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(短編集)
女のいない男たち
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女のいない男たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全219件 41~60 3/11ページ
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映画が3倍楽しく面白く見れました。 | ||||
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村上春樹の短編は初めて読みましたが、まさに一気読みでしたな。各短編に通底する「男の性(さが)」が、不思議な共感性を持って迫って来る。やはり、男は本質的に女が必要なのですね! | ||||
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映画を観てから購入。本書の短編が組み合わさり、映画が作られているようである。主題は、高槻の「自分自身を深くまっすぐ見つめること」であるようだ。唯識論では、世界は自分の心の反映であるとも言われるように、自分の曖昧なところ、あやふやな襞が、周りに現れ、すなわち仏教でいう現成するため、気づくこと、見つめることが大事なようである。 | ||||
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久しぶりに村上さんの本を読んだ。とても個人的なりゆうで本を読むことができなかったのだけど、映画の「ドライブ・マイ・カー」を観るにあたり、読んでおく必要があるかと思い、本書を手にした。いくぶん久しぶりだったので、最初は戸惑いの様なものもあったが、そこにはひどく懐かしく、自分だけの場所の様な感じを確かに感じた。ささやかだけど自分の好きな音楽がながれ、お気に入りのコーヒーを飲み静かな時間をすごしてる様な、そんな感覚だ。最後に表題作の「女のいない男たち」は、良い意味でも、悪い意味でも読者を混乱させら様な新しさがあったが。 | ||||
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村上春樹のどこかファンタジー的な要素を含む長編小説のファンだが、リアルな現代劇の短編でも、その魅力的な世界観と語り口は健在だ。 映画の前に予習するつもりで買ったが、小説は小説として、本当に濃密な時間を過ごせた。 | ||||
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久しぶりに村上春樹を読みましたが とても文章がよく村上春樹作品に没頭できました。 | ||||
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本当に、映画を見てから読むとあの映画の作りの良さが解ります。 | ||||
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映画と原作との差、お勉強になります。 | ||||
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この作品を読んだ動機は、まさしく「アカデミー賞受賞!(国際長編映画賞受賞)」というカバー帯に引き付けられたからです。本屋さんの店頭で私の腰の高さくらいまで山のように平積みされていたし。 巻頭の「ドライブ・マイ・カー」これがアカデミー賞受賞映画の原作。(「ドライブ・マイ……」に加えて同じ文庫所収の「シェエラザード」「木野」もネタ作品として挙がっている) 私的には、この巻頭作が一番面白かったです。無口で愛想笑いひとつしないけど車の運転は滅法上手いという24歳の専属女性運転手みさきが個性的で好感がもてました。主人公の中堅俳優 家福 (かふく) と運転手みさきとの車内でのやり取りが、禅問答のようで非常に面白いです。後半の会話は急に奥が深くなります。 本短編集6作を読み終わった後、私はもう一度「ドライブ・マイ・カー」を読み返して感動を新たにしました。面白いだけでなく、人生の (あるいは男女の) 機微を穿っていてすごく深いものを感じさせます。 なお、家福 (かふく) という主人公の名前からは否応なしにカフカという名前を連想させられました。 家福は (最近亡くした) 女優の妻をイケメン俳優 高槻に寝取られていたという過去をもち、妻の死後、その高槻と一時的にせよ友人になり何度も酒場に足を運び、妻 (高槻にとっては愛人) のことについて酒を酌み交わしつつあれこれと語り合いますーーこういう一種の不条理に身を任せる役回りを考えれば、家福=カフカという連想はきわめて自然なのかも知れません。 「イエスタディ」幼なじみのカップル木樽と栗谷えりか。うだつの上がらない、しかし超個性派の浪人生 木樽と上智大学にストレートで合格した才色兼備で常識派のえりかの組み合わせが秀逸です。物語の話者 (僕) によって語られるその恋の行方も、読者の想像のはるか斜め上を行っていて、作者村上春樹の技巧の冴えを感じました。最後のほう、16年後のえりかと物語の話者 (僕) との再会時の話はちょっと胸がキュンとなりました。