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バチカン奇跡調査官 月を呑む氷狼
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バチカン奇跡調査官 月を呑む氷狼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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氷狼ハティの伝説のある街で、密室氷漬けの変死事件が相次ぐ。 のっけからビル・サスキンス捜査官のオトナの夜???かと思いきや…。 北欧神話を軸にした氷漬け変死と、新の聖杯の有りかが絡む奇跡調査の巻。 サスキンス捜査官の依頼(友人枠)で、平賀とロベルトもノルウェーに飛ぶ。 p.25くらいまでは、ビルのその後の意外な展開が描かれており、スパイもののようなドキドキな出だし。 前半はいかにもミステリアスですが、最後はこのシリーズのお決まりである科学解明で解決されます。 相変わらず、話自体はよく練ってあり、面白いです。 主人公である平賀とロベルトの二人が、ともに大活躍する、ファンには嬉しい筋立てでした。 タイトルにも記載しました通り、とにかく、叙事詩部分(多分、北欧神話がネタとなったオリジナル)が多いです。 北欧神話のユミル、オーディーン、スクルド、フェンリル、ヨルズ、フレイヤ、フレッグ…など、 ゲームなどでもよく見かける名前ですし、その世界が好きな人には興味の持てる内容かもしれません。 ただ、個人的には、期待したほどそれらが関わってはいないと感じ、ひたすら叙事詩に読み疲れる巻でした。 面倒に思って読み飛ばすと、面白さが半減するかと思い、必死に文字を追いましたが、 それらにあまり重要なヒントは無く、叙事詩自体が文学的に独立できるかと言うと、そういう感じでもないですw 謎解きにやや関わっている部分はあるものの、斜め読みして十分に感じました。 脳外科部分は、たまたま調べていたことが描かれていたので共感でき、興味を持って読めました。 また、変死の謎に【液体@@】が関わっているだろうことは、初版からピンと来ると思います。 終盤のお約束、平賀が実験披露して、全容がわかり、解決☆ そして、最後に聖杯の行方が明らかに…えええ??? という感じでした。 今回は登場人物も増え、念願の『例の悪役』さんも登場、チャンドラ・シン博士の人物像(これまた意外)もハッキリとします。 エピローグでは、次巻への導入部分があり、期待度大。 十分おもしろいですが、シリーズ中ではさほど印象に残らない、好き嫌いが分かれる巻だと思います。 昨年度の冬は厳寒で一瞬にして凍った生き物が話題になりましたし、その辺から生まれた話なのでしょうか。 近年の事象を絡めたテーマになるとしたら、次回作は噴火で埋もれた古代都市とか、隆起した島???そんなんだったりして。 ところで、表紙はローレンなんでしょうか。自分のイメージと大きく違っていて、やや残念。 | ||||
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