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いたいのいたいの、とんでゆけ



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【この小説が収録されている参考書籍】
いたいのいたいの、とんでゆけ (メディアワークス文庫)

いたいのいたいの、とんでゆけの評価: 4.45/5点 レビュー 64件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全55件 21~40 2/3ページ
No.35:
(5pt)

心に残る名作

好き嫌い別れるかもしれませんが、非常に人間の弱さというか強さというか…
グロシーンが多いけど実に綺麗で美しい作品だと、思いました。
いたいのいたいの、とんでゆけ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:いたいのいたいの、とんでゆけ (メディアワークス文庫)より
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No.34:
(5pt)

人の心情表現が抜群に上手く、心が締め付けられる。

心の痛みや死についての抽象的な概念を言葉ですごく上手に表現されていると感じました。やっぱりこの手の感情は言葉で表すとなると難しいものです。三秋さんの作品は"恋する寄生虫"をきっかけにハマり出しました。メインヒロインの霧子が義父からDVを受けるシーンで、別のことを考えて気を紛らわしたり、何も考えないように感じないようにする描写が現実味があった。私の父もDV野郎だったので、当時虐待を受けていたときのことを思い出した。嬲られる恐怖から逃げたいので早く気絶したいと思い、目が覚めると途端に体のあちこちが痛みだすが、はじめはどこが痛いのかわからない。そんな日常でも、瑞穂くんのように理解し寄り添ってくれる人がいたら救われたのだろうけど、仲の良い人であればあるほど打ち明けにくいと思う。打ち明けられた側からすれば、ちょっとした傷が虐待によるものでなくても気になってしまうだろう。虐待受けていることを知らなければ一緒にいる時間は純粋に楽しむことができるだろうから大切な人にほど打ち明けられないと思う。凄く良くできた作品でした。
いたいのいたいの、とんでゆけ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:いたいのいたいの、とんでゆけ (メディアワークス文庫)より
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No.33:
(5pt)

心が、痛みがこんなに書けるのか。三秋作品全部読みたくなりました。

三秋さんの作品は、3日間の幸福とこれで2冊目です。
そして、すごい作品です。このタイトル、良いですね。
最後まで読んですぐ最初に戻りまた読み返しました。
深くて深くて優しくて優しい。
痛みの全てを受け入れ、毎日現状をやり過ごすしかすべのない少女のすがるものが、支えとなるものが、本当にささやかで健気でやりきれない。背景の暗さに対比して2人のあっけらかんとした感じや優しさが心地よく、ストーリーの構成が巧みです。本来、リアルで激しいシーンは苦手ですが、三秋さんの描くそれには、深い心や痛み、優しさで構成されており、読み飛ばすワケにはいきませんでした。残虐な中にも、瑞穂側の描写には何故か所々クスリと笑える場面があり、応援さえしたくなり、読んでいて徐々に激しさに慣れていきました(笑)
今まで絶対的なものだと思っていたんですが、痛みとは相対的なものなのですね。こんなにも痛みや心が描けるなんてすごい。しかも二十代。どれほどの痛みを経験してきたのだろう。すごい作家さんです。ここから私は痛みの感じ方や向き合い方、やり過ごし方が変わるのだろうと思います。出会ってよかった本です。三秋作品、全部読みたくなりました。
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No.32:
(5pt)

良かった

途中グロいシーンがいつくつかあったが
物語はとても大好きです
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No.31:
(5pt)

最高

たった今読了しました。いやー、良かった。本当にいい物語だった。こういう物語を読了した後の心にぽっかり穴が開いた感じは筆舌しがたいですね。
僕は三秋縋さんの作品は前々から読んでいて、この作品で4作品目となりました。それと比べて、「いたいのいたいのとんでいけ」はかなりグロテスクな描写が多かったように感じます。しかしその部分もこの作品を際立たせる良い部分だと思います。そして設定。本当に趣向が凝らされています。どうやったらこんな面白い設定思いつくんだ、って感じで。勿論、「三日間の幸福」なども非常に面白かったですが、この作品も後世僕の心に残り続ける傑作であったと感じます。取り敢えず読んで見ることをオススメします。
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No.30:
(5pt)

読んだ後心に残る

想像を掻き立てるとても良い終わり方だったと思います。表紙のイラストも大変綺麗で、心惹かれました。日々の生活で、心が乾いてしまった方に、読んで貰いたい作品です。皆さんも是非。
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No.29:
(5pt)

とても感動した

初めて全部読めた小説です
この作品を読んで僕の中で少しは考え方が変わった気がします
そんな作品に出会えて幸せです
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No.28:
(5pt)

良い!

小説に出てくることを試して見たりすると面白いですよ!
このシーンで飲んでたホットミルクにブランデーと蜂蜜とか、この音楽聴いてたなーって自分も聴いて見たり。
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No.27:
(5pt)

世界観が拡がりました

退廃に堕ちていくものや死がキラキラ描かれるものを、小説も音楽も意識的にずっと避けてきました。素直な共感を拾えなかったし、単純明快にハッピーエンドの爽快感が好きだし。

この物語も広義でそういう作品です。
でも、なにか決定的に違うんです。

人が「死」と対面したとき(2時間ドラマみたいに)感情にネチネチ翻弄される姿って少なく、意外に淡々と進行するのだと思います。そんなリアリティに飲み込まれながら、時にグロテスクな描写におろおろしながら一気に読み進めました。そして感じたのは(恐らく登場人物たちと同じ)不思議な達成感です。
著者の「あとがき」に触れ、長年の謎がすぅーっと解けた気分になりました。
なるほどそういうことだったのか、と。

