いので、そして事件の捜査をする刑事達や犯人達の キャラクターも全く魅力的ではないので途中は中だるみというか、退屈をします。 しかし!作者は意図的にか、この「子供だまし感」を最後まで貫いているので (そもそも基本的に文章力が無いのか?)、赤川次郎を読んだ時と同じ様な超 ライトな感覚で、そこそこ楽しめました。 最終章は賛否が分かれますね。この章自体が無くても物語が成立すると思います。 しかし最終章を付け足す事により、 「ああ、このエンディングもありか!」と思いました。 | ||||
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帯にある「衝撃のラスト一行」に惹かれて読んだのですが、そんなに衝撃はなかった…というか、うすうす感ずいていたような。 ラストたった一行に期待するよりも、さすが元広告代理店勤務の著者らしく、広告代理店の裏側が描かれている部分が面白い。 時代は、女子高生が経済の一端を担っていたような90年代の広告業ですが、「なるほどなあ」と関心させられたり、「ずるい!」と軽く怒りを覚えたり…。 捜査のために渋谷の女子高生に近づいていくおじさん刑事の四苦八苦ぶりも哀愁です。 | ||||
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すらすら読める。いい意味で安心、軽い、ほのぼのサイコサスペンス?系エンタメ。 「ママの狙撃銃」も同じ空気を感じた。 深く考えず、殺人、サイコも、楽しい読み物。 小説苦手でも全然、大丈夫。読みやすい。 エンタメとしてすぐれているけど、しかし、だからなに? とも言える感じ。 読後には何も残らない。 最後の一行も、うーん、特に、べつにぃ〜。 ある意味、きれいにまとまっちゃいました、的。 でも、決して貶してるわけじゃないんです。 これはこれで、OKだと思う。 エンタメだもん。 | ||||
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「噂」と言う題名通り、冒頭で口コミ宣伝の女魔術師"杖村"が紹介される。杖村は、ある香水の拡販のため、"レインマン"の噂を女子高生を使って流した過去がある。レインマンは可愛い女の子を襲い、足首を切断するが、その香水を付けていれば難を逃れられると言うものだ。この作戦は当たり、香水はヒットするが、いわゆる都市伝説としてレインマンの噂は女子高生の間で流布する。 そして、この噂を踏襲するかのような女子高校生の殺人事件が起きる。物語は、杖村を知る広告代理店の西崎、ベテラン刑事の小暮の二人の視点で語られる。警察はレインマンの事は知らないが、西崎と読者は知っている。これで、犯人が杖村かその周囲の人間、あるいは口コミの発信源に使われた女子高生では工夫が無さ過ぎる。被害者には性的暴行の跡がないが、これで犯人が女性ならやはり芸が無さ過ぎる。犯人がサイコ・キラーなら尚更。作者のアイデアが問われる所だ。それとも単に「噂」の怖さを描こうとしているだけなのか ? 小暮の捜査上のコンビは本庁の若い女性警部補の名島。こうした設定はありがち(女性上司が我娘と言う作品もある)で、新鮮味に欠けるが、名島のキャラは光る。 小暮達もレインマンの噂を知った頃、同様な殺人事件が起きる。被害者は小暮の娘の菜摘の親友。そして、被害者が共にあの香水のモニターだった事に小暮が気付く。イヤッ-な予感が走るが、インターネットを用いた杖村への"噂の反撃"と言う発想は面白いと思った。そして発見される第三の死体。ところが、犯行時期はモニター会の前と推定され、更に名島は重要なヒントに気付く...。私もココで読めたが。 「噂」の脅威に着眼した点は鋭いが、結末が予定調和的(最後の会話はツイストになってない)。「噂」と犯人像の交錯点に工夫を持たせれば、更に良くなったと思われる作品。 | ||||
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「最後の1行に衝撃!」「大どんでん返しの展開!」「衝撃の真犯人!」のあおりで買ってしまったので構えて読んだ。 確かに意外な犯人だったけど、途中で「このパターンは…もしかしたら」と深読みして読んでいたら、犯人が分かってしまった。 過度な期待をして読まないほうが良い。 人に勧めるときも、気をつけましょう。 | ||||
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ふぅん、ミステリーだったのか。ほのぼのとしたキャラクターたちは、なかなか良い。中年同士の甘酸っぱいやつも、なんだか、ちょっぴりうれしい。ミステリー仕立てなので、読み進むのが楽しく、途中で飽きない。 でも、ミステリーの切羽詰った感じとか、サイコ系の身の毛もよだつような感じとかは、いまひとつ。 | ||||
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確かに読み易い作品ではありましたが、 死後硬直の概念をすっとばしてる気が。。 作中で述べられている方法で死体を運搬したとしたら、 膝も肘も首も曲がり、遺棄の状態でその運搬法が伺い知れると思うのですが。 死後硬直が起こる前に急いで棄てたということですかね……? でも死斑は車のトランクとはまた違った状態で出てくるのでは。 ネイルエナメルがどうこうと細かい割にはその当たりは都合よく 言及していないように思えてなりませんでした。 犯人につながる部分の地の文での絶妙な描写は、 2度目に読んでゾクリとさせられる要素はあります。 | ||||