栗谷えりかの見る「氷でできた月の出てくる夢」はガチでロマンチックですね。 「独立器官」強固な独身主義者の整形外科医 渡会 (とかい) はその経済力と中庸を心得た (ある意味 誠実な) 人柄が相俟って多くの女性 (人妻含む) の気にいられ、彼女らとの洒落た会話と後腐れのない情事を日々楽しんでいた。ところが、そんなすこぶる要領がよく女性の扱いに長けた渡会が、あろうことか、ある人妻に真剣な恋をしてしまい……というお話。最後の方に「独立器官」という言葉が出てきて、その意味するところが非常に興味深かったです。 「シェエラザード」毎夜情事のあとにシャリアール王に不思議な物語を聞かせ続ける美しい妃、というアラビアンナイトのストーリーを借りて出来た短編。 羽原 (はばら) という主人公の住む「ハウス」を週2回の頻度で訪問し、羽原と交わったあとに不思議な話をするのは、彼より4つ年上で35歳の一見平凡な主婦。ところが彼女の語る話の面白いことといったら! 彼女 (作中では文字どおりシェエラザードとあだ名されている) の語る話がとにかく猛烈に面白く、夢中で読了しました。彼女の前世は「やつめうなぎ」だったという最初の話から、その話術の巧みさリアルさに引きつけられました。 「木野」←この作品と「シェエラザード」が、映画「ドライブ・マイ・カー」の中にネタとして取り入れられているだけあって、本作も「シェエラザード」同様引き込まれました。浮気をした妻と離婚したあと、伯母の経営していた喫茶店を譲り受けてバーに改築し「木野」と命名して営業を始める男 (木野という名前) の物語なんだけど、最後まで読み進めると、神話的な印象さえ感じさせる秀作でした。 よく文学作品を褒める言葉として「神話的作品」とか「神話的な域に達している」とか言うけど、その場合の「神話的」とは、「神話が有するような普遍性を獲得している」という意味らしいです。だから、神話的という誉め言葉が似合う作品は、やはり文学としてのスケールが大きいということになります。 「女のいない男たち」この作品が一番最後に書かれた (単行本書き下ろし) らしいです。象徴的な題名どおり全編を締めくくる作品に仕上がっています。「これまでの作品の総括」みたいなスタンスで、なおかつファンタジックな作品です。 妻が自殺したことをその夫から夜中の1時過ぎに電話で知らされた男の回想譚。その死んだ人妻 (作中ではエム) は物語の話者 (僕) が昔付き合ったことのあるいわゆる元カノで、「僕」は、彼女と14歳の時に知り合ったと思いたがっている。そして彼女との思い出にふける。現実に大人になってからの付き合いだったが。 エムについて「僕」が一番よく覚えているのは彼女が「エレベーター音楽」を愛好していたこと。「僕」とエムは音楽を聴きながら、あちこち車でドライブしたり愛を営んだりした。その描写が秀逸。読み進むうちに、フランシス・レイの『白い恋人たち』やパーシー・フェイスの『夏の日の恋』など、美しい音楽が自然に頭のなかで鳴りだす心地よい作品でした。 あと、この作品、いわゆる「信頼できない話し手」という近年流行 (?) の手法によって書かれているようで、その点も興味深かったです。 | ||||
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ドライブマイカー見た後に購入。タブレットで読んでいるがなれなくていっこうに進まず。紙媒体だと一日で読めるのに。 | ||||
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男の恋の切なさを感じる作品だった。まあ女性もいたが。恋ってつらい。 | ||||
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「ドライブマイカー」が読みたくて購入、いずれも孤独で寡黙な男性で音楽そして女性が必ず絡む5作品、短編であるがいずれも印象に残る作品であるが個人的には「イエスタデイ」が面白かった。 | ||||
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映画「ドライブマイカー」がアカデミー賞取ったので、原作を読まなくてはと読みました。村上春樹のノベルはたいてい読んでます。でも、村上春樹のファンではないと思っている。いや思い込んでいる。いや、村上春樹に嵌まってはマズイと思っています。でこの短編集を読むとやはり嵌まった。なぜ「ドライブマイカー」を監督は制作したか?がわかる。そういう作品集です。 | ||||
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ドライブマイカーを見てから読みました。短編のいくつかの箇所が反映されてましたね。 村上春樹は良く読む私的には、『木野』が良かったですね。 | ||||
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時々、短編集も読みたくなります。ドライブインカーを読んでみたくて買いました。 | ||||
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よくも悪く悪くも悪くもいつもの村上春樹という感じ。筆力で読ませてくれるのですが、結局何が言いたかったのか、何が言いたいのかと考えるこちらの方が愚かなんですよね、そうですねスミマセンという感じの本です。 | ||||
