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毒ガス帯
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毒ガス帯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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収録チャレンジャー教授もの3編のうち、表題作は人類最後の日テーマの中編だ。後年の『渚にて』にも通じるものがあると思うが、現実的な設定のN・シュート作品に対して、科学的には荒唐無稽な話である。だからといって小説として駄目なわけではないのであって、あっけない結末も当時の娯楽小説作法からすれば必然とも言える。 本作の基本設定である「エーテル」は、物理学の歴史に無縁な人には何のことやらだろうが、19世紀末までの光が「波」であるという説から、真空中にも存在し、光波を伝えると考えられた気体でさえない物質である。本作発表の1912年当時でも完全に時代遅れの説だった。 荒唐無稽と言えば、短編『地球の悲鳴』はその最たるもので、文体は真面目でも、バカSFとしか言いようがない。最も短い『分解機』の機械は、映画『ハエ男の恐怖』の原作G・ランジュラン『蠅』(1957)と同一アイディア。 | ||||
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「失われた世界」のチャレンジャー教授シリーズの3篇収録。 表題作は、今の時代から見るとあまりひねりもなく、 結末も出来過ぎですが、 SFの古典が好きな方には貴重な一編かも。 個人的には同時に収録されていた「地球の悲鳴」のほうが ばかばかしいけれどもまだ面白かった。 | ||||
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