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死にたくなったら電話して
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死にたくなったら電話しての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
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割と暗い作品の世界観に引きずり込まれてしまい、希死念慮を抱く可能性があります。 読むタイミングが難しい作品だとは思いますが、作中での心理描写が卓越しており面白いと感じました。 | ||||
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物語の展開が沢山ある訳ではないのに、 初美の次の一挙一動が、そしてそれが周りにどう影響を及ぼすのかが気になりスラスラ読み進めてしまう。 場面は少ない分、没入感があるかも | ||||
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この話をつまらないと思える人間でありたかった。初美(登場人物)のことを悪女と言える立場にいたかった。 この物語にえも言えぬシンパシーを感じた。自分はもう普通には生きられないというやり場のない絶望と一抹の優越感を抱いた。 | ||||
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何不自由なく育ってきた人には理解出来ない面白くない夢中になれない本ではないかと私は思いました。 | ||||
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TSUTAYAの「コンシェルジュ文庫」コーナーで紹介されてたので、期待を込めて買ってみました。結論から言うと、背徳的、退廃的なことをテーマにした作品を読みたければ谷崎潤一郎の方が、余程言葉の面で余ほど洗練されています。この『死にたくなったら電話して』はそれを数倍薄めて、読みやすくはなっていますが、読んだあとも心に何も響かないし、登場人物たちの行動にもなにも共感できません。 だからと言ってストーリーがいいのかと聞かれると、結局主人公の恋人である初美が何者かが見えないまま終わっているので、読んだ後も心になにも残りませんでした。 | ||||
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大変良い商品でした。配達も迅速でありとても信頼できるお店です。また、今後何かあれば利用したくなるようなショップです。ありがとうございました。 | ||||
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読んで栄養になる事はほとんどなく、害悪には存分になる本ですね。 人の悪意だったら小説の形をとらずに、初美の紹介するような本を読めばいいのでは? きょうびならニュースでもいいくらいですが。 てか小説ならもっと初美の説明もしてほしいのです。 ひたすら主人公に都合のいい女、謎めいた女。 その先は…?? こういう本って、 SNSで悪意を発信しているアカウントに共感する層には喜ばれるのか? 死にたくなったらこの本を読んで一緒に絶望しよう! そんな感じか…? それとも私では読み取れない深い意味みたいなものがあったのか? あとがきを読む気力も無いほどつまらなかったから、あとがき読んだらわかるなら謝ります。 読み終わって感じた事は 「は?何これ?」 でした。 | ||||
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、、というのが2人の共通点あたりだろう。 大学中退と浪人生。。 お互いそれなりの美男美女に描かれているのも 惹かれあった理由か? なんとなく村上春樹と失楽園を思いださせる話 いろいろとツッコミどころはある。 初美がまだ18歳でキャバ嬢としてもわずか1年未満 (18からしか働けない)でそこらのオッさんより稼いでますからとか自信過剰すぎん? 安定して何年も稼いでいるわけでもないしw あとは、ヤラセず稼いでますから!とか啖呵切ってるわりには徳山の友人と繋がってたり。。 早く死にたい奴らが、受験頑張ったり、キャバで頑張ったりするかなあ? 初美さんって人がある意味寂しがり屋のかまってちゃんに見える。 これが、文藝賞作品なんだ。。不思議なかんじ | ||||
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にゃんたこがオススメしてたから買ってみた 感想は、 にゃんたこ好き 結婚したい | ||||
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初美と言う現実に呆れていて嫌いな人間を消失させるには自分がいなくなればすべてうまくいく、眠れば何も感じないと現実に嫌気がさしている女性と今の自分が嫌で穴を埋めたい徳山。李龍徳の本を初めて読んだけどバッドエンドとはちょっと違う不思議な思いになる本。初美はそんなに悪い女性なのかな、って思う。 | ||||
