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(短編集)

女のいない男たち



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【この小説が収録されている参考書籍】
女のいない男たち

女のいない男たちの評価: 3.76/5点 レビュー 328件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.76pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全219件 161~180 9/11ページ
No.59:
(5pt)

秀逸な比喩表現!!!

どの短編も素晴らしかったと思います。 生粋のハルキスト達は最近の村上作品に対して物足りなさを感じている人も多いようですが、あくまで個人的な意見としては、今迄の村上作品は物語が抽象的過ぎて全体としてのイメージを掴みきれない人が多かったのではないでしょうか? そういった意味では、最近の村上作品は抽象的な中にも少しずつ具体性を帯びてきていて、文章の輪郭が見えてきたような気がします。

そして、村上春樹といえば比喩表現の技術が素晴らしい。 これはネタバレになりますが「ドライブ・マイ・カー」に出てくる『まるで筋金入りの菜食主義者がレタスは食べれるかと質問されたときのように。』には思わず笑ってしまいました。

これからも、村上春樹さんの作品を楽しみに待っていたいと思います。
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No.58:
(4pt)

What's Sensitive Attention

Impressed the expression of detailed perception at any scenario this auther can write.
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No.57:
(5pt)

I once had a girl ♪

恋人や妻を失った男の物語集という、村上春樹の全てが詰まった短編集といっていいと思います。
短編に収まりきらない物語が深い余韻となって残ります。
また、むしろ、そこから中、長編へとつないでいただきたいとも熱望します。特に「シェラザード」と「木野」は、改めて書いてほしいです。
『ノルウェーの森』と『ねじまき鳥クロニクル』を読み返したくなりました。
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No.56:
(4pt)

毛嫌いしていた村上春樹が…

読める、読めるぞー!
以前まで、僭越ながら村上春樹氏の作品を毛嫌いしていました。
それは処女作「風の歌を聴け」を手に取り、
読書というものを自分のものにした感覚に陥り、
その勘違いのまま「ノルウェイの森」の作品に意気揚々と突入したのですが、
これまたどっぷりの恋愛ものでして、
性描写が多すぎて過去の自分には悪心するほどのものだったので、
「もうこれ以上読まない!」と決意していたのですが、
それからだいぶ経っていたので再度挑戦してみたら、
内面描写の豊富さたるや文学的に美しいと感じました。
これは村上春樹氏にしか書けんものです。
すべての心情にかゆいところに手が届くような表現を多角的視点から取り組んでおられること妙技です。
一方では、回りくどいと批判されるやもしれません。
性描写が多いのではないかと言われるやもしれません。
そんなことはほっといて本作を読むべき。
ひとつの文学作品として面白いです。
本作に限らず世界的音楽を作品に取り込んでいらっしゃる面がありますが、音楽など知らねども大丈夫。
その情緒的世界に引き込まれます。
いい作品に巡り会えたことに感謝いたします。
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No.55:
(5pt)

楽しみました

なんだかよくわからない感じで読んだストーリーも含め、後から追想できる本です。
村上春樹の世界観から生まれている小説ですから、深読みしつつ、楽しませてもらいました。
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No.54:
(4pt)

読みやすい。

短編集というか中編集。一晩で読破、読みやすいおもしろい。カバーもきれい。
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No.53:
(5pt)

面白いですね

ノーベル賞候補と騒がれるようになってから、読みたくない人まで参加してああだこうだとかまびすしいことこのうえない。
どこがどうのなんてどうでもよいのだ。実に面白いのだ。こういう感覚が分からない人まで読むことはないのだ。
しかし、村上春樹もの関連で商売しようという・・・あれはいったい何だろう。
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No.52:
(5pt)

気に入ってます。

なんというか、村上春樹は19世紀的小説家なんじゃないかって思う。どういう意味だって?読んでみてから質問して下さい。
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No.51:
(4pt)

短編ならではの魅力と次への期待

村上氏の短編を初めて読みました。
長編にはない短編ならではの魅力があると思います。
6編それぞれ独立した物語ですが、すべて読み終えてみると、
ひとつの物語だったような気がしました。
そして、やはり長編が早く読みたい、
という不満というか次への期待が大きく膨らむような感じです。
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No.50:
(4pt)

新鮮さのある作品

イエスタデイの関西弁を独学で習得した木樽、シェヘラザードのベッドの中で不思議な話を聞かせてくれる女性など、個性的で魅力的な登場人物。ストーリーとして面白く、女のいない男たちということで既に失われた女性への哀しみが文学的雰囲気を作っています。今までの村上春樹の短編と違いを感じたのが、最後の表題作「女のいない男たち」でした。すごく示唆的でこれを読んだ後では読む前の自分と何かが違っているような気がしました。自由で迸るもののままに書かれたような作品で、この中では一番好きです。次回の長編がまた進歩していくのではないかと楽しみになりました。
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No.49:
(5pt)

流石、春樹

短編集でも内容が濃密で読みごたえがあった。
共感できる部分が多く読んでいる間や読後の満足感が大きかった。
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No.48:
(5pt)

