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時計仕掛けの恋人
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時計仕掛けの恋人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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平凡に暮らしていたジョージは、ある夜近所のバーで大学時代の恋人リアナを見つけ、心が乱れる。なぜならリアナはとんでもないわけありの女性だったから。 ここらあたりで既に読者は、このヤバそうな女性にジョージが騙される、と確信する、と思う。 読了後、私は、多分ジョージもあの時点で、リアナがいかに悪い女かということも、自分はまた騙されることもわかっていたと感じた。 それでも、決してバカとも言えないジョージなのに、惚れた弱みか、彼はいろんなことに、それも恐ろしいことに巻き込まれていくのだ。このへんのジョージの思考や行動、そして過去と現在を行き来しながら、途中意外な方向へ話が曲がり続けていくあたりがまさにピーター・スワンソンならでは。 最後まで先が読めず、サスペンスフルでとても面白かった。 最後、「それでどうするのだ」と相変わらずのジョージに聞きたくなった。 | ||||
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ジョージ・フォスは39歳ぐらい。ボストンの大手出版社の事業部長をしている。独身貴族で猫と暮らしている。アイリーンと結婚を考えたこともあったが、15年来の付き合いの末に親友になった。アイリーンは、グローブ新聞のウェブサイトを担当してキャリアを積んでいる。8月の蒸し暑い夜、アイリーンと飲みにいった近所のバーで、大学時代の恋人リアナを見かけ、ジョージはドキドキする。リアナはダークブロンドの髪、白い肌、抜群のスタイルの目立つ美人。2人は大学新入生の時に出会い、3ヶ月ほどつきあったが、謎を残してリアナはジョージの前から姿を消した。ジョージはリアナに未練があった。 リアナがどうやら犯罪をおかしたあげくに名前を変えて生活しているらしいことが読者に知らされる。ファム・ファタールの登場で、アイリーンはしばらく出なくなる。ここから、ジョージの回想による18歳のときの話と、現在進行中の話が交互にされていく。リアナの必殺「あなたしか頼める人がいないの」のお願いを引き受けたせいで、ジョージはリアナに翻弄され、殺人事件の関係者になってしまい、深みにはまっていくのだった…殴られたり、撃たれたり、痛い描写が結構多い。リアナが悪女なのは間違いないが、リアナ視点の語りは入らないため、物足りない。最後どんでん返しを期待していたのに、着地がきれいに決まらず、モヤモヤが残った。 | ||||
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テンポ良く話が進み、あっという間に読み終わる。とにかく面白い。ここに無理があるとか後からも楽しめる作品。 | ||||
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ミステリアス、まあまあの読み応え | ||||
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2014年に発表されたデビュー作の再出版。 主人公のジョージ(39歳、独身)は、大学生時代の恋人と20年ぶりに再会する。美人で知的で影のある女性で、彼はいまだに未練がある。 早速彼女からちょっと怪しげな頼みごとをされる。かつて彼女はいわくつきでもあったので、ジョージは一瞬躊躇するが、結局承諾してしまう。そしてそれを発端に、彼は暴力に遭い、強盗殺人事件の参考人にされ、わけのわからない深みに引きずり込まれていく…。 ストーリー構成はなかなか凝っており、デビュー作ということにうなずける。 ただ、ジョージはやさしい反面、いわくありげな女の言いなりで、読んでいてちょっといらつくことも度々。惚れた弱みとはこんなものか。 そしてラストは―――むむむ、何とも…。 『そしてミランダを殺す』には及ばない。だがやっぱりスワンソンの作品は独特でおもしろい。次作が出版されれば今後も読みたいと思う。 | ||||
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「そしてミランダを殺す」が面白かったピータースワンソンのデビュー作。 デビュー作というと、その後に売れた作品より面白くない場合があるのも事実。 amazon評価もえらく低いのがあったため、購入を見送ってました。 が、思い切って購入して正解。やっぱりピータースワンソン。 新作も出たようなので、読んでみようと思います。 っと、新作も評価低めなコメントが・・・。 思うに、想定外の終末、痛快な終末みたいのを望んでいる読者が多いのかな・・・ 「そしてミランダを殺す」も本作も、好きな(好きだった)女性を思う気持ちからの欲や優しさから、徐々にドツボに嵌まっていく男が主人公。男であり夫である私からすると、嵌まりこんでしまうのも理解できるから、作品が楽しめるのかも。妻は、女に操られる主人公が悪い、自動自得!みたいな感想でしたから。 | ||||
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