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(短編集)

草祭



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【この小説が収録されている参考書籍】
草祭
草祭 (新潮文庫)

草祭の評価: 4.00/5点 レビュー 35件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

異世界へ踏み入れる

著者の本を初めて読みました。幻想小説のような感じ。どの話も現実世界から異世界へ入り込むような設定です。凝った設定もなくサクサク読めます。
草祭 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.7:
(3pt)

「美奥」を舞台に繰り広げられる物語・・

架空の「美奥」という町(場所)が舞台の短編集。
時代設定も主人公も異なる。
「美奥」で起こる不思議な物語・・。

美しい表現と読みやすい文体は、良い意味で相変わらず。
ファンタジー要素の強い物語は、想像力をかき立てられる。

全てではないが、暗い展開と後味の悪いラストの話しが多い。
ファンタジー過ぎて、展開についていけない話もあった・・。
草祭 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.6:
(3pt)

伸びやなみ

恒川光太郎氏の最新作は知らない。
私が4冊目のこの本を読んだ感想である。

「夜市」の強烈な世界も、この四冊目にきて息切れしてしまったというのが素直な感想である。
自分のワールドを持つということはもちろん大切であるが、もっといろいろなジャンル、方向性にチャレンジしていくのも若い作家には必要なことではないだろうか。

悪く言えばみんな同じ世界の話ばかりだ。
「なるほど」ではなく、「!」というものを書いていただきたい。

残念である。
草祭 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.5:
(3pt)

心の奥

美奥という響きは非常に魅力的だ。
そこで繰り広げられる物語は、幻想的で、恐怖ですらある。
わかりにくい部分もあるけれども、雰囲気が伝わりすぎる小説だ。
草祭 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.4:
(3pt)

懐かしい匂いのする短編集

架空の町を舞台にした、民話めいた和風ホラー小説。
どこか不思議な場所に誘われるような、不穏な気配や息遣いが感じられる作品集です。
ホラーに分類されるけれど、怖いというよりは不安や郷愁といった感情の方が強く感じられます。
装丁も素敵です。
ただ、帯の惹句や、この作家さんの他の作品がよかったので期待し過ぎたせいか、
結構あっさり終わってしまった気がして深く入り込むことが出来なかったのが残念です。
読み手を選ぶ作品だと思いますが、個人的にはわりと好きな感じです。
草祭 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.3:
(3pt)

期待しすぎたので期待はずれ

まず、感動がなくなりました。そして読みにくくなりました。

恒川ワールドを作り上げるつもりでしょうか??
このまま突っ走るのであれば、もうこの著者の本は読まないと思います。

自分の世界に浸って下さい。という感じです。

かなり期待はずれ。次の作品が夜市調であれば今後も
期待しますが、草祭調であれば、もう読みません。
草祭 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.2:
(3pt)

おもしろいですよ。

文章がクセが無くて読みやすいです。筋も複雑怪奇ではないし、いつも若者が主人公なので、作品が重すぎなくて、いいですよね。読後感もいやな感じはないので、この作家の作品は好きです。
 この本は一つの町を舞台にする短編集です。異世界にいつの間にか入っていく感じが良くでていて、子どもの頃、そんなのにあこがれたなあ。ノスタルジックな気分にもなります。
 作者が現在沖縄在住と言うこともあって、なんか沖縄っぽい要素も入ってましたね。
 登場してくる人間でないもの(鬼の子ども?)がかわいかった。
草祭 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:草祭 (新潮文庫)より
4101351317
No.1:
(3pt)

美奥に重なる記憶

美奥という土地にまつわる記憶が語られる。語り手が生きた時代も境遇も異なるが、
彼らは忘れ難い郷愁にも似た思いを、をそこに宿したまま生きている。
緩く淡く登場人物たちが、影のように各章で重なり合う。
オロチバナ、クサナギ、天化などのいくつかのキーワードと、
太鼓腹の男と双子の子どもなどキーパーソンが物語のイメージを定着させる役割だ。

憎しみや後悔、孤独、罪など各人の心にあって囚われたままのことどもを
美奥という異界はいつしか昇華させる。
だれもそこに留まり続けることはできず、現実に戻らなければならない。
すぐそばの異界。生きることは切ない。美奥を語る人は自分の脆さも儚さも
知ったのだろう。
美奥の記憶を抱えて、それを生きるよすがとする語り手たちは、
生きることの後ろ昏さに気づいている。
草祭 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:草祭 (新潮文庫)より
4101351317

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