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『ドライブ・マイ・カ-』を観て、その原作ということで手にした。村上春樹は、へそ曲がりで敬遠していた『ノルウェ-の森』を最近読んで、最近の作者の変化にも興味があった。 結論から言うと、村上春樹は変わっていなかった。本作は、『女のいない男たち』であるが、登場人物はセックスに困っていないし、女がいなくなっても一時的な話である。6つの短編が収められていたが、映画にもなった『ドライブ・マイ・カ-』は、面白かった。 その他の作品は、作者の「まえがき」によるとスラスラ筆が運んだとのことであるが、味わいに乏しくあまり楽しめなかった一方、苦労して書いたという「木野」は重厚で一番読みごたえがあった。 本書には関係ないが、映画の『ドライブ・マイ・カ-』は、『シェエラザ-ド』『木野』の内容を一部盛り込んだ結果、盛り込みすぎで散漫な印象。思い切って30分位カットすると、より『ワーニャ伯父さん』の場面が映えたと思う。 | ||||
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今まで村上春樹氏の作品はあまり好きになれなかった。何となく、生理的に受け付けなかった。 しかし映画「ドライブ・マイ・カー」が話題になったのをきっかけに本作を読んでみたところ、村上氏の作品として初めて共感を持てた。 本作は短編集であり、その中の同名作品が映画化されたわけだが、「シェラザード」や「木野」からも引用されている。 また映像化されたわけではないが、主人公の恋敵(?)高槻の目線で見ると、最終話の「女のいない男たち」のようなことがあったかもしれないし、「独立器官」とは真逆の結果となったものの、失恋により自暴自棄になる男という点では共通している。 映画はこの短編集全編を再構築して新たにできた作品という印象である。 以下【ネタバレあり】。 冒頭の「ドライブ・マイ・カー」は、妻を喪った男が主人公。子供はいなかったが、夫婦仲も良く傍目には理想的なカップルに見えたであろうが、妻には秘密があった。今までそのことに気付いていながら気付かないふりをしていた彼。その理由は妻への愛情や信頼、大人の物分かりの良さや余裕からくるものではなく、詰問して真意を知ることで妻を失うことが怖かったから。 彼女の死により、永久にその心の内を知ることができなくなったか彼は妻の浮気相手に近付くが、答えを得ることはできない。最終的に彼の心に浸透したのは、彼の専属運転手である若い女性のありふれた慰めの言葉だった。 「イエスタデイ」は、本短編集の中で毛色が違う作品だ。語り手“僕”の学生時代の友達とその恋人の話。やがて二人は別れ月日が流れる。彼女に再会した僕が友人との復縁の可能性を尋ねると彼女は首を振る。 とはいえ、読者としては結局一緒になるのではという希望を抱かずにはいられない。 作中、ビートルズの「イエスタデイ」の歌詞の改作に関し、著作権者の要望が入ったことから大幅にカットされたとのこと。映画でもビートルズの同名曲が使えず、非常に残念だ。 「独立器官」はとにかく可哀想という印象の話。 「シェラザード」はいかにも村上氏っぽい話。作中彼女の語る物語は途中で終わるが、映画ではその続きが語られる。 「木野」は「ドライブ・マイ・カー」と対をなすような話。妻の浮気現場に遭遇した男の物語。彼は妻と別れ、バーを開業し新しい生活を始める。そこに“木野”という客がやって来る。 とんだ修羅場ながら冷静に対応した彼だが、本当は痛く傷ついていた。 果たして木野は実在する人物なのか。幻想的な話でもある。 最終話「女のいない男たち」は本作単行本のための書き下ろし。本作は作者自ら例外的と認める“まえがき”のある作品だが、この表題作はエピローグ的。 やはり「ドライブ・マイ・カー」からの派生したような作品で、こちらは浮気相手側が主人公かつ語り手。 以上、本作は各々別人なれど“女のいない男たち”が主人公だが、元々いないというよりは“かけがえのない女性を失ってしまった”男たちである。薄めからはじまって後の作品になるほど濃くなっていく印象だ。 もう一つ主人公に共通することといえば、男性に対してよく“少年の心を持った”などと形容されることがあるが、本作の男たちは“思春期あるいは青年期の精神を有して”いる。 前者が少年のようなやんちゃさ純粋さを持っている人を表すのに対して、後者は少年のように純情でなくても、大人のように乾ききっているわけではない。孤独で自己意識の高さと自信のなさが共存していて情緒不安定気味だ。 一見大人で思慮深く理知的ながら、実際割り切れるものではなく、心はめちゃくちゃ傷ついている“女のいない男たち”。彼らに必要なのは泣くことだ。そんな彼らが切なくも愛おしい。 | ||||
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短編集なので、とても読みやすいです。この中の「ドライブ・マイ・カー」は、西島秀俊さん主演で、アメリカでゴールデングローブ賞を受賞し、また、日本では、日本アカデミー賞の各賞を総なめにしました❣️ | ||||
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面白い。 | ||||
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