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(短編集)

ユニオン・クラブ綺談



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【この小説が収録されている参考書籍】
ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)

ユニオン・クラブ綺談の評価: 3.25/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(2pt)

黒後家蜘蛛には負け

黒後家蜘蛛シリーズを読み切ったので試し読み。やっぱり二番煎じで、キャラクタ設定にも難点を感じました。
アシモフも完全無欠ではないので。
ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)より
4488167071
No.7:
(4pt)

黒後家に集中した方がよかった!

黒後家蜘蛛の会と同時並行で書かれた作品だが、
黒後家には及ばないのが残念。
小説というよりクイズブック。
グリズウォルド以外のキャラが立っていない。
結論に黒後家よりこじつけが多いのも気になる。
これだけの小ネタがあるのならばきちんと選んで黒後家に使ってほしかった。
ここには30編収められていてほかに25編あるらしい。
アメリカでも人気がいまいちだった所為か、
まとまった短編集にはならなかった模様。
折角だから、どなたかまとめて出してくれないかしら。
論創社辺りに期待。
ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)より
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No.6:
(3pt)

雑学パズル集

眠気を誘うクラブの一室で、元スパイだか何だか謎の経歴を持つ御老体が、毎回自分の体験談を自慢して友人達を煙に巻くと云う趣向の作品集で、1篇の長さは精々10頁程度。短編集と言うよりもショート・ショート集と言った方が良い。一応文中にちゃんと手掛かりは明記してある、とアシモフは主張しているが、実際には英語圏のマニアックな教養、と云うか雑学の知識が無いと解けない問題が大半を占め、正直「こんなん解る訳無いだろッ!」と投げ出したくなること1度や2度ではない(解るのも有るけれども)。謎解きの質もこじつけや単なる言葉遊びに過ぎないものが多く、推理ものとしての評価は決して高くはない。意地悪雑学パズルを物語化したものと割り切って読めばそこそこに楽しめる。
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No.5:
(2pt)

残念でならない

アイザック・アシモフは大好きなので買ったのだが、劣化版黒後家蜘蛛の会だった。
ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)より
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No.4:
(3pt)

期待はずれか

黒後家蜘蛛の会を全巻読んだので、同じようなものを期待して買ったが、ちょっと期待はずれ。

 主人公が、ヘンリーと違ってアシモフそのもののような、自分の才能や能力をひけらかすタイプの鼻持ちならない人物なのが作品の魅力を殺いでいる。

 「してやられた」と思えるような謎もあるが、読者を引っ掛けるものやこじつけくさいもの、日本人では絶対に分からないであろうものが多い。クイズのような読み方より一気に読んだほうが楽しい。本も、あえて謎解きを別ページにせずにそのまま続けているのも読み物的アプローチを意識したのだろう。

 私が推理小説愛好家というわけではないので、この作品の面白さを十分に堪能出来なかったのかもしれません。この点は差し引いてご判断頂きたい。
ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)より
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No.3:
(5pt)

珠玉のパズル・ストーリー

アシモフの「黒後家蜘蛛の会」シリーズを読んでる人なら、この「ユニオン・クラブ綺談」も読むべき。逆もしかり。

本書では、ユニオン・クラブに集まった3人が談話をしていると、居眠りをしていたはずのグリズウォルド翁が目を覚まして、なぞ解きを含んだ昔語りを始めるというパターンの1編10ページ前後の短編集。
タネ明かしの前に空白の数行があって、読者も答えが出る前に一緒に考えることができるようになっている。

アシモフらしく相変わらずのこじつけめいたものもあるが、「黒後家蜘蛛の会」に比べると、謎ときは比較的簡単になっていて、いくつかは答えることができたし、なるほどと膝を打つものもあった。
非常におもしろかった。
パズルもの、ミステリーものが好きな方は是非。
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No.2:
(4pt)

パズル・ミステリ

黒後家雲シリーズの途中から始まった連作短編集だが、こちらも
続編が出る予定ながら1冊しか発行されずじまいになってしまった。
物静かで控えめ、そして有能な給仕であるヘンリーが主役の黒後家に対し、
こちらの探偵役グリズウォルド正反対ともいえる性格に描かれている。
年齢もほかに登場するメンバーより上なら態度も大。
ストーリー自体は、登場人物が雑談に花を咲かせたり、
それぞれの推理を披露するといった場面がないため1篇が短く、
どちらかというと問題提起と回答ちいうパズル・ストーリーになっている。
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No.1:
(3pt)

グリズウォルド・マジック

ユニオン・クラブにいつもの三人が集まり話しに花を咲かせていると、安楽椅子でうたた寝をしていたように見えた老人が目を覚まして自分の手柄話をはじめだす、といった趣向の30編がおさめられた短編集。
この老人グリズウォルド、自称「人に安心感を与えるどっしりとした風貌と態度ふるまい、目に宿る隠そうとしても隠せない知性の輝き」を持つ人物、相手を見下したような言葉を交えながら話しを進めていく。この話しがいつも尻切れトンボ、「わしは犯人をつかまえた」「わしは暗号を解読した」で終ってしまい、どうやってつかまえたか、どうやって解読したかは言わないままで、また眠りに戻ろうとする。聞いていた三人があわてて説明を求めると、「何だ、わからなかったのか!」「もう気が付いたとおも!ったがな」などとイヤらしいことを言いながら説明をはじめる…。
知り合いや友人にはしたくない、なかなかイイ性格の爺さんなんです。なのにまた次の話を聞きたくなる。恐るべし、グリズウォルド・マジック!
ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)より
4488167071

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