短編が面白い

「風の歌を聴け」以来愛読しているが、やはり村上春樹は短編が面白い。個人的には、「回転木馬のデッドヒート」と並ぶ。特に、第一話の「ドライブ・マイ・カー」と第二話の「イエスタデイ」が印象に残った。書評や投稿では、最近些か評判の良くない批評を目にするが、決してマンネリでもないし旧作の焼き直しでもない。
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No.47:
(5pt)

本邦随一の寓話作家の面目躍如

今回は「女のいない男」というヘミングウエイ譲りのコンセプトでゆるーくまとめた連作短編集が6つも並んでいて、徹頭徹尾読書の楽しみを味あわせてくれます。

内容はともかく(といっても内容もしっかりとあるのですが)、冒頭の1行からクイクイと読ませてしまう技術において、この作家はポール・オースター、アリス・マンローとならんで世界的な水準に達していると思います。

例えば「シェラザード」のはじまりは「羽原と一度性交するたびに、彼女はひとつ興味深い、不思議な話を聞かせてくれた。「千夜一夜物語」の王妃シェラザードと同じように」というものですが、これを読んで次を読みたくない人がいるでしょうか?

しかも羽原君が住んでいるアパートにやってくるこのシェラザードは、実際は普通の主婦で「ハウス」キーパーだという。もしかすると羽原君は、平成の党生活者なのかもしれません。

このようにどんな作品においてもプロットとストーリーテリング、ことに人物の造型が巧みで、お話の序破急の展開が鮮やかである。
どんなぼんやりした読者の興味と関心を終始ひきつけて放さないのが「平成きってのおとぎ話作家」たる著者の得意中の得意なのであります。

短編の最後に置かれた「女のいない男」は、即興で書かれたそうですが、出来栄えは今いちでした。しかし太宰治晩年の「フォスフォレッセンス」には及ばないとしても、彼の寓話創作の才能の素晴らしさにはますます磨きがかかっているようです。
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No.46:
(5pt)

よい

いつ読んでも村上作品は良い。世界がある。短編も充分村上ワールドがある。
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No.45:
(5pt)

初夏に読むのに良い

「シェエラザード」がとても面白かったのだけど、続きが無くてもどかしくなった。それと「木野」のようなバーで、軽食とともに一杯飲みたくなった。初夏に読むのに良い短篇集である。
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No.44:
(5pt)

一気によみました

短編集なのですぐに読めました。
内容もぐっとひきつけられて、面白かったです。
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No.43:
(5pt)

短編小説の魅力

この本を読んで
男と女は、何年いようとどんな関係だろうと
短編小説のようなものなのかなと思いました。
昔のことを思い返したり、今のことを見直したり
の、いいきっかけになる作品
自分の短編も、女がいなくなるのかもしれないし
読んでよかったかも…
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No.42:
(5pt)

良いと思います

久々の短編集ですが、良いと思います。いろいろと苦労があったみたいですが。
何度も読み返したい小説です。
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No.41:
(4pt)

凝縮された短編。

著者が創る世界観、雰囲気が好き。
どこか不穏で、青空だったと思ったら、急に雨雲が立ち込めるような感じ。
一抹の不安と寂寥感・・・
現実とちょっとずれた謎めいた物語の設定と展開も、すんなりとその世界観に
入り込んで、どっぷり浸る楽しさ。読書の醍醐味。
そう、全体を楽しむべき。
個々を考え始めると、とたんに調子が狂ってしまう。
こんな気障な台詞は、無いよね・・・
少し前にワイドショーを賑わせた元アイドルグループのメンバーの騒動の
ような物語、
タンポンの一件にはげんなりし、(例えそれが創作であるせよ)
エムの審美眼のこと(ちょっと気持ちが悪い)・・・などなど。
還暦を過ぎても凄いというべきなのか否か。単なるパターンの踏襲なのか。
難しいことは考えまい。ここまできたら、最後まで愛読者であり続けよう。
でも、やはり★5は、ないです。4つ。
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No.40:
(5pt)

村上春樹が嫌いな人は絶対に読めないだろう小説群。

というのは、この本に集められた物語は「女を失った男=負け、傷ついた者たちの物語」だからである。
そういう人生の「傷ついた」側面を直視できないマッチョなひとには、きっと一字だって読むことはできない。
あるいは「独立器官」の渡会医師のような人にはきっと何が書いてあるかもわかないかもしれない。

女を獲得し、自己拡大し、成長していくタイプの物語とは対比的である。
今の時代で言えば、よくある少年漫画やラノベギャルゲ系の物語とは(もちろんそれらが悪しということではないが)真逆と言っていい。

われわれの人生にはこの小説のように「負け」「傷つく」の瞬間が必ず訪れる。
昔、「秋刀魚の味」の平山周平が軍艦マーチを泣きながら歌ったような。
そういうことを知っている人間にとって、この本は身体を切りつけられるような共感を与えてくれるだろう。

もう一つ、「女の喪失」という主題のほかに、「名前の物語」や「女の物語」が傍らに流れ絡み合ってくる。
こういった重層な物語構成も村上作品の魅力である。
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