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アガサ・レーズンと貴族館の死
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アガサ・レーズンと貴族館の死の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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最愛の人ジェームズとの恋愛成就を夢見ても毎回の様に上手く行かず素人探偵のコンビとしては相性バッチリのおばさん探偵アガサ・レーズンに遂に重大な転機が訪れる絶好調のシリーズ第4弾です。本シリーズのイラストの印象は初め随分と変てこな絵だなあと思っていましたが、暫く読んでいるとまさにこの美女とはお世辞にも言えない不細工な絵柄がピッタリのヒロインである事に慣れて(世の中は当然美男美女ばかりではありませんしね)中々に何とも良い味わいが出て来るのですから不思議ですよね。 若い友人ロイ・シルバーとの約束のロンドンでの半年間の仕事を終えたアガサがコッツウォルズの町カースリーの我が家に帰ると、最近の評判と名声が轟いていたのか何と殺人事件の調査の依頼が舞い込んで来る。被害者の傲慢なハイキングクラブ女性が倒れていた土地の地主の準男爵から聞き込みをするべく貴族館を訪ねたアガサは、いけ好かない嫌な執事と上流に対する気後れから中々調子が出ないが、やがて隣人ジェームズと二人で夫婦を装ってハイキングクラブ入会を果たし挽回に打って出るのだった。 著者は100冊以上のロマンスを発表しておられるとの事で本職はそちらの方なのでしょうけれど、ミステリも当時10年のキャリアを積んで実力を身につけられたと見えて、本書ではきっと誰もがまんまと騙される快感に酔わされた事でしょうね。アガサも名探偵と名乗るには推理の方が伴わずにズッコケも多いですが、まあ巡り会わせの運の良さが毎回犯人逮捕に繋がっていますので、コージー・ミステリ的にはまずまず合格点でしょうね。そして今回はミステリのお楽しみだけでなく、終盤に信じられない様な奇跡的ビッグ・サプライズが待ち受けていますので、ファンの方にはぜひともお読み逃しのなき様にと強くお奨めしたいですね。ああ!何時もガックリ来てばかりで悲しみにジッと耐えてそれでも僅かな可能性に賭けて決して望みを捨てなかったアガサの執念が遂に実を結んだかと思うと、不覚にもあまりの嬉しさにもらい泣きしてしまいそうになりましたね。夢なら覚めないで欲しい!せっかく手に入れた幸せを決して手放したくない!とばかりに(その気持ちは良~くわかりますよね)先を急いで強引に突っ走ろうとするアガサの気持ちに反してラストでは何やら不吉な暗雲が漂っていましてとても心配なのですが・・・・でも強い彼女ならきっとどんな困難も乗り越えてくれるだろうと信じて焦らず慌てずにじっくりと見守って行こうと思いますね。 | ||||
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この本を読んだら いっちょやってやろうかと思いますよ 楽しい本です 中年の女性に絶対お勧めの本です | ||||
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今回もアガサは楽しかった! オムレツが上手にできなくてしょぼんとするアガサも、執事にいじめられて落ち込むアガサも、果敢にアブラナ畑を突進するアガサも大好きです。 意地っ張りで感情をむきだしにしてしまうけど、正直で素直で本当はナイーブなところがアガサの魅力です。 今回はジェームズとの関係が大きく変わったので、次巻もとっても楽しみ! | ||||
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正直、今作は被害者も加害者も前作ほどの魅力はなく、コッツウォルズの情景描写も淡白です。 ただし、最後は凄いことになります。 あとがきで、この4巻はファン必携であると書かれている通り。 本国で25巻まで発行されているそうで、てことは5巻では・・・と、今から胃が痛くなりました。 余談ながら、著者の「毒舌家を魅力的に描く」文章力はすばらしいですね。 1巻からアガサ、前作のメアリ、今作のグスタフ。 なんとも言えず好きになってしまいます。 ボグル夫妻は大嫌いなのですが。 アガサ、メアリ、グスタフは有能であるのに対し、ボグル夫妻は村の迷惑であるせいかしら。 | ||||
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