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毒ガス帯



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【この小説が収録されている参考書籍】
毒ガス帯―チャレンジャー教授シリーズ (創元SF文庫)

毒ガス帯の評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

古い時代の娯楽SF

収録チャレンジャー教授もの3編のうち、表題作は人類最後の日テーマの中編だ。後年の『渚にて』にも通じるものがあると思うが、現実的な設定のN・シュート作品に対して、科学的には荒唐無稽な話である。だからといって小説として駄目なわけではないのであって、あっけない結末も当時の娯楽小説作法からすれば必然とも言える。
 本作の基本設定である「エーテル」は、物理学の歴史に無縁な人には何のことやらだろうが、19世紀末までの光が「波」であるという説から、真空中にも存在し、光波を伝えると考えられた気体でさえない物質である。本作発表の1912年当時でも完全に時代遅れの説だった。
 荒唐無稽と言えば、短編『地球の悲鳴』はその最たるもので、文体は真面目でも、バカSFとしか言いようがない。最も短い『分解機』の機械は、映画『ハエ男の恐怖』の原作G・ランジュラン『蠅』(1957)と同一アイディア。
毒ガス帯―チャレンジャー教授シリーズ (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:毒ガス帯―チャレンジャー教授シリーズ (創元SF文庫)より
4488608035
No.1:
(3pt)

SFの古典

「失われた世界」のチャレンジャー教授シリーズの3篇収録。
表題作は、今の時代から見るとあまりひねりもなく、
結末も出来過ぎですが、
SFの古典が好きな方には貴重な一編かも。
個人的には同時に収録されていた「地球の悲鳴」のほうが
ばかばかしいけれどもまだ面白かった。
毒ガス帯―チャレンジャー教授シリーズ (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:毒ガス帯―チャレンジャー教授シリーズ (創元SF文庫)より
4488608035

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