三秋縋さんの著書は他に「三日間の幸福」を読んでいますが、ただでさえ素敵な読後感を、添えられた「あとがき」が更に最上級に引き上げてくれました。
まず解説・あとがきを読んでから本編を···という方も多いと思いますが、三秋作品は最期の最期に「あとがき」を読むことをお薦めします。ここまで含めてひとつの作品に仕上がっています。
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No.26:
(5pt)

切なくもあり儚くもあり温かいラスト

三秋縋作品の中で一番好きな作品です。
とっても辛いことを「先送り」して、”なかったこと”にした裏の現実にそんな真実があったあったなんてと、心が切なくもなり、温かくもなり、少しホッとする感じになりました。
一般的なハッピーエンドではなく、周りからみれば不幸のどん底のように思われるラストですが、当人にしてみれば、最後の最後に願いが叶い、この上ない救いのあったハッピーエンドではないかと思います。
当事者とその周囲の人で捉え方が変わることをうまく表現した、いい作品に巡り合えました。
これからも新作楽しみです。
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No.25:
(5pt)

どんでん返し ネタバレ有り

三秋先生の作品発行いくつか拝見しているのですが、私的には「いたいのいたいのとんでゆけ」がいちばん心に残っています。最後に秋月、もとい霧子が壮大な〔先送り〕をしていることがわかり、霧子と瑞穂は本当の再開を果たします。
三秋先生が執筆される物語は大体最後にあっとするような結末が組み込まれています。瑞穂たちがたどり着く場所はー。
個人的にこのお話はとても好きです。結末はあやふやになっていましたが、あれこれ想像して自分で新たな物語を作り上げるのも、面白いですよね♪
色々と詰め込みすぎてしまいましたが、少しでも皆さんに興味を持って頂けると、この本が好きなものからしてとてもうれしくおもいます。楽しんでください!
12歳 Mより
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No.24:
(5pt)

どうしようもなく救いようのない物語

ネタバレ含みます

最後のどんでん返しが心地よかった
嘘に嘘を重ね続け、その代償を払うことになるがそれでも得た幸せは虚構ではなく、本物であったと思う。
それが不幸な人生、理不尽の唯一の報いであり、ハッピーエンドであった。
ヒロインは疫病神と自分を言ったが、疫病神に愛された主人公は幸せであったために決して疫病神などではなく、理不尽は社会にあったのだと思う。
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No.23:
(5pt)

三秋縋最高!!!!

とにかく見てください。
現在発売中の最新作、『恋する寄生虫』を一歩だけこす神作!!堂々の三秋氏作品ナンバーワン!

…とそこで真正面から『3日間の幸福』が1位の座を揺るがします。いたいのいたいのとんでゆけと3日間の幸福の前半からの後半の盛り上がりが最高に気持ちいいです。恋する寄生虫はキュンキュンしたい人にオススメです!!!!
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No.22:
(5pt)

ちょっと人生に疲れたなら

僕が三秋先生を知ったのはこの本からでした。
自分の幸せとはなんなのか、主人公の最後の語りとあとがきから考えさせられました。

三秋先生の作品の印象としては、「どうしようもない不幸の中で笑いあう登場人物たち」を描いているものです。
これに共感できないという方も、それはすでに幸せな人生を送っているのだと思います。
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No.21:
(5pt)

寿命を買い取ってもらった。1年につき一万円で

普段本など読まない私ですが2日かけて一気に読破しました‼︎読み終えてからの体の底からじわっとくる感動。
久しぶりに味わいました…本という物に感動したことなかったのでこれからも本見ていこうと思える作品でした‼︎

買って見て、自分の感覚でこの本から色んなものを得られると思います
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No.20:
(5pt)

さすが

なかなかに素晴らしい作品でした。人間界の底辺同士がいじめをしてた連中を殺す所はスカッとしましたね。なんとなく想像してた通りの展開である意味安心しました。
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No.19:
(5pt)

最高傑作

三秋縋さんの作品の中で最も好きな作品です。

深く暗い落とし穴に落ちてしまった二人。その深さや暗さが血生臭い描写によって描かれます。その中には目を覆いたくなるようなシーンも数々ありますが、そんなシーンがあった分、最後のシーンがパッと際立ちます。最後まで読み終えた後の喪失感は、言葉では表せないほどでした。

人によって考え方は変わりますが、きっと最後の最後で、二人は救われたのだと私は思います。どん底であっても、魂の通いあう二人であれば幸せに笑っていられる、そんな勇気を感じさせられた作品でした。
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No.18:
(4pt)

好みが別れる作品かもしれませんが、一読の価値ありだと思います。

瑞穂と霧子、恋にしても、一人の人間同士としても、とても「奥深いところ」で繋がっている様に思います。
暗く・重く・血生臭い・執拗に…・耐えぬき…と、しかし、強い想いと優しさと、最後は少し切なさと。この物語は、読む人の好みが別れる作品ではあると思います。
が、虐めや人を傷つける事など、現実でも世の中沢山起こっている事でもありますし、非現実的な「力」なども出てきますが、現実と地続きな面も多々あるので、一読の価値ありだと感じました。
三秋さんの著書は、ほとんど読んでいます。
これからまた、他の作品も読んでいこうと思います。
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No.17:
(5pt)

いたいのいたいの……

タイトルの使い方がとても素晴らしいですね。
涙がホロホロ出てくる作品です。
血生臭い描写が多く、ゾッとしますがその分悲壮感が増して今回のテーマの「どん底」が引き立っているのではないのかと思います。
会話文や抽象的な表現に関してはかなりのセンスがあると思います。気怠げでのっぺりしてるのに、ふんわりと心に落ちてくる。そんなイメージです。登場人物も魅力的。
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No.16:
(5pt)

重くて、痛くて、汚くて、眩しくて、命その物ように

初めて本の重さを感じることがあった。感じながら、自分の軽さを自覚した。
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