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「ラスト1行がすごい」 これは、よく映画の広告などでも「ラスト10分の驚愕」など、昨今では氾濫している売り文句だ。 氾濫しているからこそ本物の驚愕を与える者はそのなかでとりわけ異彩を放ち、厳然と立ち尽くすのだろうが、この本はどうだろうか。 レインマンというとある起業が口コミで商品モニターに流布した自作都市伝説。その都市伝説を模倣した連続殺人が発生する。その犯人を追い、捜査を進める主人公の刑事。憶測と事実の上で指し示される犯人は。 といった内容だ。 口コミというものの力を題材に用いている当たりは非常に着眼点もよく興味深く読んでいける。犯人がわかった後、その人物の登場シーンを読み返してみると、実は精巧にヒント(または伏線)がはられているのだな、となかなか感心できた。 物語り全体を通して非常にテンポもいいし、エンターテインメントとして大変よく練られている。 また主人公2人が乃南アサの凍える牙の2人を丸くしたような雰囲気で大変とっつきやすく、愛着もわいた。そのため非常に評価が高いのだが、なにより、売り文句が悪かった。 ラスト1行の瞠目。 こう書かれると人間、挑戦したくなるものだ。 犯人の伏線に比べ、こちらの伏線は少々あらわになりすぎていてお書きの方も多いが、見破ることに成功してしまった。 瞠目するよりむしろ、正解に安堵してしまったため☆3つとなった。 もっとも、大変面白いエンターテインメントなので読んで損は無いと思う。 | ||||
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『コールドゲーム』もそうだったが、この人の作品は一気に読める。 失礼かもしれないが、だから読み応えのある深い小説の息抜きがてらに読むのが良い。 ラスト一行がすごいっていう前フリがすごかったんで、ハードル上げまくりましたが割りと驚きました。 しかし小説としてこの作品を評価するとそれほどの高評価は与えられないと思う。 全体としての主張が見えてこない。 「噂」の怖さを首尾一貫して伝えたかったのか、現代の若い人たちのコミュニケーションの仕方を非難したかったのか、変態を非難したかったのか。 テーマが見えてこない。 よって何も考えずにドキドキしながら読む小説レベルと評価し星3つ。 | ||||
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問題のラストまでは普通に楽しめる謎解きミステリーです。 中年の作者が若者の会話を頑張って書いている部分は鳥肌が立ちますが。 最後の一行、別に驚きませんでした。ラスト一行でなくともその寸前の会話で 誰が喋っているか口調で判るから、彼らが最後の行為に及んだというのも 特別意外じゃないですし…。書評で期待しすぎたのがいけなかった。 | ||||
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とても面白くわくわくしながらあっという間に読み終えました。 しかし、期待の「最後の1行」の内容は途中で予想でき、その通りだったら嫌だなと思いつつも、私の予想を裏切ってくれることをさらに期待していました。 でもその通りに終わり、その内容も私にとっては嫌な気持ちだけが残り、全体は面白かっただけに、この1行で評価が星2つ減となりました。 現実でもこういう場合があるかもしれませんが、これまで感じられた著者の優しさも、最後の皮肉のためだったと思うと感じが悪かった。 | ||||
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香水の販売戦略だったはずの「噂」が一人歩きし始める。足首を切断された少女の死体が発見されたとき、噂は現実のものとなった。誰がどんな目的で噂を流したのか?刑事の小暮は必死で追い求める。見えてきたのは、今どきの少女の姿。その姿は、同じ年頃の自分の娘と重なって見える。つかみどころのないものを求めて渋谷を歩く小暮の姿に、ちょっと哀れっぽさを感じた。ストーリーの展開も人物描写もとてもよかった。だが、真相にはちょっと不満。犯人の動機に納得の出来ないものを感じた。だが、ラストは意外だった。それと最後の1行。これがたまらなく怖かった。「えっ!?」と思った瞬間、背中がぞぞ~~っと・・・。 | ||||
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女子高生の間で流れていた都市伝説的な噂が現実の事件となる。噂はとある企業により操作されていたもので、主人公のやもめ中年刑事は本庁の10才年下の女性警部補と「チーム」を組み事件に挑む。犯人の暗部に迫らず、刑事の視点で話が進んで行くので、猟奇的な事件の話のわりに殺伐としていない。アットホームな中年俳優を主役にした2時間ドラマになりそうな話。 | ||||
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