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つまらない本にありがちな読み途中で溜まってしまう、ということはなかった。 いつ面白くなるんだろう?と先は気になったし、おもしろいと感じるシーンも何度かはあったけど、どうしても話に抑揚が無い。男女の歪な関係の話ですから当然ですが。 抑揚が無くてもヨンドクさんの文才である程度は楽しめたけれど、それもある程度です。 1番感じたのは、主人公はどこにでもいる平凡な男性であるということ。そこに面白みや好奇心を掻き立てられることがなかった。作者はどこにでもいそうな男性の心の闇を描いたつもりだったのかもしれないけれど、闇というほどでもない。闇と言うほどでもないそのへんの人達が持っている程度の心の穴だからからこそ、尚更に平凡。 好みが分かれるのではないかと思います。 より深い闇を読みたい方は中村文則さんがおすすめです。 | ||||
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厭世主義の究極は、死ぬことすら億劫になる。 そんな終わり方が新しいと思った。 ベタなやり方だと、 ハンターハンターの蟻編の最後のように 二人が揃って死んでいる描写が描かれ、 余韻ともに終わることが多いが、これはそうではない。 この世界に絶望し、楽になるために死を選んだ二人は、 徐々にその「死ぬ」ことに対するモチベーションすら薄れていく。 もしかしたら絶望から逃れることと、 死ぬことはイコールではないのかもしれない。 新しい視点の自死抑止。 もしくは、 死ぬことにすら希望を持てない、 ということなのか。 | ||||
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読後の感想を一言で言えば「最悪」である。 個人的な経験に依るところが大きいため、読んだ人の大半には当てはまらないとは思いつつ。 隙あらば自分語りということで、以下誰も興味がないであろう自分語りが展開されていく。 ぼくが半年前に別れた彼女が初美そのもので、徳山はぼくだ。 彼女には底の見えない魅力とカリスマ性があり、高校時代にはインターハイに出場し、現役で理三に受かる才女で外見もかなりぼくのタイプだった。 そんな彼女であるのに、ぼくのすべてを肯定してくれて、尋常じゃない愛を与えてくれたのだから、ぼくがなす術なく骨抜きになるのは当然の摂理である。 しかし、一方で、彼女はとてつもない闇も抱えており、ぼくはその耐え難い闇に押しつぶされた。 そして精神的に余裕のなくなっていったぼくは半ば八つ当たりにちかい喧嘩をした。 その結果、ぼくは彼女の興味の対象外となり呆気なく振られる。 暫くはそのストレスから廃人同然の生活が続いていた。 とはいえ、精神科に通院して正常な精神状態となった今、確信を持って言えることがある。 彼女は間違いなく境界性人格障害で、ぼくが愛した彼女は存在しない幻影で虚像だったと。 当時のことを思い返して整理して、はじめはサイコパスだったのではないかと疑っていくつかサイコパス関連の書籍を読んでみた。 それでもしっくりこない。 サイコパスに調べ続けていくと、境界性人格障害と言う言葉を知りった。 人格障害関連の書籍をいくつか読む中で、彼女は境界性人格障害だったと確信に変わる。 まとめるとなんのことはない、あの異常なカリスマ性と尋常じゃない愛され方は境界性人格障害そのもので、ぼくはそのターゲットとなっていただけの話しである。 一歩間違えれば徳山同様、まわりの人間関係を破壊しつくして、最後に差し出された形岡の救いの手すらも払い除けて、どうしようもなくなっていたかもしれない。 徳山との差分としてあるとするならば、すべてのコミュニティは独立させてきた自分のポリシーによって元カノがぼくのつながりにアプローチできなかったこと、まだぼくにある程度自我が残っているうちに喧嘩をして、幸いにも彼女の興味の対象外となった2点であろうか。 それがなければ今頃どうなっていたことか。ぞっとする思いである。 自分語りが長くなったが、初美は境界性人格障害で、徳山は自分を持たないガキゆえに仮初のカリスマ性にやり込められた初美の玩具。 そして、それを読んだぼくは元カノを思い出して最悪な気分にさせられただけである。 きっと境界性人格障害の被害にあったことの無い人たちはこの小説を地獄小説として楽しめるのであろう。 が、ぼくにとってはクソな思い出を蘇らせられる悲しきモンスター小説であった。 ところで、悲しきモンスター小説ってなんやねん。 | ||||
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まず題名にやられました。僕も電話する相手がいないので。 情報で「心中物」という事は分かったのですが、結末が知りたくて2日で読み終えました。時間に余裕があれば1日で読めると思います。 2人の出会いの場面はいまいちでした。小説全体では面白かったです。「死にいたる病」の内容が知りたくなりました。「殺戮にいたる病」は読みました。(死にいたる病って絶望でしたっけ) ジルドレェについての本ならバタイユよりユイスマンスの「彼方」の方が断然面白いと思います。 澁澤龍彦は大学生の頃よく読んでいました。エルゼベートバートリについては種村季弘の「吸血鬼幻想」の文章の方が良かったような。 NHKの番組で大家が「とにかく敷地の一歩でも外で死んでほしい」と言っていたのを思い出しました。 「吸血鬼幻想」は昔、文庫本を買い、すぐ古本屋に売りました。数年前アマゾンで単行本を買いました。一つにはエルゼベートのところが読みたかったからです。 東京だったら3浪もしなくても入れる私立の3流大学たくさんありますよ。 徳山は本当に死んだのか? | ||||
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モンスター小説とはこのことでしょう。すごかったです。読んだ後ご飯食べれませんでした。読んでて苦しいのに、一気読みせずにはいられなかった。夢も希望もない物語ですが、とにかく強烈。読むのに凄まじいエネルギーを必要とします。 | ||||
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文藝賞受賞作ということで購入。 主人公は、バイト仲間に連れられてキャバクラへ。 そこで出会ったミミというキャバ嬢に、出会い頭で爆笑される。 ミミとその他のキャバ嬢〔彼女たち〕についての描写↓ 「彼女たちは、髪を盛り上げて、着回しなのかコサージュもうつむき加減のくたびれた、露出度の高いドレスをペタッと身にまとっている。対してミミは、やはり発想の回路が違うのか、それとも人気さえあれば多少のわがままは許されるのか、髪も着ている服も全体的に自然体というかそっけないスタイルで、それがまたしかし彼女を他から浮き上がらせてもいた。」 やはり発想の回路が違うのかってなに? 会ったばっかりだよね? キャバ嬢の全体的に自然体で素っ気ないスタイルってなに??ユニクロでも着てるん?? そして何故かミミ(美人)は主人公(イケメン設定)の隣に座り、身体を近づけてくる。↓ 「「あっち座ったら? ミミさん」 「初美です」 「は?」 「ミミとかそんな名前やなく、初美、っていいます。そう呼んでください」 だからなんやねん。ため息をつく。どうでもいい。とにかく向こうに座ってほしい。面倒に巻き込まんといてほしい。 日浦が言う。 「初めて聞けたわ、本名」暗い声だ。」 ごめんなさい、ここで読む気が失せました。 もしかするとこの先面白い展開があったのかもしれませんが、ギブアップです。 失礼ながら、描写や設定が悪い意味でライトノベル的というか、あまりにも稚拙だと思います、、 女とか興味ないけどたまたま異世界行ったら魔法少女になんかすごい好かれて困った、みたいな、、、見てるこっちが恥ずかしいわ!となり、数ページしか読めませんでした どうしてこれで文藝賞がとれたのか不思議でなりません。。 (お金返してほしいです、、) | ||||
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恐ろしかった。 人間のしょうもなさ、人類が滅びるべき理由がヒロインの初美の台詞を通してこれでもかとたたみ込まれ、まるで飲み会でたまたま隣の席に座った異性に(同性でもいいけど)、自分の持つ微かな希望についての主張が猛烈な勢いで論破されていくかのような錯覚に陥ってくる。 伝わる人にはたぶん伝わる、伝わらない人にはちっとも伝わらない例えで申し訳ないが、ジャズミュージシャンで文筆家の菊地成孔が小説を書いたらこんな感じなんじゃないか、と思った。 ちなみに菊地成孔は、現代人が鬱を回避するための特効薬として身体性を伴った音楽というもの価値に度々言及しているが、この小説のヒロインである初美は物語の早い段階で、主人公である徳山の好みによって大好きな音楽を取り上げられてしまう。音楽を失った初美はその後、あまりにも深い暗闇に足を踏み入れていき、徳山もやがてその暗闇へと飲み込まれていく。 ああ恐ろしい。こんな小説を読んだあとで、私たちはいったいどのような心持ちでこの先の人生を歩んでいけばいいというのか。それとも歩む必要などなく(以下省略) | ||||
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主人公の徳山と同じ感性を持っていた自分には、もし初美と出会っていたらこんな人生になっていたと思わせるパラレルワールドの様な本だった。 中身がなく他人に合わせて生きていき、友達も保身の為に繋ぎ止めているのは感じているが口には出せず、大事な時にも間の抜けた行動をするも、強がり生きていき、烙印を押されることを嫌う。 こんなに似ているものかと思い考えてみたが、心中しようと初美に言われ、動揺した様子は見せた徳山だけどきっと自死したいと考えたことはあったと思う。だが小説の謎の終わり方のあの後では恐らく徳山は生きながらえバイト生活を初めて搾取する側に騙され続けてダラダラと生き長らえるのだとも感じた。 しかしとても面白い小説でした。 | ||||
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徳の字からも、作者=主人公。生まれた時から在日としてヘイトにさらされてきた事が容易にわかる。 バブル崩壊、就職氷河期、同時多発テロ、地下鉄サリン、同じ景色を、惨劇を、人間の暗部をみてきた。 しかし在日として生まれつきヘイトに触れていた世界は、本当の意味で理解する事ができない。 この小説はほんの一瞬だけそこに肌で触れる事ができる。 世界はヘイトに満ちている。今も昔も。 国家・人種・思想の間にヘイトが渦巻く。今も今後も。 でも一人の人間へのヘイトと混同してはいけない。 なぜなら、クズな他人は自分そのものだから。ヘイトは自分の中にあるから。 初美は、それに気づかせる概念である。 ヘイトという泥沼の暗部から私を引っこ抜き現実を直視させる、作者の意図そのものである。 | ||||
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某人物が薦めていたので購入。つまらなくて途中で読むのをやめた。主人公と初美に魅力を全く感じられなかったし、共通点も美形というだけでどこが似ているのかわからない。初美は弁が立ち優秀なのだが、主人公は昼行灯といった感じで少女漫画のような展開で二人が結ばれるのに違和感を感じた。 展開も陳腐で、永遠と女子トークを聞かせられているようで飽きて読むのをやめてしまった。 | ||||
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